うめちゃんからの手紙 2016 No.072

うめちゃんからの手紙 2016 No.072

クラスの子とか喫茶店のアルバイトでくるお客さん達にうめちゃんも眼鏡やなしにたまにはコンタクトとかにしてみたらいいのにとか言われる事があります。
クラスの子はカラコンとかで目をでっかくしたりしてまるで外人さんみたいな子もいます。
母やおばちゃんと同じく先祖代々ど近眼の魔女の遺伝子を色濃く引き継いでいるので眼鏡が必要ということもありますが、私の眼鏡は魔具なのです。
勘違いされがちなのですが、見るためだけではなく見せるための眼鏡でもあります。
言い方を変えればある意味眼鏡が私の本体でもあります。
母がややこしい契約をフェニックス(不死鳥ともいいますね )としたがために私は気を抜いてしまうと姿が消えてしまいます。
幻の鳥のフェニックスを体に取り込んで病気を治してしまったので私もうっかりしていると幻になってしまいます。
今思えばただの風邪だったのに母がフェニックスに騙された気もしないではないです。
フェニックスたちは何千年、何万年と生きているのもザラにいて生きてきたことに満足し飽きると興味本位で人間と融合し寿命を分け与えたりして寿命を終えるのだそうです。
まぁ本当に私が死にそうな病気だったのかもしれないので、今生きていることに感謝はしています。
そんな彼らは普段は見る事がなかなかできません、なんでなん?と直接聞いたこともあるのですが、
「虹って知らない間にぱーって出てきて知らない間に消えてしまうやん?そういうもんやん、深く考えてみても俺らもわからん!うめちゃんが学校行って勉強して賢くなっておっちゃんたちに教えてくれ!」とうまいことごまかされてしまいました。
そんなわけで私は眼鏡をかけていないと身内にしか姿が見えなくなってしまうのです。
私が消えて見えなくなってしまわないように父がこさえてくれたのです。
眼鏡をしていなくても父や母、ヒロシ、おばちゃん達は私を見る事ができるそうですが人間や他の魔女達からは見えなくなってしまいます。
嬉しいことに、眼鏡をかけていなくてもはるちゃんとマリちゃんからは私の姿が見えるそうです。
理由は分かりません。
私の友達だからかもしれないし、二人がすごい魔女の素質があるからかもしれないし。
単にいい子達やからかもしれません。

そんな大事なメガネですが母に今までに何度も踏まれ、使い魔にもしょっちゅう踏まれ、潰されまくっているので東京に来る際に父がスペアを3つ持たせてくれました。
今のところ全部無事!

今日は私の眼鏡のお話でした。
おやすみなさい。