うめちゃんからの手紙 2017 No.213 横浜でとっぽいあいつと呼ばれたよ。

うめちゃんからの手紙 2017 No.212

電車移動の際はイヤーマフが欠かせないマリちゃん。

うめちゃんからの手紙 2017 No.213

魔女ですが冬は寒いので電車に乗ります。
今日は電車でマリちゃんと横浜に住むはるちゃんに会いに行ってきました。
毎日アルバイト先で会っていますけれどね。
いつも3人で遊ぶときは都内ばかりになってしまうのでそれはダメだということで時々マリちゃんと私で横浜に行きます。
マリちゃんは聴覚過敏を持っていて電車が苦手ですが音以外は電車は楽なので好きだと言います、なのでいつもピンク色のイヤーマフをして電車に乗り込みます。

はるちゃんのお母様がご馳走するぜ!とおっしゃってくれたのですが、頻繁にご馳走していただいているのでそれは良くないと思い今日は3人だけで行動しました。
前からはるちゃんが行きたいと言っていた魯肉飯が有名だというお店に行ってきました。
3人同じものを頼むのもつまらないのではるちゃんが魯肉飯、私は麻婆豆腐、マリちゃんがエビチャーハン、あとは単品で鳥の唐揚げと青菜炒めを頼み3人で分けました。
「色気を出さずにみんなで魯肉飯だけ三つ頼んでもよかったねー」とお店を出た後にマリちゃんが言いました。
私もそう思いました。
魯肉飯が有名なお店なので魯肉飯は完璧に美味しかったのですがチャーハンと麻婆豆腐は他店で食べた時の方が私たちの好みに近いようでした。
するとはるちゃんが「でもそういうチャレンジはしてみるものだよ。私も大好きなお蕎麦やさんでカレー丼があって、えって最初は思ったけど、ぐっとそばを食べたいのをこらえてカレー丼食べてみたらそばと同じお出汁で作ってるからすっごく美味しかったことがあるのよ。チャレンジ精神は大事だよやっぱ。」というので、なるほどそちらも納得がいく意見だなと私は思いました。
父がカレーを食べるとお腹を下すことが多く、カレー丼なら大丈夫ということで私もよく実家では食べていました。
いつかはるちゃんに美味しいカレー丼のお店に連れて行ってもらいたいと思います。

横浜で食事を終え赤レンガ倉庫の周辺を歩いたり、野毛まで散歩をしてきました。
花咲町を通りかかった時にはるちゃんが
「しまったー中華しか考えてなかったけれど花咲町だったらセンターグリルもあったんだー。あーこっちもつれてきたかったんだよなぁ」と悔しがっていました。
前も一度同点の前を通りかかり、今度はここに来たいねという話をしていたのでした。
29日からお休みと書かれていたので28日の今日なら大丈夫だったのでしょう。
はるちゃんがいうには、ずっと変わらない店内の雰囲気なので私とマリちゃんが美味しそうにご飯を食べる姿を白黒で撮影したかったのだそうです。
ノスタルジアと言ってしまうと雑な感じですが、ある種普遍的で時代性をあまり感じさせないずっと横浜にある洋食屋さんではるちゃんはいつかみんなできて食事を楽しみ、その思い出を写真に収めたかったようです。

さて横浜を楽しんだあとは3人でそのまま電車に乗り東京へ戻りアルバイトに行ってきました。
先日、父が少し前に京都の大学であったShing02さんのライブに行ったことが羨ましいという話をバイト先の女将さんにしたところ、話が盛り上がりBlackaliciousのNIAのレコードを今日貸し出しました。
焙煎所での年内の仕事が終わったので昨日から女将さんも店舗に立っていて、いつもよりたくさんお話ができました。
無口な方ですが以前からヒップホップが好きなことや、センスが良い方だということは知っていたので時々話せる機会があると本当に楽しいです。

おかみさんはChillhopドリップバッグという新商品の開発に最近は取り組んでらっしゃいます。
家庭でも簡単にそこそこ美味しくて毎日飲めるドリップバッグコーヒーを作りたいそうです。
Chillhopというジャンルの音楽のようなコーヒーが目標だそうですよ。

お店では100点のコーヒーをお客様にお出しするのを常に目指してはいるのですが、販売しているコーヒー豆などは家庭でお客さんがどんなふうに入れても80点以上は出せるように、簡単に、気楽に飲めるようなものが作りたいそうです。
私のアルバイト先に来てくださる方は豆をひかずにそのまま買っていき各々が自宅などで好きなように楽しむ方が大半なのですが、ギフトとしてコーヒーを贈る相手がグラインダーを持っていない人も多数いて、中にはドリッパーすらない家の人も結構いるのだというお客様からの声がありました。

女将さんが新商品を作ることにマスターは反対していないのですが、そこまでコーヒーをいれるという行為を簡略化しなくてもいいのではないかい?と懐疑的でもあります。
マスターはコーヒー一杯を丁寧に入れるくらいの時間は作って欲しいし、ゆっくりと時間を作っていれたコーヒーこそchillhopに近いのではないかとマスターは言っています。
私も本音ではマスターの意見に賛成です。
けれど朝忙しい時間に85点のコーヒーでも飲める時間が作れればそれも幸せな気もするのです。
毎回完璧を求めなくても5分でもホッと一息音楽が聞こえてくるようなくつろぎがあればいいなぁという女将さんの意見にも賛成です。

女将さんは朝早くの営業時間にお店に立っていて、本当に忙しい出勤前のサラリーマンの方達などを相手にコーヒーやお菓子、サンドイッチなどを販売されているので、忙しい人達に一息ついて欲しいなという気持ちが誰よりも強いのだと思います。
マスターは少し疲れて休憩したくなる午後3時頃にお店にやってきて朝よりは長時間休んで行ってくださる方を相手にコーヒーを出しています。
二人が見ている客層が違うのでそれぞれの意見に違いがあるのだなぁと思いました。
完璧を求めるのも大事ですし、落としどころや毎日気軽にというのも大事なのでしょう。
ハレの日のコーヒーも必要やし、今必要!ってためのコーヒーも必要なのです。

明日は女将さんにスーパー銭湯に連れて行ってもらいます。
めっちゃたのしみ。

うめこ


今日の一曲

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Nujabes – Luv(Sic.) Pt. 2


今日の一冊 そして引用

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