長い間使っていなかったワイコンを再利用。
0.45倍ということですので38mm x 0.45で約17.1mmの広角レンズになります。ただしハーフサイズなので35mmに換算するには1.447倍する必要があります。
ということでおよそ24.75mmの広角レンズに相当します。
Nikon FM3AにAI Nikkor 24mm f/2.8Sをつけ撮影した作例を最近公開しました。
あちらは元から24mmのレンズですので抜群によく写っていたのですが…今回はワイコンでお遊びです。
そもそもなぜ0.45倍のワイドコンバージョンレンズを持っていたのか?
ギャラリーのお仕事をしていた際にホワイトキューブ内の多くのものをできるだけ一つの画面に納める必要がありました。そこで0.75倍のリコー純正GW-2というワイドコンバージョンレンズを利用していました。
ちなみにこのリコーの純正コンバージョンレンズなのですが、写真でもなんとなくわかるかもしれませんが、途中からしかネジが切ってありません。そのため他のレンズなどに転用しようと思っても普通には付けられないのです。残念!
このワイドコンバージョンレンズはこれだけでは使用する事ができず、専用のGH-2というアダプターも準備する必要がありました。
レンズ自体は適正価格かなと思えたのですが、アダプターが意外にもいい値段だったため…なんだかなぁと当時は思ったことを覚えています。
アダプターとフードはただのプラスチックで安っぽいのです。
不満はありましたがアダプターをつけることでGR Digital 3でも43mmのフィルターなどが取り付けられるようになります、
焦点距離の35mm換算値で28mmに0.75した21mmという広角で撮影できるようになったのですが、もっともっと広角で撮りたいという欲があり、アマゾンで見つけた0.45倍というワイドコンバージョンレンズを買ったわけです。
焦点距離の35mm換算値で28mmに0.45倍です、約12.6mmという超広角を手に入れたわけですが…
満足のいく画質ではなかったということと、とても重たくなってしまい使わなくなっていたのです。
ふと手元にあったPen FTのフィルター径を見てみるとあら不思議同じ43mmだったので、思い切ってはめて見たところGR Digital3で使用していた時よりも具合が良かったのです。
そういうわけで今回テスト撮影をしてきました。
前置きが長くなってしまいました…いざ作例!
作例 (合計24枚)
オリンパス / Pen FT FズイコーAUTO S 38mm F1.8 /ネオパン100ACROS
今回の薬品と各工程の作業時間
Dev 20°C 6min30sec, Stop Bath 3min, Fixer 6min
SPD1:1 / FUJI酢酸 / マイフィクサー
EPSON F-3200でスキャン。
背景のボケがこんな感じになります。
苔むしていた石を撮ったのですがわかりづらいかな?もう少し接写するべきだったかもしれません。
とても被写界深度が浅い写真が撮れました。
柿がなっていました。
これは普通に何もつけずにとったほうがよかったかもしれません。砂利の粒感をもう少し綺麗に撮れていたらなぁ…
カラーで撮って見てもよかったかなと思った一枚。
このたい焼き、生地がとても美味しかったです。そして自分の好みに近い量のあんこで気に入りました。
今友達を連れていきたい都内のカフェ1位と言えるSingle Oさん。
少しだけ手ブレしていますが、割と綺麗に撮れた一枚。Single Oさんで撮影させていただきました。
予想はしていましたが、コントラストとシャープネスがガクッと落ちました。笑
とにかく広く写したい!という時には有効ですがやっぱりネットで買った安いワイドコンバージョンレンズなので限界があります。
でもとても楽しむ事ができました。
今日は以上です。