うめちゃんからの手紙 2017 No.190 時間を守る事の大切さ。

うめちゃんからの手紙 2017 No.190

寝ぼけうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2017 No.190

今日はいつもより早く午前三時に目が覚めてしまいました。
4時半前後にいつもは起きています。
あまりに早いのでもう一度眠りにつこうと頑張ったのですが不思議と目がすぐに醒めてしまい二度寝は出来ませんでした。
仕方がないのでシャワーを浴び30分程度かけストレッチをして体をほぐしました。
1時間早く起きたから一時間得をするというわけでもなく、日中少し体がだるくなってしまう分損をしている気はします。

私の家族も全員朝方です。
6時半頃まで勉強をして、ヒロシとはじめおじさんが起きてくるのを待ちました。
ヒロシとはじめおじさんが起きてきてから浅草寺まで散歩に行ってきました。
散歩をしながら私が今朝見た、学校の試験が全てコンピュータライズドされてしまい答えが分かっている問題でも答えが機械に打ち込めず泣きそうになるところで目が覚めたという悪夢の話をしました。
はじめおじさんにもヒロシにも笑われてしまいました。
機械を扱うことへのトラウマなどがあるわけではないのですが、私は異様にコンピュータライズドされた社会への恐怖感が深層心理にあるようです。

双子が生まれてからはじめおじさんはたまえおばちゃんと一日中一緒に過ごすようになり、ずっと共働きできたからおばちゃんと双子の赤ちゃん、家族全員が常に家にいる事が不思議な感覚になるという話をしていました。
たまえおばちゃんの職場から早期に復帰して欲しいと連絡が来たりしているようなのですが、たまえおばちゃんは1年は産休をとりたいし、できる事ならもうフルタイムで働くのをやめて数年間は育児に専念したいと言っています。

おばちゃんのお仕事が特殊でおばちゃんがいない日数x仕事=誰にも処理できない仕事といった感じに溜まりに溜まっていってしまう一方だそうで、後任が見つかるお仕事ではないので魔法省も困っているそうです。

単純に私の親族かおばちゃんと同じレベルの魔法省からの免許を持っている魔女か魔法使いを探してこなければいけないので、大変な事なのだとは思います。
おばちゃん以外の魔女や魔法使いの人材は単純にもっとお給料がお仕事に流れて行ってしまいます。
おばちゃんは職場が家から近いので通勤で時間が無駄にならないという事だけでこの仕事を続けていたそうです。
私はおばちゃんとはじめおじさんの意思が尊重されるのが一番で、そうなるように願っています。

おばちゃんは学生時代から常に平常心マイペースが座右の目の魔女で有名です。
ビッグママ先生が以前おっしゃっていたのは、学生時代からたまえおばちゃんにとって一番大事なのは自分の時間で、一緒に遊んでいても時間になればどんなに盛り上がっていても定時に帰っていたのだそうです。(よっぽど母が駄々をこねたり泥酔していたら面倒を見るために付き合ってくれてはいたみたいですが…笑)
もちろんアルバイトやお仕事でもクビになることや上司の嫌味もなんのそので、どんなお仕事でも定時にはきちんと家に帰っていたのだとか。

おばちゃんがこの事について以前私に話してくれました。

「お金というのは信用を紙にした概念で分かりやすくどの国でも使われているけれど、時間も有限で信用を伴うものなのに形に見えないから軽率に扱われがち。目に見えないけれどこれが一番大事なものだと私は思っている。」と言っていました。

時間はタダではないしお金で信用を失うとの同じで時間を守らない事ルーズな事で人の信用を簡単に失ってしまう事もあるという事をきちんと自覚して毎日過ごしなさいと私にもよく言っています。

ふと先週末ヨガ教室でお姉さんが話していた事も思い出しました。
お姉さんはお金と時間に正確無比だという男の人に惚れてしまったというお話でした。(予定していた時間にきちんと現れ時間になったらきっちり帰り、食事の会計もきっかり計算していった方だそうです。)
お姉さんはおばちゃんよりも気難しい人です。
お姉さんはほとんどの事は許せるのだそうですが、時間を守れない人と予定をドタキャンする人はそれだけで二度と会いたくなくなってしまうのだそうです。

「私は5千円のものを壊されたり無くしたりしても許せるの、買い直せばいいもの、お金を使えば。けれど時間は不可逆で取り戻す事が絶対にできないものなの。だめになった時間ってタチ悪くて1時間損したと思ってもその1時間のために準備をしていたり、他の事で無理をした事も巻き込まれてダメになっちゃう事がほとんどなわけ。人の時間を粗末にする人は宝石泥棒よりも無形な分たちがわるくて、実質は心を盗んで傷つける行為なのよ。だから時間をきちんと守れる人、時間の価値がきちんとわかっている人が私の理想の恋人だね。」と言っていました。

さすがに一度や二度くらいの遅刻は許すとは言っていましたが、何度も続く人とはもう連絡を取らないようにすると言っていました。

すごく厳しくて怖いなと最初は思ったのですがおばちゃんの話やはじめおじさんと散歩の道中で話した事で私の考えも変わってきました。

例えばお姉さんが週末にデートのために4時間分時間を捻出したとします、でも実際は4時間のためにお姉さんはそれ以上の時間をデートの準備や、その時間を作るために他の予定を切り詰めたり、家族との予定、いろいろな事を犠牲にしてその4時間を作っているのです。

はじめおじさんや私のアルバイトの客商売でもたまにセールスの人が押しかけてきて長時間居座り営業に差し支えてしまう事もあります。

上司に名刺をもらってくるまで帰ってくるなと言われているんですと泣きながら土下座をした人も過去にはいました。
なんだかなぁと見ていてこちらも心苦しかったのですが、そのセールスの方が10分でも居座るとその間にかなりのお客さんが近づくのを躊躇してしまいこちらには損失が多くなってしまいます。
彼らはものを売りつけに来ているだけでお金を使ってくれないのもタチが悪いのです。

カフェのアルバイトで無銭飲食をした人がいました。
800円弱の金額だったのでマスターはお金ができたらまた払いに来てくれればいいと言ったのですが、結局その人は自首をして警察が来ました。

なんとありえない事に開店してすぐに警察の取り調べて私もマスターも警察署に行く事になり、カフェが女将さんだけのワンオペで1日まわさなければいけなくなってしまう事がありました。
テンプレート的に事前にほとんどの内容が書かれた調書が用意されていたのですが、すべてのページを私もマスターも最初から読まされ齟齬がないか確認を取らされました。
無銭飲食をした人は年寄りのおばあさんだったのですが、「お金を払わずに逃げようとした犯人に恐怖感を感じました。このような人が社会にいるのは許せません、犯人が厳正な処罰を受けこのようなことが起きないように対処してもらう事を願います」と書かれていたのには違和感を感じました…

でもやっぱりいちばんのダメージは無銭飲食犯のために1日マスターと私がお仕事ができなかったことです。
800円じゃ済まない損失です。
コーヒー豆の発送業務やケータリングの食器類の回収ができなくなってしまったのです。
私も家に帰れたのが本当に遅い時間で次の日の勉強も集中を欠く事になったのを覚えています。

後日その無銭飲食のおばあさんのご家族がお金を持って謝罪に来たのですがその日も長時間店内で必死に謝られ、その時も常連さん達の相手ができなくなり、なんだかなぁ、この事はきっとおばあさんのご家族の事情もあるのやろうけれど、本当にスカッとしない思い出となりました。

些細な事や30分の遅刻だとしても、実は大きな事が雪崩のように大きなカオス的展開を起こしてしまう可能性がある事を自覚しなければいけないなと思いました。

うめこ


今日の一曲

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Chara – しましまのバンビ Chara’s UNION LIVE HOUSE TOUR 2007

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