うめちゃんと後輩のエリカちゃん。
うめちゃんからの手紙 2020 No.058
弟がまだ小さいのとコロナの影響もあり、母は家にこもって色々趣味に没頭しているようです。
体調等が悪く家から出られない時と違って、家から出てはいけないというお墨付きがあると逆に母は嬉々として家で過ごす時間を楽しく過ごせるのやと言っていました。
最近は一山で売られているジャンクのフィルムカメラを集めて修理していました。
OlympusのPenというハーフサイズカメラのシリーズを集中して治していたようで、私の友達にあげなさいと５台も送ってくれました。
誰にどう分けようか悩みました。
マリーちゃんはすでにオリンパスのハーフサイズカメラを持っているので余計に悩んだのですが、一応マリーちゃん、はるちゃん、まっちゃん、最近写真に興味を持っているエリカちゃんに連絡したところみんなが欲しいと言ってくれたので喜憂におわりました。
エリカちゃんとは今度横浜の中古カメラ店にはるちゃんが付き添って一眼レフのフィルムカメラを買いに行く予定が入っていたのですが、はるちゃんも話していましたが最初のうちはハーフサイズカメラでパチパチとにかく撮りまくって写真の楽しさを実感するのが大事だという結論に至りました。
ハーフサイズカメラ、終わりが見えないくらい大量に撮れるので楽しいです。
雑に使おうにも８０枚前後撮れてしまう事もあるため、せっせと頑張らないと反対にフィルムが使いきれず夏だとフィルムが痛んでしまい大変です。
母は一台あたり数百円から高くて1500円までで仕入れているようですが、きちんと手入れされ動いているものは結構な値段で取引されているようです。
私の母はドールハウス作り、ステレオ修理、刺繍、そしてカメラ修理と細かい作業がとにかく好きです。
細かけれ細かいほど楽しんでいるような気すらします。
母はきちんとした性格なので、ドールハウスにしてもステレオ修理でも教室に通い、カメラ修理に至っては認定のようなものを受けているみたいです。
双子の妹のたまえおばちゃんと同じく母も多趣味で好奇心旺盛なので娘の私も全ては把握できていません。
そんなわけで母のおかげで素敵なカメラが手に入りました。
前からハーフサイズカメラが惜しくてたまらなかったので誰よりも嬉しかったのは私です。
曽祖父の教育方針で、実践第一主義なので興味を持った事や場所があればやってみる行ってみるに重きをおく家族なのです。
亡くなったドイツ人曽祖母も新聞や本、メディアを鵜呑みにするのではなく自分で見聞を広めなさいと何度も祖母に言い聞かせていたようです。
普段は私とはるちゃんとマリーちゃんだけで学校では連んでいる事が多いのですが、おやつ休みやランチ休みの時は後輩のスーちゃんやエリカちゃんと卓を共有し話に花を咲かせます。
後輩に褒められると私もはるちゃんものぼせてしまうのですが、エリカちゃんもビッグママ先生に似て機械やパソコンが好きでカメラにも興味がとてもあるようでカメラの事を私達に聞いてくれます。
実はこれも魔女あるあるで、魔法と対極にある科学や機械に興味を持つ魔女は本当に多いです。
魔法を使う側からすれば科学こそ摩訶不思議に写るのですよ。
話は変わって…
今日、大和田美帆さんのブログを読んでみました。
岡江久美子さんと大和田獏さんの娘さんです。
お父様が自炊されている事が書かれていて、もともと随筆や幸田文さんの文が好きだった私には家庭を切り取った文章や料理や匂いの湧き立つような文にいつも吸い寄せられてしまいます。
とても面白いブログでした。
私もいつか随筆を上手に書けるようになりたいです。
うめこ
今日の一枚
Minolta α-7/ミノルタ AF 50mm F1.7 / Vision3 50D / C-41 自家現像
今日の一曲
The Beatles – Don’t Let Me Down
今日の一冊
