うめちゃんからの手紙 2018 No.183 毎日しっかり歩こう!

うめちゃんからの手紙 2018 No.183

うめちゃんの祖母ミーガンさんとうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.183

今朝も田中さんと朝食前に散歩に行ってきました。
散歩を30分くらいして厩舎に向かい朝の仕事をこなし、また30分ゆっくり歩いて子供ハウスに戻ります。
月曜日に祖母の友人が亡くなり、葬儀に出席するため祖母はフランスに出かけています。
夏季休暇中ですが祖母にも色々と予定が入っていて各地に出かけています。
祖母がフランスに発つ前に来週の月曜日から祖父がやってくるからもし祖母がまだ帰っていない場合はうめちゃんよろしくね!とお願いされました。
祖父は祖母に頼まれていた荷物などを持ってくる予定だそうで、早い話が搬入作業的なのを手伝ってあげて欲しいということでした。
知らない間に日本からイギリスにまで持ってきた素麺があっという間になくなっていました。
祖母が大好きなブランドの素麺を何箱も持ってきていたのですがひと束も残っていません。
おそらく来週やってくる祖父が補充してくれるのだと思います。
祖父は夏休み中もお仕事をしています。
一昨年定年退職するはずだったのですが今も変わらずお仕事に行っています。
定年65歳制度の導入が始まるので祖父もまだまだ働き続けることになりそうです。
忙しく働く祖父ですがどうにか休みがとれそうなので来週から祖母と二人で体を休めつつ美味しいものを食べに行くのや!と祖母が言っていました。
祖母と祖父は結婚してもうすぐでルビー婚式なのですが、祖母は祖父が来るたびに全力のホスピタリティで”私の祖国を知っておくれやす!”モードに突入し、祖父はお仕事に行っている平日より疲れている気がします。
何度もイギリスに来ている祖父ですが祖母からすればまだまだ見所はあるし、一緒に見て回りたいヨーロッパの他の国もあるようなので忙しくなりそうです。
祖父の方が祖母より年下だというのもあるかもしれません。
祖母は長い間学校の先生をしていたのが体に染みついているからなのか、はたまた長女だからなのか…仕切り屋というかリーダーというか…祖母こそが元祖リーダーなのです。
初めてイギリスに渡英するという田中さんに注意点などをまとめた旅のしおりを英語で作って渡したくらいの人です。

祖母不在中も田中さんは母屋の祖母のオフィスに足を運び私とまりちゃんとはるちゃんの学習教材をプリントしに行っています。
田中さんは勉強に一切手を抜かないので私たちも大変です。
平日は田中さんもはるちゃんと英語学校に通っているのですが、英語学校がない週末は正味9時間くらいは勉強漬けになるので疲れます。
田中さんが前回受けたTOEICのスコアが865点だったそうなのですが、865点でも大したものなのです。
田中さんが通う東大はどの学部の平均も700点にも満たないそうです。
(参考までに高校英語教諭の平均が620点と言われています。)
それでも田中さんは真面目にまだ英語学習を続けているのです。
田中さんは点数が出るものは努力のしがいがあるから楽なのだよと笑っていました。

今朝二人で散歩をしながら英語のCasketとCoffinの違いについて話が盛り上がりました。
イギリス英語とアメリカ英語の違い、アメリカ国内でも地方によって単語の使用頻度が変わったりします。
現代ではアメリカの場合はCasketの方が広く使われると言われていますが…本来はCoffinと呼ぶ場合でもCasketと呼んでしまっている場合もあります。
二つの単語には棺桶という意味がアメリカ英語ではあるのですが、厳密には組み立てられ方の構造上の違いがあり使い分けがされる単語です。
ドラキュラ伯爵が日中眠っているイメージのある六角形の箱がCoffinで、アメリカで地面を掘り埋める長方形の形をしたものがcasketとなると一応の解釈はあります。
ネイティブの方がCoffinと言われて6角形のあの形をすぐ想像するかと言われると…多くの方がCoffinでもCasketでも同じものを頭に浮かべる気がします。
とここまで書きましたがイギリスではCoffinを使う方が主流だと言う人もいます。
私自身もCasketという言葉をイギリスでは使ったことがありませんしイギリス人祖母が使っているのを聞いたこともありません。
イギリスではやはりCoffinが主流だと私は思います。
Casketのイギリス英語での意味は”宝石や貴重品などをしまうことができる小さな箱”とされているからです。
現代においてはイギリスにもアメリカ英語がかなり流入していて…ここまで書いておいて無責任になりますがやっぱり”会話の空気”を読むしかないとも言えます。
お葬式のシーンでCasketという単語が出ればイギリス人でも棺桶を思い浮かべますし、その逆もしかりです。
(また時間があるときにアメリカ英語のMathとイギリス英語のMathsについての例も紹介したいと思っています)

田中さんがイギリス滞在を楽しんでいる指数が上がるにつれて家庭教師としての勤務態度にも影響が出るため、私たちの家庭教師としても熱が入ります。
夏休み中でもアルバイトに勉強に大変です。
今朝の散歩の話に戻りますが、考えてみると夏休み中は住居、職場、勉強部屋、それぞれの距離が極端に近い気がします。
学期中は通学と通勤があり移動に時間を取られているのですが、私は学校からアルバイト先までを歩くのが好きです。
足は第二の心臓とはよく言ったもので、足は第二の心ともいえる気がします。
血流と一緒に感情や頭に浮かんだアレヤコレヤを歩くことでうまく循環させているのではないでしょうか。
漫画家の方等がネタに困った時は仕事場を抜け出し近所をふらつくというのはよく聞く話です。

渡英してきてからずいぶん日数が経ってしまいましたが、日本にいた時の歩くという習慣の大切さを思い出せた気がします。
日本にいた時は本当によく歩いていました。
以前田中さんとも全く同じことを話したのですが、田中さんも日本にいる時は平均して16000歩は毎日歩いていたそうです。
10000歩を割るあたりから体調や頭の回転が鈍くなるのが実感できるそうです。
前述したように私の祖母がパワフルなのも彼女の健脚ぶりに大きく支えられている気がします。

今朝は田中さんと歩きながらいつか二人でハワイのウォーキング大会に出てみたいねぇという話をしました
10km歩く大会なのだそうですが、田中さんは「10kmは日常的に歩く距離であまり魅力がないなぁ…でもハワイの景色を見ながらの10kmは楽しいだろうねぇ」とおっしゃっていました。

毎日しっかり歩こうと思ったというお話でした。

うめこ


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EOS 6D /  EF24-70mm F4L IS USM


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