うめちゃんからの手紙 2017 No.080 ポケモンとフランス、馴れ初め。

うめちゃんからの手紙 2017 No.080 ポケモンとフランス、馴れ初め。

はじめおじさんとおばちゃんの慣れ染めをディキャンプの帰りに聞いていたのですがとても面白かったです。

意外にもおじさんとおばちゃんが出会ったのはフランスだったそうです。てっきり海で凧をあげるのが好きなおばちゃんとサーファーのおっちゃん、海で出会ったのかと思っていました。
母とおばちゃんがフランス旅行に行った際に田舎町でバス停を間違えたか何かで困って立ち往生していたところたまたまマーケットまで仕事前にお使いに行っていたおっちゃんと道端で遭遇し私の母が
「あのー日本人のお兄さんですか?私ら大阪から来た双子で今めっちゃ迷子になって、泣きそうなんですけどグッとこらえてがんばってますねん。とりあえず助けてください!」と話けてきたのやとか。
母は基本的にはいつも父と一緒なのですが珍しくおばちゃんと二人きりでの姉妹旅行、色々道中喧嘩したり泣いたり笑ったりやっぱり喧嘩したりあったそうです。

うあぁと思いました。母らしい。
でもおばちゃんもうなずきながら「そうですねん、大阪から来て頑張ってますねん姉妹で!うんすごくトイレに行きたいです。」と続けておっちゃんに言ったのやとか。おっちゃんはとりあえず仕事先まで連れて行きトイレを貸してあげそのあと仕事場で仕事の準備を始めたところレストランのオーナーに「ハジメの母国からきたジャポネーズがこんなフランスの田舎で困っているんだから仕事はいいからもてなしてあげなさい!」と言われお小遣いと仕事の休みを貰ったのやとか。
そのあと色々ありおっちゃんが母とおばちゃんをフランスの田舎街を観光ガイドしてくれたり、知り合いのシャトーに連れて行ってくれたのだとか。
別れ際おばちゃんはこんだけお世話になりっぱなしでお金でも渡さなければと思いお金をわたそうとしたそうですが、おっちゃんは「いいですよ、オーナーにお小遣いもらったし。またいつか遊びに来てくださいね。」と断ったそうです。けれどおばちゃんはそれではダメやと思い買ったばっかりだったポケモンのゲームカセットとゲームボーイと連絡先を渡し「私の代わりにポケモン集めておいてよ。日本に帰ってきた時に私のポケモンと勝負しよう!」と言ってさよならしてきたのだとか。おっちゃんもすごくポケモンが当時やりたかったみたいで、そのあとおばちゃんとおっちゃんはすごく仲良くなって今日まで続いているのだそうです。

だいぶ端折られてますが結構色々母とおばちゃんのフランス旅行は珍道中だった事やと思います。

おっちゃんの今でも変わらない流れに身を任せるサーファー感覚というか、人との巡り合わせに恵まれていて素直に人と仲良くなれるおっちゃんは素敵やなぁと思いました。だっていきなり初対面でパンチの効いた姉妹に話しかけられてトイレを貸してあげたり仕事を休んで面倒を見てあげるってなかなかできないことなのやと思うのです。魔法学校の時に理事長のOBの魔女の人が「素敵な男性を探し回って疲れる前にあなたたちがどんな素敵な魔女になりたいかまず先に考えてみてください。運命ってあるもので、巡り合わせに身を任せてみればいいなって思える時がきっと来るはずです」と話していたことを思い出しました。おばちゃんとおっちゃんはまさにそれだなぁ。いいなぁ。

それと母はどこまでいってもマイペースやなぁと再認識しました、そして近所の犬に話しかける感覚でいきなり知らない人に話しかけられる母はすごいなぁとも。
私が知る限り一番ロマンチックなポケモンのお話を聞いたと思いました。

そういえば父と母の慣れ染めもそんな感じで母が道に迷っていたところ父が道案内した的な話だった気がします。
私の母が道に迷うと場面が変わりますね。笑

うめこ

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