画伯の雑記 – 2019年8月23日 祖父に買ってもらったMinolta α-7。

日本橋のトキワカメラで買いました。

ミノルタα-7とタムロンのレンズ2本
昔に祖父と2人で大阪は日本橋に出かけトキワカメラで買ってもらったカメラです。
この写真についているズームレンズとMinolta α-7をその日に買い、半年後くらいに祖父がマクロレンズも買ってくれました。
その当時の日本橋は本当に胡散臭さもあったり猥雑もあったり、ハイスクールに上がったばかりの僕にはドキドキが止まらない街でした。
お店の人が端数を切ってくれてだいぶ値打ちに買えた思い出があります。

翌年くらいだったでしょうか、友達と日本橋を再び訪れカメラのナニワでHOLGAを買い2人で楽しんだ思い出もあります。

とりあえずミューズで

ミノルタα-7とミューズ

大切に扱っていたカメラなのですが加水分解だけは避けられず背面がかなりベタベタになっていました。
ミューズとアルコールで清掃しだいぶましになったのですが、なんかだちょっぴり悲しいです。
でもカメラは当時と変わらず快調そのものなので嬉しいです。

ミノルタα-7とタムロンのレンズ2本

Nikomat FTnで一眼レフデビューした後に祖父が高校で使えるようにと露出計の精度が良いカメラということで買ってくれた気がします。
EOSシリーズにするかミノルタにするかどちらがいいか聞かれ、祖父と同じのが欲しいと伝えた記憶があります。
ミノルタはフラッシュメーターが有名でα-7にも14分割ハニカムパターン測光という気合の入った精度の高い測光モード、スポット測光、中央重点的平均測光が選べ大変便利なカメラでした。
祖父はミノルタを使っていたのですが祖父の周でEOSを使ってる人がいたので僕にもEOSもええぞと教えてくれていたのでした。
今思えばEOSにしておいたらデジタルに移行した後もレンズが使いまわせて楽しかったかもしれません…

ミノルタα-7とタムロンのレンズ2本

カメラとセットで買ったこのレンズ、いろいろなところに持ち出しました。
広角側が28ミリから望遠が200ミリと大変欲張りなレンズで、本当に旅行には最高の相棒だったのです。
香川の友人と舞鶴で落ち合いフェリーで北海道に行ったこともありました。
有名な北海道の景勝地を尋ねたり聞いた事のある名前の土地を歩いてみたり。
途中友人と喧嘩したり、疲れが出てきたり、いろいろな思い出があります。
本当にお世話になった友人で今でも感謝しています。
当時大きなベルボンの三脚とリバーサルフィルムを持ち運んでいたのですが、ジェントルメンな友人が三脚を終始運んであげるよと手伝ってくれたのでした。
また機会があれば彼と再会しご飯やお酒を奢り、当時言えなかった感謝の気持ちを伝えたいです。

残っていたフィルムは?

ミノルタα-7に入っていたフィルム

実家から送ってもらったMinolta α-7の中にはフィルムが残っていました。最低でも15年は前のフィルムです。
期限はとうの昔に切れていたことでしょう。
この写真の日本を同時に現像したのですが、左のフィルムが今回の作例のフィルムです。
見ての通り真っ黒になってしまいました。
FujiのPRO400Hでした。
2枚だけ撮影済みのフィルムで、仕方がないので撮り切ってみることにしました。

現像後に分かったのですがこの15年以上前に入れっぱなしにしたまま撮り切れなかったフィルムは友人と鎌倉旅行に行った時のものだったということが分かりました、エモいカメラとフィルムですな。

こんなに真っ黒だけど

こんなに真っ黒なネガになってしまいましたが。
スキャン後にある程度は中身が確認できました。
もっと早くに使ってあげるべきでした、猛省。

Minolta α-7 / カラーネガ自家現像 作例 24枚

使用したカメラ:Minolta α-7/ AF28-200mm Super Zoom F/3.8-5.6 Aspherical XR [IF] MACRO
使用したフィルム:FUJI PRO400H
自家現像した後にEPSON F−3200でフィルムのスキャニングを行いました。

Dev 39°C 5min30sec, Bleach&Fix 10min, Wash 8min, Photo Flo 1min (同一現像液で29,30本目)

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

Minolta α-7 /FujiのPRO400H /カラー自家現像/Tamron 28-200

現像を終えてすぐはあまりに真っ黒なネガでショックを受けたのですが、スキャナを通して見るとひどいことには変わりはありませんが、絵が残っていて驚きました。
面白いのが粒子は荒いものの色はきちんと出たコマも数コマあったことです。
もう少し経験や知識があればこのように古いネガでも上手に活用できたかもしれません。
モノクロですともう少し救済できる自信はあるのですが、カラーネガはまだまだ勉強不足です。
荒い画像ばかりですが、今回も楽しめました。

画伯


Copyrighted Image

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。