うめちゃんからの手紙 2017 No.172 はとこの一大事!の巻。

うめちゃんからの手紙 2017 No.172

パジャマの上にジャケット姿という出で立ちで風邪でフラフラなマリちゃん。

うめちゃんからの手紙 2017 No.172

今日はとても大変な1日でした。

マリちゃんの風邪が治らず寮母さんが午前中にマリちゃんを内科に連れて行ってくれました。
ところがマリちゃんには飲める薬と飲めない薬がいくつかあり、内科の先生にその事がきちんと伝わっていなかったそうで、薬疹が出てしまい一大事でした。
寮母さんはどなたもすごくいい方なのですが、その日の当直の寮母さんは英語はあまりできない方でした。

私の祖母がマリちゃんの日本での保護者として登録してあります。(血のつながりがある事と英語と日本語ができるので)
急いで祖母に私が電話をかけ、マリちゃんのイギリスのご両親から以前預かっていたマリちゃんが飲める薬と飲めない薬のリストをパソコンで急いで送ってもらいました。

そのあと私がアルバイト先の女将さんに連絡を取り英語で書かれている書類を日本語に訳し、以前処方された薬を見てもらい、診療所の先生宛にマリちゃんが飲める薬と飲めない薬のリストの手紙を日本語で書くのを急いで手伝ってもらいました。
アルバイト先の女将さんは今はコーヒー専門ですが、もともとは薬剤師をされていた方で英語もできるので本当に助かりました。

頭痛薬や生理痛の薬によくあるロキソニンやイブなどがマリちゃんは飲めないそうで、カロナールやタイレノールと呼ばれる痛み止めであればOKだとマリちゃんのご両親からの手紙に書かれていたそうです。
女将さんに書いてもらった手紙を携え私がマリちゃんに付き添って内科と皮膚科のある診療所まで行ってきました。

私の家の近所のクリニックでも夜8時までやっているので全然間に合いましたが、アナフィラキシー、アトピー、アレルギーに対応と書かれていた内科と皮膚科があるクリニックを女将さんに教えてもらいそこに行ってきました。

マリちゃんも風邪でしんどかったみたいで薬局で薬を受け取った時になんとなくこれは自分がのんではいけない薬な気はしていたそうなのですが、ぼんやりとした頭で風邪薬とうっかり一緒に飲んでしまったそうです。
顔が赤くなりぶつぶつができていてとても大変で苦しそうでした。

幸い大事には至りませんでしたが、本当に気をつけなければいけないなと思いました。

女将さんが言うには処方箋をもらった段階で処方箋に書かれている薬に疑問や間違い、飲めない薬が含まれていれば薬を受け取る前に薬剤師に伝えれば薬剤師さんから処方した病院に連絡を入れてくださり、処方を変更してもらうこともできたのだそうです。
女将さんに誰にでも起こり得る事だから本当に気をつけるように、薬剤師の人もただ薬を渡すだけのお仕事ではなくて色々と質問や相談に乗ってくれるから、少しでも何か違和感を感じたらすぐに相談するようにと厳しく注意されました。
薬疹でも重度だと命に関わる事があるとの事で、マリちゃんが重篤な事態にならなくて本当に良かったです。

女将さんにすごく怒られたのですが、大人にきちんと相談したのはえらかったと褒められました。
どんな些細な事で我慢できるかもと思っている事でも本当に詳しい人や大人に相談するべきだと今回はマリちゃんも私も身にしみて学びました。
薬剤師の人や最初に行った内科の先生にきちんと相談するべきだったとマリちゃんも猛省していました。
めんどくさがったり、自己解決しようとして大きく失敗してしまうパターンでした。

今日はアルバイト中に仕事をほっぽり出してしまい申し訳ない気がしましたが、はとこの一大事だったので仕方がありません。
アルバイト先の女将さんには迷惑をかけてしまい、さらに色々と手伝ってもらい本当にお世話になりました。

マリちゃんも苦しそうなのにしきりにごめんねと泣きながらみんなに謝るのですごく私も心苦しかったです。

実家から遠く離れた留学先で風邪を引いただけでも心細いのに、その上に薬疹が出てしまい本当に苦しくなり、さらに難しい薬の話を母国語ではない言葉でしなければいけなかったことは本当に不安だったと思います。
重篤に至る自体ではなかったのですが、それでも事前にもっと私がマリちゃんの事を知っていればもっと早く対応してあげる事ができたのではないかと反省しました。

マリちゃんの異変に気付いてから祖母に連絡を取り、女将さんに手紙を書いてもらい診療所にマリちゃんを連れて行くまでに1時間もかかっていなかったのですがとても長い1日に感じられました。

はじめおじさんが診療所とマリちゃんの寮の送り迎いもしてくださいました。
はじめおじさんがポカリスエットのペットボトルとランチジャーに入ったおかゆをマリちゃんに用意してくださっていました。
はじめおじさんに「よくなるといいね。マリちゃんの実家のご両親も心配しているだろうから、うめちゃんから簡単でもいいからどういう風だったかメールを入れておいてあげるといいよ。」と言われました。

私の自力では無理だったのでヒロシに手伝ってもらい今日の出来事を英文でまとめメールでマリちゃんのお母様のパソコンのメールアドレスに送っておきました。
もっとパソコンが上手にならなければいけないと切実に思いました。
パソコンやスマホが私にも使えれば、もう少し迅速にマリちゃんのご両親に連絡も取れたのではないかと思いました。

早くマリちゃんの具合が良くなりますように。

うめこ


今日の一曲

安藤裕子 / 世界をかえるつもりはない

安藤裕子 / 世界をかえるつもりはない

10代の頃に見たドラマ 池袋ウェストゲートパークにボウリング場の受付役としてでてらした安藤裕子さん。知った時はびっくりしました。

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