うめちゃんからの手紙 2017 No.061

うめちゃんからの手紙 2017 No.061

子供の時に子供服のモデルをやっていたのですがその時のカメラマンのおばちゃんが東京にやってきているので久しぶりに会ってきました。(小さい頃の私はずっと同じポーズでずっと立ってることができる子供なので珍しかったのだとか。)
父の大学の時の先輩で母の友達です。
撮影とかは別に苦ではなかったのですがそのカメラマンのおばちゃんが撮影のたびにチョコボールを私に持ってきてくれていました。
けれど母が虫歯になるからといつも私から取り上げていたので当時の写真を見てみると不機嫌そうな顔でばかり写っている気がします。
自分が食べられないものをもらってもそれでもありがとうございますと言わなければいけない不条理。
でも母自体チョコレートが苦手な人なので誰がチョコレートを食べていたのやろう…今でも疑問です。
父もチョコレートを食べるとお腹をくだすのです。母も父もではないとなると使い魔の誰かかなぁ。
未だにチョコボールの事を覚えているのですがカメラマンのおばちゃんには何も言いませんでした。

ちょっぴり悲しいことがわかったのですが今ヒロシが使っているもう一つの私のカメラ、プロカメラマンのおばちゃんが見てくれたところ僅かにネガに光漏れの線が写っているとかでモルトというスポンジの張り替えをしたほうがいいと教えてもらいました。
もやがかかったみたいに真っ白になってしまっている写真がたまに出てしまうことがあったのですが原因がわかってホッとしたと同時にせっかくのカメラが修理しなければいけないということがわかり少しショックでした。
とても悩みます。今お気に入りのライカで撮った写真は全く問題がないのですが、せっかく祖父からもらったもう一つのカメラ、治してもっと使ってあげたい気持ちも沢山あります。
正直に言うとライカは楽なのです、軽いしピント合わせも全自動かなというくらいすぐに合わせられるので…どうしても楽で軽い方ばかり使ってしまいます。

おばちゃんに中学の時に撮ってもらった写真をもらいました。
やっぱりプロのカメラマンはほんまに上手やと思います。
でもはるちゃんも負けてへんなぁと思いました、けど私はやっぱり下手や…

久しぶりに小さい頃からの私を知る身内以外の人に会うと色々考え込んでしまうものです。
少しは自分は成長しているのやろうか、どのようにカメラマンのおばちゃんには私が写ったのかなぁとか、色々考え込んでしまいました。

これなのですよ、私が1日もやもやしてしまった原因は。
カメラがなかなか上手になりません。
はるちゃんがめっちゃ上手になってきたのが本当に羨ましいのです。
コーヒーも入れるのめっちゃ上手んなってきたしなぁ
私はいつまでもへたっぴ。
フラストレーチョンがたまって泣いてしまいそうなほど悔しいです。
めっちゃ父に会いたいです。
母はほぼ毎週末おばちゃんに会いに来るのですが、父とはお正月以降全く合っていません。
父に色々話を聞いてもらいたいです。
母は私にいろんな話をしてくれて楽しいのやけれどあんまり私の話を聞いてくれないのです。
ヒロシはいいやつやから色々話を聞いてくれるのやけれど、ヒロシは底抜けにポジティブやから私を褒めてくれたり頑張ってるやんというばかりで…

カメラの本を明日ヒロシと本屋さんに見に行って買って勉強し直そうと思います。
一朝一夕で上手にはならないのはわかっているのですが、それでも友達のほうがぐっと上手になったのは悔しいのです。

久しぶりに会ったカメラマンのおばちゃんに前よりもっと面白い顔になったと言われた梅子でした。

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