私の母は父が身代わり人形を作るのが得意で家にいろんなお面や人形がコレクションされているというのとは別に、母自身も人形などをコレクションするのが好きで家にはブライス人形が大量にコレクションされています。
子供の頃友達を連れてくると結構な確率で不気味がられました。
私や母はすごく可愛いと思っていたのですが不思議と気味が悪いと言う子たちの方が多かったです。
世間では身代わり人形の代わりに使い魔に身代わりになってもらっている魔法使いや魔女がいます、それもありなのだとは思いますが私の一族はなんとなくかわいそうやんということで使い魔には仕事をあんまりさせていません。
おばちゃんも買い物のリストを覚えておいてもらったり、テレビゲームの相手をしてもらったり、電気やガスの消し忘れがないか確認してもらったりそんな感じです。笑。
もともと母もおばちゃんも圧がすごく魔力がビンビンのギンギンの竹内力くらいの迫力の魔女なので滅多に悪い魔物とかも寄ってきません。
それでも寄ってきた時は友達のドラゴンとか実家にいるちよ子が追い払ってくれます。
父も母やおばちゃんよりは控えめな魔法使いですがそれでも何故かやたらと魔物や動物達に好かれるのでなんとかゆるく毎回解決できてしまいます。（悪い魔獣とかが寄ってきたら父の友達の友達だったりとかそういう感じ。） 最近ヒロシは自身の使い魔としてのアイデンティティに悩むことがあるそうです。
周りの先輩猫達はヒロシに「猫なんやし好きなことやっていたらいいやん」というそうですが、ヒロシは使い魔として全然活躍できてへんし毎日アルバイトにいって本を読んでコーヒーを飲んでたまに英会話教室とヨガにいって毎日が終わっているのやけれどこれでいいのやろうかと悩んでいるのだとか。（むしろ大半の猫達より充実していて素敵やと思う。）
別にいいと思うのやけれど…そんなこと言ったら私も毎日学校とアルバイトにいってコーヒーを飲んでヨガをやって大抵毎日過ぎていっているのですから。
ヒロシは大好きな先輩猫のキンちゃんに理屈っぽ過ぎる真面目っぽすぎるとよく言われています。
キンちゃんはやりたいことのリストを作っていてあってその目標のために努力している時以外はまったりと過ごすかお金を貯めるために仕事を淡々とするだけだよと言っています。
ちなみにキンちゃんのやりたいことリストはすごく素敵でワクワクが詰まっています。
今年の目標は東海道を飼い主の人と踏破することだそうです。