うめちゃんからの手紙 2017 No.067

私の働く喫茶店は営業時間が朝7時から9時までの一部と12時から18時までの二部に分かれています。
途中でお店を閉めて交代と休憩があります。
一部で奥様が通勤前や朝一番に飲みたいお客様のために500円のワンコインでサンドイッチ、マフィン、クッキーなどの軽い朝食とアイスかドリップコーヒーのセットをカウンターで販売されています。
単純明快迅速です。
神保町に勤めに来ている猫たちの多くがサンドイッチと私のお店の喫茶店のマークの入った紙コップを持って歩いています。(ツナが一番人気かと思いきや、キュウリだけが挟んである超シンプルなイギリス風のサンドイッチが人気だったりします。)
一部と二部の両方に来てくれる猫もいますが私が働く二部のお客さんの猫たちの方が私は顔見知りが多いです。
今週末まではイースター休みなので一部と二部の間のお片づけに手伝いにいったり二部のために前もって焙煎してある豆を焙煎場から運んだり、いろいろやっています。午後奥様は休憩と追加のケーキを焼いたり焙煎場入ったり宅配コーヒーオーダーの管理をして過ごします。
マスターは焙煎場で午前中は主に過ごされたり近所のお年寄りにコーヒーの宅配をされています。

とても忙しい日もありますが私とはるちゃん、マスターと奥様、そして奥様の使い魔達で頑張っています。

今朝は一部の最初からお手伝いに行かない日だったのでマリちゃんをまた誘いヨガに行ってきました。学校、ヨガ、アルバイトとワンパターンになってきましたがこの日常が大好きです。
天気が良かったのでヨガ教室の窓が全部解放されていたので私には少し肌寒く感じたのですがマリちゃんはいよいよ夏だねぇと言っていました。(ヨガ教室にはもう芍薬がいけてあったので気温は十分にあたたかいのでしょうね。五月とか六月のイメージのお花ですけれど)
イギリス人的には20度以上になるともう夏気分だそうです。
私はまだ長袖、マリちゃんはタンクトップ。
ヨガの後はうちに来て私のアルバイトの時間までお茶をしたり宿題を一緒にやったりしています。

マリちゃん、私、おばちゃんの三人が揃うとメガネ三人集になり、おっちゃんがメガネ三人集と私たちを呼びます。笑
今日はおばちゃんがプリンを作ってくれていたので四人でプリンを食べました。
おっちゃんもおばちゃんもプリンが好きでよく作ってくれるのですがおばちゃんが普段作ってくれるのは母のにそっくりな味で母と同じくジャンボサイズ、おっちゃんのは濃厚な焼きプリンなことが多いです。どっちも大好き。
おっちゃんは作ったお菓子が褒められると顔を赤くして喜びます、そんなおっちゃんをおばちゃんはのぼせ山と呼んでからかいます。
おっちゃんは英語もフランスも完璧にできるのがすごくかっちょいい。
私は英語と日本語だけです、けれどおばちゃんは「それでも大したもんやで。私なんか関西弁と東京弁だけやもん」と笑います。

昔私の家族に不幸が続き父も私も大病をしていた頃があったのですが、そんな時決まっておばちゃんがプリンを持ってきてくれたのでした。
いつもジャンボサイズの大味だけどなんか優しいプリンでした。
ある日突然上品で美味しくなった事があり、今でもその日の事を覚えているのですが、きっとその頃おっちゃんにプリンの作り方を習っていたのかなぁ…なんて思います。

思い出のプリンの話と近況報告でした。

追記–
そういえばマリちゃんも最近カメラで写真を撮るようになりました。撮られる側の時より写真を撮るときのほうがこっぱずかしそうな顔のマリちゃんです。

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