うめちゃんの弟君のお食い初め。
うめちゃんからの手紙 2019 No.013
実家から弟のお食い初めの写真が送られてきました。
私が編んであげた帽子が大活躍している様でとても嬉しい気持ちになりました。
私が小さな時に着ていたセーターを編んでくれたのが曽祖母だと聞き、私も弟の帽子やセーターを編んであげたいと思ったのです。
私が小さな時に着ていたセーターは今は大きなゴリラの人形に着せて保管してあります。
ちなみに私の曽祖母は４人姉妹の長女で、末の妹とは20歳も歳が離れています。
いずれ曽祖母のこともここに書きたいと思っていますが、曽祖母も年齢が大きく離れた姉妹がいたという事にとてもシンパシーを感じます。
私の母は私が生まれる少し前から父を写真教室に通わせていました。
父は写真教室に通わなくてもカメラは得意やし行く必要がない、身の回りの事を手伝ったり赤ちゃんの事やらで忙しくなるから時間がないよと最初は断ったそうなのですが、母は絶対に行ってきて！と強引に通わせたそうです。
母も私に似て？私が母に似て？、母は習い事が好きなので母は父より前に写真教室にも通っていました。
弟も私の時と同じ神社にお宮参りに行ったそうなのですが、父は母に事前にロケハンに行く様に命じられ一人撮影の練習にも行っています。
我が家では母が監督の様なところがあるので仕方がありませんが、それが功を奏し父も母が納得のいく写真を撮れる様になったようで、たくさんの写真を綺麗に残しておいてくれています。
母の写真へのこだわりは強く父へのディレクションも並々ならぬものなので、今回送られてきたお食い初めの写真も父は相当奮闘した事でしょう。
そのおかげで私も実家の近況が窺い知れるわけですから、父にはこれからも頑張って撮影を続けていってもらいたいと思います。
写真を撮るのに夢中になるあまり今を楽しまないのは無粋ではありますが、人間忘れてしまう事への恐怖心の様なものは誰しもある気がします。
母の記録を残すということへの執着心もそこに原因の様なものがある気もします。
その恐怖心をたどっていくとどこか死への不安であったり、アイデンティティーや存在の証明への欲求が複雑に絡んでいるのかもしれません。
今日もバイト先のマスターはぎっくり腰でお休みでした。
今日の助っ人は息子さんでした。
はるちゃんと女将さんはコーヒーを卸している取引先へ配達と浄軟水器フィルター交換、さらにエスプレッソマシンのボイラーの空気抜き作業に出ていたため、私と息子さんの二人だけで店舗にたちました。
女将さんは割とシャイで寡黙な方ですがマスターはおしゃべりで、勤務時間の半分以上は常連さんとのおしゃべりで盛り上がっています。
女将さん曰くマスターはカフェのマスコット的存在なのでそれでいいのだそうです。
マスターが不在の日々は続きますが、一太郎さんや他の常連さんはいつもと変わらずコーヒーを飲みにきてくださいます。
少し前のテレビ番組の影響なのか、コーヒーではなく紅茶を頼まれるお客さんがここ数日はとても多いです。
どうやらインフルエンザ対策にレモンティーが効果絶大だとテレビでオススメされていたのだそうです。
私の職場ではマスターが「これも福利厚生の一部だよ！」とR-1というヨーグルトを冷蔵庫に常備してくださっています。
マスターが仰るにはこのヨーグルトを飲んでいたら病気もしないしアレルギーにもいいのだそうです。
ちょうど飲みきれる量なので私もはるちゃんもありがたくいつも頂戴しているのですが、マスターがいらっしゃらなくなった今はどうなるのかと疑問に思っていたら、息子さんがバッチリ補充してくださっていました。
息子さんはマスターよりは女将さんに似た雰囲気で、どちらかと言うと物静かな方なのですが、とても気が利く方で一太郎さんや常連さん達からも愛されている感じがします。
一太郎さんが息子さんに趣味はまだやってるのか？と尋ねてらしたので、今日初めて息子さんがとてもプラモデルを作るのが上手だと言うことを知りました。
架空の家や車、空飛ぶ船など空想した物を市販のプラモデルを改造したり、プラスチックの板や木材などを自分で加工してジオラマとして作品を作ってらっしゃるのだそうです。
息子さんが照れながらスマートフォンの画面で見せてくださったのですが、あまりの精巧さに作り物には見えない説得力がありました。
子供の頃から空飛ぶ家や船への強い憧れがあって流石に本物はお金がかかるからプラモデルとジオラマでいつか本物を作るのを夢見ながら作っているのだとおっしゃっていました。
熱中できる趣味がある人は素敵だなぁと思いました。
私も長期間楽しめ、趣味でも技術の習熟があり、一人でも没頭できる、そんな趣味を見つけたいです。
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
今日の一曲
https://youtu.be/CzNVk18wjXA
THE BLUE HEARTS – リンダリンダ
今日の一冊
「和」の行事えほん ２（秋と冬の巻） /あすなろ書房/高野紀子（絵本）