うめちゃんからの手紙 2019 No.202
今日はたまえおばちゃんが二郎を動物病院に連れていってくださりその後にお医者さんを頑張ったご褒美にと私のバイト先のカフェに冷やっこいものを飲みにきてくれました。
たまえおばちゃんも二郎もおそろいでクリームソーダ。
不思議なものでビッグママ先生も学校の仕事を終えた後に寄ってくださり、プチ同窓会のような雰囲気の卓になっていました。
そしてビッグママ先生もクリームソーダ、三人揃ってカウンター席でクリームソーダ。
私にノーマンロックウェルのような画力があればこの光景を描きたいものです。
ビッグママ先生と私の母、そしてたまえおばちゃんの付き合いは長く30年以上にもなります。
母とたまえおばちゃんが幼少期から高校まで毎夏入れられていたスイスのサマースールでビッグママ先生と出会ったのです。
ビッグママ先生とたまえおばちゃんの珍道中や過去のエピソードは聞いていてとても面白いものばかりです。
一番驚かされた話はビッグママ先生はたまえおばちゃんと相撲を取る事が子供の頃から何度かあるそうなのですがビッグママ先生はたまえおばちゃんに一度も勝てた事がないという話です。
確かに最近も茅ヶ崎のビーチで相撲を取っていましたが、面白いようにたまえおばちゃんが圧勝していました。
ちなみにはじめおじさんとも相撲を取っていましたがたまえおばちゃんが勝っていました。
たまえおばちゃんの子供の頃のあだ名がカッパだったことがあるというのも納得の強さです。
ビッグママ先生はもし私が勝つ事があればたまちゃんに何か起きているという事だから健康のバロメーターだ!と笑っていました。
ビッグママ先生とたまえおばちゃんが相撲を取るというビジュアルを想像するだけで笑いをこらえるのが大変なのですが、そのあたりは二人の幼馴染のノリなのでしょう。
ビッグママ先生はその愛称と通りとても大きな体格の先生で日本人の旦那さんよりも大きく、たまえおばちゃんとは倍近い体格差があります。
子供の頃はたまえおばちゃんの方が体が大きい年もあったそうですが、ビッグママ先生の体格がたまえおばちゃんを上回ってからもたまえおばちゃんには相撲で勝てた事がないのだとおっしゃっていました。
昔読んだ本で剣の達人は別に剣を持っている時だけが強いのではなく、素手でも強いのだと読んだことがあります。
薙刀有段者のたまえおばちゃんも薙刀を持っていなくても強いのでしょう。
たまえおばちゃんは小柄な女性なのですがビッグな双子を抱っこできるほどタフなので筋肉の質は良く見かけではわからないほど力持ちなのも事実です。
昔の農家の女性が何俵も米俵を背負えたような、そんな感じなのかもしれません。
ビッグママ先生はたまえおばちゃんと初めて出会った日に「私は大阪ナンバーワンの女の子やねん。よろしくな!私はあんたの新しい友達のたまえっていうねん!こっちはももえ!私にそっくりでめっちゃかわいいやろ。双子やねん!」とたまえおばちゃんから英語で言われ出会い頭に友達になり今日まできたのだと聞きました。
たまえおばちゃんは確かに大阪ナンバーワンの女の子な気がします。
何においてナンバーワンかはわかりませんが、説得力がありナンバーワンなのです。
たまえおばちゃんはクリームソーダを飲みえると秋葉原まで予約していたマリオメーカーの新作を受け取りに行かなくてはいけないと足早に退店しました。
予約してあるので買えないわけはないのですが、二郎は飲み物を飲むのがとても遅いのでたまえおばちゃんはそわそわしていました。
ビッグママ先生は雨の予報だったので旦那さんが迎えにきてくれる予定で待ち合わせていたそうですが雨が全く降らなかったので淡路町のオリンピックで買い物してから帰ると旦那さんに電話を入れ一人で帰っていかれました。
うめこ
今日の一枚
今日の一曲
White Stripes / We’re Going To Be Friends
今日の一冊
モノクロ写真の現像とプリント―モノクロ写真をより楽しむためのフィルム現像と引伸しプリントのすべて (シリーズ日本カメラ)