うめちゃんからの手紙 2019 No.054 変わらぬお茶目な姿

うめちゃんからの手紙 2019 No.054

イベントでこっちの方のDJもやるうめちゃんの祖母。

うめちゃんからの手紙 2019 No.054

今日はとても嬉しいことがありました。
ヨガ教室から戻り部屋を掃除しているとたまえおばちゃんに祖母から電話が入っていると呼ばれました。
祖母が東京駅で私が幼少期に大変お世話になったお医者様とばったり会ったそうで東京駅まで出ておいでとの誘いの電話でした。
この先生との思い出は大変多くあるのですが、とても面白い方で私がいつか物書きを生業とする日が来るのであれば必ず大切なキャラクターとして登場させたいと常々思っている人です。
私の母や叔母が自分の持ち物すべてに名前を書いているようにこの先生も同様にマジックで大きな文字で白衣からサンダルから全ての持ち物にひらがなで記入されていた事、診察室の先生の机にいつもゲーム機やお菓子が置いてあった事、お仕事で使っている筆記用具がアニメ物だったこと…e.t.c
そして男性医師なのですが身長が私の母と近くおそらく150cm前後だと思うのですが、子供心に親しみを覚えるとても小柄な先生でした。
ちょうど私のアルバイト先の常連客の一太郎さんにも似た雰囲気です。
先生は他の病院の婦長さんとお見合いで結婚されたのですが、一太郎さん夫妻と同じく先生よりも奥様の婦長さんの方が大きな方なので時々姿を重ねてしまいます。

先生は有楽町で呼吸器系の勉強会のような集まりがあったそうで、そのために京都から来てらしたそうなのですが、東京駅丸の内口から歩いて行こうと思っていたそうなのですが迷子になってしまい途中で会合に行くのがめんどくさくなってしょぼくれていたところ祖母とばったり会い祖母が会場まで連れて行ったのだそうです。
職場の大きな病院で迷子になり持たされていた院内PHSで看護師さんなどに連絡を取っていたエピソードが思い出されます。
シェイクシャックを食べてみたいという話を先生が祖母にしていたそうで、私を呼び出しみんなでシェイクシャックを食べながら久しぶりの再会を喜び会おうという運びになったわけです。
先生はシェイクシャックを大変気に入ったようでお住いのある京都まで買って帰ろうか悩まれていましたが、祖母が東京駅で買えるシウマイ弁当や今半のすき焼き弁当なども美味しいと勧めたところシウマイ弁当も食べたかったのだと照れながら笑っていました。
シウマイ弁当がある売り場まで先生が無事にたどり着けたかはかなり心配です。
久しぶりの再会だったのですが、先生は相変わらず若々しく白髪も一本もなく驚きました。
そしてカバンからチラチラと任天堂Switchが見えており、帰りの電車で遊びながら帰るのかもしれないなと想像し、変わらぬお茶目な姿に少しほっこりしました。

さて話は少しそれますが、祖母と田中さんと私と先生で座りながら食事を楽しんだのですが、改めて祖母は人にインタビューするのが本当に上手だなぁと再認識しました。
ラジオのお仕事やアーティストの育成のために色々な個性を持った方達に会いインタビューをするのですが、なぜだか今日は祖母のインタビューの姿勢がとても勉強になると感じました。
職場で出しているZINEやブログ記事などで人に会いインタビューをすることが私もあるのですが、私は祖母のように上手にインタビューすることが出来ません。
素晴らしい人達に出会う機会に恵まれているのに、その方達の素晴らしい考え方や個性をうまく聞き出せないのはせっかく時間を割いていただいたのにとても失礼なのだなと痛感しました。

うめこ


今日の一枚

k770i

リスボンで撮影


今日の一曲

Patti Smith Interview: Advice to the Young | Louisiana Channel

Patti Smith Interview: Advice to the Young


今日の一冊

斉藤洋 (著), 杉浦範茂 (イラスト) / ルドルフとスノーホワイト

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