目次
初めてKentmere PAN 100を使ってみた
現像とスキャニング自体は2ヶ月近くも前に終えているのですが投稿するまで時間がかかってしまいました。
今回の作例とKiev 4AMでKentmere PAN 100を試すためにD-76現像液を新たに作り、その後Double-X 5222とも組み合わせて試行錯誤して行った流れでした。
画伯の雑記 – 2020年5月19日 Kiev4amとKentmere PAN 100で撮影してきました。
まだ20°Cの液温にこだわっていた頃で、それに起因するBromide Drag等が時々発生していました。
この失敗のおかげでいろいろな液温を試すようになり、HC-110やD96等も試してみようと奮い立たせてくれたように思います。
有意義な失敗でした。
数日ほど前にKodakの薬剤と紙部門が中国企業のSino Promiseに売却されたニュースがありました。
お気に入りの製品をずっと使い続けたいという気持ちは強いのですが、長く定番だったものが急に無くなることが近年目立ちます。
そういうことも踏まえいろいろな製品を試していくのが大事だと痛感いたしました。
これはフィルムに限った事ではなく、僕が学生時代に使っていた画材が法律が変わり学部生の間に姿を消した製品もありました。
カメラ、電子部品、そして感材も環境基準などが変われば制約ができ販売されなくなるものもあるかもしれません。
仕方がないことなのでしょう。
そんな時でも代替品は必ずあるはずで、いかに柔軟に対応していくがが求められる時代になった気がします。
愚痴ばかりも言っていられません。
不慣れなフィルムでも実力を引き出し楽しめるように知見を広めていきたいです。
LOMO LC-A / D-76 自家現像 Kentmere PAN 100 / 作例 20枚
使用したカメラ:Lomo LC-A / LOMO Minitar-1 2.8/32
使用したフィルム:Kentmere PAN 100
D-76 Stock Dev 20°C 7min, Stop Bath 2min , Fixer 6min, Photo Flo (同一現像液で1,2本目)
以前はKentmere PAN 100にそこまで高い価格という印象はありませんでした。
最近では800円を超えてしまっているので決して安価な価格帯の製品ではなくなりました。
結局Kodak Eastman Double-X 5222を当面の間使い続けていこうと決めました。
為替にもよりますが一本あたり450円前後で36枚撮りが作れ、性能自体も優れていると感じたからです。
次に試すとすればFomapan 400を考えています。
長巻フィルムが非常に安価で、それでもきちんと缶に梱包されている事が気になり試してみたいのです。
過去にFomaの倍以上する価格の長尺フィルムを買った時に黒いビニール袋に入っただけの製品が届いた事がありました。
安いのにしっかりしている印象を持ったので中身はどんなものか非常に気になります。
ご覧いただきありがとうございました。
Kentmere PAN 100 / この作例記事で使用したフィルムです。
Kodak D76 / この作例記事で使用した現像液です。
コダック Kodak D-76 デベロッパー 1ガロン 5160296