うめちゃんからの手紙 2017 No.013(番外編ヒロシからの手紙。)

ヒロシが描いてくれたうめちゃんの顔。

うめちゃんからの手紙 2017 No.013(番外編ヒロシからの手紙。)

こんにちは。ヒロシです。
今日は珍しく僕が日誌を書いてみよう思います。
僕は毎朝5時に起きて家の掃除を簡単にしてゴミ出しや新聞を持ってきたりしています。
僕とうめちゃんは下宿させてもらってるから色々とお手伝いをしています。
朝はそんな感じでお手伝いをして9時前後に神保町にある古書店に出勤しています。
古書店のお仕事は暇です。.
大学の先生や作家の先生から資料集めを手伝って欲しいという連絡がある時はとても忙しくなり店長さんと僕は走り回るのやけれど、それ以外は毎日ぼーっとお店番です。
あまりに毎日暇だったので最近店長さんが僕にパソコンを教えてくれるようになりました。
実家にいる僕の母は猫やけれどパソコンが得意で毎日ネットで面白動画とかを見たりしていました。
母はどちらかというと娯楽目的でパソコンを使っていたのですが、僕は最初からお仕事目的です。ここ大きな違いです!
猫の僕が言うのもおかしいけれど、猫にパソコンを教えてくれる人達はなかなかの変わり者です、うめちゃんのご両親もしかり。

僕の仕事場は店長さんが休み時間を長めにくれます。
店長さんはあんまりお客さんが来ない時間帯は思い切ってお店をしめ在庫管理や、頼まれている本の手配に集中します。
本を売ることより人のために選んで資料などを収集するのが主な仕事だと店長さんは行っています。
有名な作家さんだと軽トラックの荷台がいっぱいになるまで資料を積んで集め回ることもしょっちゅうだそうです。
僕が仲良くしてもらっているキンちゃんのお店も店頭販売よりも頼まれて資料収集で地図を用意したりすることの方がお店の収益の大半を占めているそうです。専門性が高いからだそうです。
知識が毎日増えていくのでとても楽しい職場です。

僕は休み時間になると毎日先輩猫のキンちゃんと待ち合わせ僕の飼い主のうめちゃんがアルバイトをしている喫茶店にコーヒーを飲みに行っています。
使い魔と飼い主の魔女というのは不思議な関係です。
平たく言えばうめちゃんが雇い主で僕は社員みたいな感じなるわけですが、世の中の他の使い魔と同じで家族とも恋人とも友達とも違う感じです。
ペットみたいに甘やかされている使い魔もいますが、なんというか僕には僕のプライドがあります。
僕は使い魔というのは相棒であり飼い主一番の味方であると考えています。

僕の飼い主のうめちゃんは打たれ弱いので嫌なことがあるとすぐ凹んだり、ふて寝を決め込んでしまいます。
魔女の世界は猫のそれと違って意地悪な魔女が多かったりで神経が疲れるみたいです。
僕ら猫の毎日は割と気楽です。
意地悪な猫もいますが僕の仕事場のあるエリアはキンちゃんがボスとしてきちんと統治しているのでみんなハッピーにやっています。
キンちゃんは女子なのやけれど僕よりも大きくて誰よりも強くて優しいです。実家の母くらい大きいです。
一部の噂でキンちゃんは昔ライオンのオスに惚れられストーカーされていたそうですがキンちゃんパンチで撃退したことがあるとかないとか。
キンちゃんなら象くらい大きな猫が来ても戦えそうな気もします。
キンちゃんはとても謎が多い猫です、何歳なのかも誰も知りません。キンちゃんの飼い主さんのご両親よりも前からいるそうです、キンちゃんはたまに人間の女の子に化けているそうです。いろんな噂や伝説ばかりの猫ですが毎日コーヒーを飲むのが好きな僕のやさしい先輩です。

僕はうめちゃんの味方が本業で副業が古本屋さんです。

おまけでうめちゃんの似顔絵を描いてみました、似てるかな?

ヒロシでした。
よろしくどうぞ!
良い1日をお過ごし下さいね。

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