焙煎工場でも働いているうめちゃん。
うめちゃんからの手紙 2019 No.007
マスターがぎっくり腰で少し休まれることになり次週から娘さんと息子さんが交代で助っ人としていらっしゃることになりました。
今日の営業時間中もマスターは客席に座って休まれていて、娘さんが代わりに私達と閉店時間まで働きました。
マスターは会社員時代にぎっくり腰をされてらっしゃるそうで、以来腰には気を配ってらしたそうなのですが、ここのところの冷えが良くなかったのか、入れ替えたエスプレッソマシンのグループヘッドの高さが今までと少し異なるからなのか、腰に疲労が溜まってらしたようです。
始業前にマスターはラジオ体操をされていますし、腰には十分気をつけていたと私も記憶しているのですが、マスターがおっしゃるのにはなるときには気をつけていてもなるから仕方がないのだそうです。
マスターは焙煎工場さえきちんと動いていたらうちの会社は大丈夫だからと少し弱った感じで作り笑いをしながら痛みこらえている様でした。
今晩は女将さんが業後に車で迎えにいらっしゃいました。
私が通う学校でもぎっくり腰で欠勤された先生がいたので、寒いと体の負担が大きいのでしょう。
私の大阪の祖母は今風に言えば元祖意識高い系女子です。
若い頃から体を動かしヨガなどで体の柔軟性を維持してきていたのですが、祖母もぎっくり腰経験者です。
祖母の場合は大型犬のグレートデーンを多頭飼いしているのでぎっくり腰になった時は大変でした。
（そのうちの一頭は85kgもあり本当に大きいです。）
明日はヒロシにデートの予定が入っているので、二郎と三郎と私が遊ぶことになっています。
三郎はアクアビーズで遊びたい、二郎はたこ焼きを焼きたいと言うので、ヨガ教室の後に田中さんを誘ってたこ焼きパーティーをやる予定です。
ここ数日夕食後はたまえおばちゃんのゲームプレイを見ながら団欒しています。
たまえおばちゃんは私やヒロシに気を使ってか、みんなでわいやい楽しめるタイプの任天堂Switchのゲームを中心に遊ぶのですが、そればっかりでは飽きてしまうので今週はPS4のDetroit: Become Humanという少し大人向けのゲームをプレイしています。
私はゲームに疎く3D画面などで酔ってしまうため、自分自身ではビデオゲームの類に触れることは一切ないのですが、たまえおばちゃん が楽しそうに遊ぶ姿を見ているのは好きです。
Detroit: Become Humanというゲームは映画の様にリアルなCGで描かれていて、若干不気味の谷的な違和感は否めませんがストーリーが大変よく練られていて、それでいて昨今の問題を暗喩させる様な社会派のゲームです。
主に画面上に現れる様々な選択肢を選び進んでいくプレイスタイルなのですが選択肢を間違えてしまうとゲームオーバーこそないものの殺されてしまったり、話が暗い方に進んでしまったりと、悪く言えばハッピーエンド的救いがないリアリティを追求した作品でもあります。
ゲームの世界観ではテクノロジーが今以上に成熟し、人間と瓜二つなアンドロイドが量産される時代のデトロイトが舞台になっており、ゲームの中ではアンドロイド達の人権や権利向上のために戦う変異体と呼ばれるアンドロイドのグループが中心に描かれています。
いくつものアンドロイドを操作し、それぞれのシナリオを進めていくのですが、中には警察側のアンドロイドを操作するシナリオもあったり、警察などの追跡者から逃げるアンドロイドのシナリオも用意されていたりと、両者の葛藤などに感情移入し、それぞれの感情の様なものを学べる様に趣向が凝らされています。
自分が入り込める映画といった感じで、真剣に見ていると集中力を要しとても疲れます。
こテレビの正面にこたつに入ったたまえおばちゃんが座り、両脇を私とヒロシが固め、横のソファーに横になりながらはじめおじさんも見ているのですが、時折はじめおじさんもソファーから身を起こし真剣に見入ったりしています。
たまえおばちゃんの予想ではあと３時間くらいで一応エンディングなのだそうで、今週いっぱいはみんなでこのゲームに熱中することになりそうです。
冬のインドアの過ごし方も悪くないものです。
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
今日の一曲
Coldplay – Viva La Vida
