うめちゃんからの手紙 2019 No.074 動物は尊く、彼らから学ぶことは多い。

うめちゃんからの手紙 2019 No.074

子供の頃に飼っていた犬と写る子供の田中さん。面影がすごいっ!

うめちゃんからの手紙 2019 No.074

また来週からハーフタームの休みが始まります。
月曜日からですが週末を挟むので実質9連休です。
私とはるちゃんとマリーちゃんはがっつりアルバイトや家庭教師の予定が入っているので長いお休みはいただけませんが、私の通っている絵画教室のお友達とディズニーシーに遊びにいく予定を立てました。
長い間行きたいと切に願っていましたがやっと実現できそうです。
何度も予定が流れたのですが今回は大丈夫そう。
絵画教室の友達が大量に講談社の本を買いディズニー貸切イベントの抽選に応募したそうで、抽選の結果発表があるまで待って欲しいと言っていたので待っていたのですが、結局一枚も当たらず、普通に行きたかったディズニーシーに互いの学校が休みの日に予定を合わせて行く事になったのでした。
年間パスを持っているマリーちゃんとはるちゃんのお姉さまも貸切イベントの日は特別だからと張り切って講談社の漫画を大人買いして挑んだそうですが二人とも外れていました。
こういうのはやたらと懸賞にあたるたまえおばちゃんにお願いして応募するのが正攻法ですが、たまえおばちゃんの名前で応募しなければ当たらないのであまり意味がないでしょう。
たまえおばちゃんは懸賞にも食中毒にもよく当たるが私のキャッチフレーズやと豪語しています。
アタるばかりが良い事でもないので、帳尻はうまく合うのです。

私のアルバイト先では小さいですがギャラリースペースもあり、絵や写真の販売もしています。
ヒロシの絵をよく買ってくださる女社長さんがいらっしゃるのですが、私の祖母に似たキャラクターで親近感を覚えます。
自分の両親の死より飼っていた愛犬と愛猫が死んだ時の方がショックだったと話してらした方で、来るたびにコーヒーを飲みながらいかに動物が尊く人間も動物から学ぶことが多いか!一通り話していかれます。
私はどちらが死んでも大ショックだと思うのですが、世間では身内の死よりペットの死の方が辛かったという話を本当によく耳にします。

女社長は今日もコーヒーを飲みに来てくださり、先日買ってくださったヒロシの絵を飾ってくださっているリビングの写真をスマートフォンで見せてくださったり今買われているブリュッセルグリフォンという犬種のワンちゃんの写真も見せてくださいました。
その話に途中から田中さんも加わり、実は田中さんも子供の頃にブリュッセルグリフォンを飼っていたのだと話してくださいました。
田中さんのお母様が飼われていた犬だそうで、田中さんのお母様が亡くなられて数年後に犬も亡くなったそうで大変ショックだったそうです。
お母様が亡くなられた年にその犬もすでに平均寿命を超えていたそうですが、お母様の死後も数年間田中さんの家族を元気に守ってくれていたのだそうです。
田中さんが学校から帰り夕ご飯をあげた後にそのご飯を食べてから眠るように亡くなったのでとても暖かな気持ちでおくる事ができ本当に賢くて優しい犬だったと今でも思い出しては感謝しているとおっしゃっていました。

昔は政治や公的機関が救いきれない分野の心や寂しさと言った難しい部分を地域のコミュニティや宗教、親類縁者との関わりが一定の役割を持っていたように思います。
ところが現代はあらゆる事が政治や国家との結びつきを深め、簡素に言えば野暮になってしまいました。
そんな今日においても動物というのは最後の砦で、人間が組織してきたものでは救えなくなってしまった心を彼らが助けてくれているのではないでしょうか。

うめこ


今日の一枚

Olympus E-420 / Olympus Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

Olympus E-420 / Olympus Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6


今日の一曲

https://youtu.be/NKwn8VidGqY
柴田聡子「いい人」(Official Video)


今日の一冊

平太郎に怖いものはない 前編 スケラッコ (著)

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