うめちゃんからの手紙 2019 No.183 トモちゃんが主人公だったのだ。

うめちゃんからの手紙 2019 No.183

お見舞いの前に昔行きつけだったラーメン屋で腹ごしらえをするトモちゃんと猪十郎さん。

うめちゃんからの手紙 2019 No.183

入院中の奈緒子さんが少し回復されたそうです。
トモちゃんとも小さな頃から仲が良く、今回はお見舞いが主目的でハワイから帰ってきていたのです。
一時期は容態の悪さから精神的にも憔悴しきっており暗かったようですが小康状態になりつつあるそうです。
奈緒子さんは子供の頃から気分にムラがある方でトモちゃんもよく尻尾を掴まれたり踏まれたりされていたようですが、お互いのことを長い間知っていて大切に思っていたのでトモちゃんも心配で日本滞在中は毎日病院にお見舞いに行っていたそうです。
私の使い魔のヒロシも大変我慢強い猫ですが、トモちゃんも怒っている姿を見た事がなく気のいい猫です。
5年生存率が90%以上になった病気とは言われていますが、難病指定されている大変な病気を奈緒子さんは患われています。
しかし病気で大変な最中、難病特定疾患制度など難しい手続きなども多く精神的に参っている中色々と苦労されていたようです。
奈緒子さんは書類仕事が苦手で普段でもコピーを取り練習してから本番に望むほど気負いしてしまい苦労されてらしたそうで、精神的にも制度を利用するための手続きで参ってしまっていたようです。
トモちゃんがいると癒されますからね、少しでも奈緒子さんのお役に立てたようなら幸いです。
でも流石に参ったのは病気で弱り切った奈緒子さんに何時ものハイテンションでトモちゃんが会いに行ったと言うのには驚きました。
病室に入った時の第一声が「どうしたんや奈緒子?なんか変なもんでも食べたんか?あげたんか?ヤクルト買うてきてあげよか?おばちゃんには黙っといたほうがええのか?」と大きな声で質問攻めをはじめるものやから面食らったと父が言っていました。
トモちゃんは耳は悪くはないのですが声が大きいのですよね、関西の猫だからかしりませんが…
トモちゃんは私が知る限りもっとも面白く愛くるしく笑い上戸な猫です。
芸術とお笑いを何より愛している憎めないやつなのですが、体調が悪い時や鬱な時に会うとシンドイのは仕方がありません。
父も奈緒子さんも本当に小さな頃からトモちゃんを知っていますし、なんというかトモちゃんが主人公だった時代があるので気のおけない仲とも言えます。
人の心を傷つけたり嫌味を言ったりしないイイヤツなのでよいのです。

トモちゃんも父も一切根に持っていないのですが奈緒子さんは子供の頃我が家にあったAdvent Calenderの扉を全て開けてしまい12月1日の時点で完了してしまったことを今だに悔いてらして、弱り目に祟り目なのかメンタルが弱った時は毎回この話をして本当にすまなかったと父やトモちゃんに謝るのだそうです。
でもその事件の前年に中にお菓子が入ってると思ったトモちゃんも全ての扉を開けていたことがあり、私の実家では次は誰が全部開けるのかくらいのテンションだったそうでおおごとではありません。
祖母に聞くとさらにその前の年は叔母とトモちゃんが協力して組み立てるも、説明書を雑に読んで組み立てはじめたため中身を盛大にぶちまけ祖父がセロテープで直すも中身が全部見えていた年もあったそうです。
Advent Calenderは我が家にはあまり縁がないのです、奈緒子さんも気にしなく良いのです。
毎年お正月のお餅は奈緒子さんの家にお願いしているのですが今年は父と私で引き取りに行くことになりそうです。
奈緒子さんが健康になってまた父を揶揄いにいらっしゃる日が近く来てくれることを祈っております。

うめこ


今日の一枚

Olympus E-420 / Olympus Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

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Edward Sharpe & The Magnetic Zeros – Home

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