もう少しだけAGFAのフィルムのストックが残っている。
密を避けるため早朝の東京の街を散歩しておりますと、20代の頃の事を思い出したりします。
特に今と変わらずカメラを提げて歩いていたので、あの頃とは全く違う街を歩いているのに既視感のような、”慣れた感じ”の雰囲気に包まれます。
それでもコロナ禍の影響か心のどこかに焦燥感のようなものがあって、撮影の随所に焦りや雑な撮影だった痕跡が残ります。
昔、親しかった子と近江八幡に撮影に出かけたことがありました。
当時すでにほとんどの人がデジタルに移行し終えていましたが、その子がフィルムで撮影を続けていることを知っていたのでAGFA VISTA PLUS 200の自分のストックをプレゼントした事を覚えています。
その子が自分がずっと欲しかったフィルムカメラを提げていて羨ましなぁと思って見ていると目の前でその子がカメラ一式を落としてしまう事故がありました。
1日そのことが頭にこびりつき気になってしまいそわそわした事を覚えています。
元気にやっている事を願います。
今でも思い出してしまうのでした。
自分もカメラを落とし壊してしまったことがあります。
大変な時ですが焦らず落ち着いて物事に取り組んでいきたいです。
作例 30枚
使用したカメラ:Pen FT / FズイコーAUTO S 38mm F1.8
使用したフィルム:AGFA VISTA PLUS 200
Dev 39°C 4min, Bleach&Fix 10min, Wash 6min, Photo Flo (同一現像液で13,14本目)
古いストックのフィルムなので5年前に期限が切れているのですが、冷蔵庫保存だったので期限切れの影響はそこまで出ていないようです。
自分の現像液との組み合わせでは少し期限が過ぎたフィルムとフレッシュではない現像液の組み合わせの方が良い結果が出る事が時々あります。
増感して通常では強すぎるマゼンタが弱まって具合がいいフィルムもあったりします。
出来るだけ気づいた事や失敗等は記録に残していますが、忘れる事も多くここぞという撮影の時はやっぱり一番使用しているフィルムが安心かなぁと思っています。
今年の末から来年にかけてKodak Vision3のストックをまた増やそうと思っています。
昨年から使い続けてきて少しづつ分かってきたのとこれからも安定供給されていくであろうフィルムだからです。
なかなか手に入らない、もしくは廃盤になったフィルムを日常的に使うのは気が引けます…
AGFA Vista Plus 200は購入当時かなり安かったので大量にストックしていたのですが、人にホイホイあげてしまったりと今思えばもっと丁寧に使って残しておくべきだったと反省しています。
今日もご覧いただきありがとうございました。
画伯の雑記 – 2019年5月10日 Pen FTとAgfa Vista Plus200、都内散歩編。
昨年のほぼ同時期に掲載した今回と同じ組み合わせの作例記事
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