うめちゃんからの手紙 2018 No.112 Out on the weekend, and then what?

うめちゃんからの手紙 2018 No.112

ウキウキお出かけうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.112

私が毎晩見る夢というのはあまり突拍子のないものや現実離れしたものは見ない事が多いように思います。
そのほとんどが現実に起きた事をなぞるようなものであったり、予知夢であってもイメージトレーニングのようなものでそれ自体も現実的。
今朝起きた時に覚えていた夢は過去に起きた事なのか、これから起こる事のなのかはっきりとはしていないのやけれど、とてもワクワクする夢でした。

祖母のサマーハウスが夢に出てきました。
サマーハウスの敷地にタープを張りマリーちゃんとはるちゃんと夏の星空を見ながら語らったり、焚き火の火の始末を心配したり、服や髪の毛についてしまった煙臭さを気にしていたり、朝露で寝袋やブランケットがぐっしょりしないだろうかなどと、夢の中の私も現実と同じで少し心配性で世話焼きでした。
しきりに英語で天の川を意味するミルキィウェイを連呼するマリーちゃんをウェイウェイとからかうはるちゃんの姿だけが現実には起こりえない事だなぁと夢の中の私は冷静になってしまっていました。
私は天の川の美しさに驚きつつも、やっぱり焚き火の煙の匂いが髪の毛についてしまった事を気にしているようでした。
夢の中で眠りから覚めるとやっぱりタープの下でも朝露で身の回りの物が湿気っていたのでした。
そして朝靄の中、建屋の影を寝ぼけ眼で探しトイレに向かったところで目が覚めたのでした。

夏を意識させる夢でした。
現実に同じような事が起こるのであれば、私は興ざめしてしまうような心配ばかりせず、ぼんやりとポツネンと時の流れに身を任せそれを思い出に変える事に集中したいです。

でも夢が私が強く願う事を見せてくれる体験だとすれば、私が本音で望んでいるのものは場所が変わっても続けられる友人達との日常なのかもしれません。
楽しもう、楽しませようと奮闘するけれど空回りしてしまう事が多い私。
できる事ならいつもと同じ事をゆっくり丁寧にこなしていきたいと本音では願っているのかもしれませんね。
でも友情というムツカシイものに永続性を求めてしまう私は確かに夢見がちでもあるのかもしれません。

今朝はすごく美味しい紅茶を朝ごはんの時に頂きました。
父がロンドンの友人から送って頂いたものを分けてもらいました。
そのお茶のパッケージにはAlgerian Coffee Storesが販売したもので種類はアッサムティーと書かれていました。
子供の頃に父に連れられ行った事のあるお店でした、もしかしたら父もそれを覚えていて私に送ってくれたのかもしれません。
美味しい紅茶を飲みながらヒロシが買ってきてくれたペリカンのパンを私の分とたまえおばちゃんの分を切り出し手網で焼きました。
ヒロシとはじめおじさんは朝一番で湘南まで出かけて行っているようでした。
はじめおじさんの知り合いの雑誌で湘南野菜を使った料理の写真が急ぎで必要になったそうで、はじめおじさんはサーフィンに出かけるついでに朝から知り合いのキッチンで撮影用の料理を作ってくるのだとおばちゃんは言っていました。
女の人の名前で実は男の人が書いていたり、無骨な印象の男性名が実は若い女性であったり、料理と一緒に写っている人が作っているように読者に思われている料理も実ははじめおじさんとライターさんのお母様や近所のおばさま達のチームプレーだったたり、また少しエレーヌ・シクスーの本とバルトの作者の死をしっかり読み返したいなぁなんてぼんやり考えた朝でした。

今週もヨガ教室に行ってきました。
今朝は新大橋のあたりでマリーちゃんとばったり会い二人で一緒に教室へ向かいました。

私がいる事を認識していない状態の友達を離れたところから見ていると不思議な感覚に陥る事があります。
昔、松岡正剛さんが編集のお仕事について語ってらした事があり、その時の言葉で印象的だったのが「紙コップがここにあったとしてこれをどう呼ぶか、商品名であったり、ゴミであったり、消耗品日用品…目的や使い手で呼び名がいろいろと変わりますよね…呼び方を考えたり自由にものとか概念や価値観を変える行為…これを編集と呼んでいる」というような事をおっしゃっていた気がします。
私が居ない世界でもマリーちゃんは歩みを進め、少しにこっと笑ったり、まだ眠そうな目をこすったり。
マリーちゃんをカタチ作るモノに私は含まれているのだろうか、マリーちゃんを説明する時に私というコトバは含まれているのだろうか。
私がいる世界、言葉や人が私を中心に流れている事を当たり前として、日常として認識しているのではあるけれど、私がいない場所で大切な人たちが普通に営みを続ける姿を見ていると途端に日常が劇場的に見えてしまうような錯覚に陥ってしまうのでした。

ヨガ教室の後に今週もてるこさん、田中さんそして私とマリーちゃんの4人でお茶をしてきました。
ゴールデンウィーク中の計画をみんながそれぞれ話していた時、てるこさんが彼氏と京都旅行に行くのだけれどオススメの場所はある?と私に聞いてくださいました。
パッと聞かれると自分の地元なのだけれど見て欲しいところがありすぎて、すぐには出ないもので…
朝自分がパンを焼くのに使っていた京都高台寺近くの金網つじの焼き網を思い出し、コーヒードリッパーや、網焼き器、豆腐網の手作り体験がある事、坂が大変だけれど清水寺も見てこれるしオススメですよと伝えました。
人から観光名所を尋ねられ、キッチン用品の事を思い浮かべてしまう、コーヒーや自分が好きなパンに関連してしまう事になんでも結びつけてしまう、重症だなぁと自覚してしまいました。
金網つじは京都に残り数軒となってしまった数少ない金網細工の手仕事の店の一つです。
てるこさんが興味があるかわかりませんが、ありといえばありやなぁとも思ったのでした。
今度矢田寺に紫陽花を撮りに関西に戻る時に久しぶりに私自身も金網つじを見に行ったり、平安神宮近くのがま口専門店に寄ってみたいなと思いました。

もしみゆきちゃんが京都から東京に遊びに来てくれたらどこに連れて行ったらいいのだろうか。
母は父の事をデートの名人だと褒めていました。
予定を立てたり人を楽しませたりするのが上手な人に私もなりたい。

うめこ


今日の一枚

Nikon FM3aとAi Nikkor 35mm F2 / Kodak Gold200

Nikon FM3aとAi Nikkor 35mm F2 / Kodak Gold200


今日の一曲

Nujabes – Feather

Nujabes – Fether


今日の一冊

よかった。
でもミニクーパーを譲渡って…

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