画伯の雑記 – 2020年5月27日 Smena8MとKodak Eastman Double-X 5222 D76で自家現像。

君とはどこかで会った事がある気がする。

Smena 8MとEastman Double-X 5222

散歩をしながら久しぶりに矢井田瞳さんの曲を聴いていました。
学生の頃、何度か矢井田瞳さんのライブに足を運びました。
矢井田瞳さんがThe Blue HeartsのLove Letterという名曲をカバーされた事があり、とても良かったのを覚えています。
2004年に矢井田瞳さんが発表されたモノクロレターという曲があります、自分の中でThe Blue HeartsのLove Letterとセットで聴きたい曲です。
モノクロレターからちょっぴりThe Blue HeartsのLove Letterのアンサーソングのような似た雰囲気が感じられ感傷的な気分に浸る事があります。
両方の曲で恋人たちの別れを示唆し、歌詞の最後に相手の幸せを願っている描写で終わっています。
矢井田瞳さん自身もThe Blue HeartsのLove Letterをカバーされています

Yaida Hitomi Loveletter The Blue Hearts Cover

今回使用したKodak Eastman Double-X 5222は1959年から発売開始されました。
そして一番最初のTri-Xは1940年にASA感度200の物が販売開始されました。
その後Tri-Xは乳剤の”改良”などを経て現在も販売が続けられています
Leicaのフィルムカメラ、M-Aを購入するとTri-Xが同梱されていたりもします。
モノクロ写真界のアイコン的存在のTri-Xですが実は僕が学生だった時と現在売られているものとでも乳剤が変わっています。
思い出に深く残っているようで、みんなが知っているようで知らない、それがTri-Xなのではないかという気もしています。
よく知っているあいつなのに知らない奴になっているような、暖簾は受け継がれたけど思い出の味と違う、そんな不思議な感じなのです。
そして今回使ったEastman Double-X 5222とTri-Xがよく似ていると言う人もいたりします。
ややこしいのが、その似ているTri-Xはどの時代のものなのかということです。
Eastman Double-X 5222は映画撮影用のフィルムとして有名なのですがもちろんTri-Xも映画撮影用の物が販売されています。
Eastman Double-X 5222で撮影されたのかな?と思ったらTri-Xで撮影されていたりもします。
有名どころだとゾンビ映画のナイト・オブ・ザ・リビングデッドも全編ではないですがTri-Xで撮られています。
シンドラーのリストで使われのはEastman Double-X 5222です。
初めて会ったEastman Double-X 5222なのに懐かしさがどこかあるのです。
AGFAのフィルムもドイツ出身だったあいつが知らない間に日本生まれになっていたような、でも本当はよく知っている日本の緑のあいつなんだよと気づいて欲しげにこっちを見ていたり。
確かに個性があるのに知ってるあいつとよく似ている。
生まれた世代でフィルムに抱く郷愁が異なってくる、不思議でどこか叙情的です。

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222 / 作例 25枚

使用したカメラ:Smena 8M
使用したフィルム:Eastman Double-X 5222

D-76 Stock Dev 17°C 9min26sec, Stop Bath 2min , Fixer 6min, Photo Flo (同一現像液で5,6,7本目)

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

相変わらずとてもよく写ります。
不忍池で撮影した鳩の一枚にはとても驚かされました。
チープな見た目のカメラでスカスカなのにこんなにも良く写るのです。

Smena 8M / D-76 自家現像 Eastman Double-X 5222

どうでしょうか?
可動部にTAMIYAのグリスを挿してみたところ巻き上げと巻き戻しがだいぶ楽になりました。
軽くて自分で全てコントロールできるカメラなのでこれからもちょくちょく使用していきたいです。
内面反射対策やモルト等もしっかりやってあててもいいなと思っています。
ゆっくりやっていきますよ。

ご覧いただきありがとうございました。

画伯


昨年の7月に今回の作例で使用したカメラ、Smena 8Mにカラーネガフィルムを詰めて撮影した記事も公開しています。是非ご覧くださいませ。

画伯の雑記 – 2019年7月8日 Smena 8Mを久しぶりに持ち出しました。(Kodak Ultramax 400/カラー自家現像)

画伯


今回使用した現像液です。

上記の物以外にも1Lの物も販売されています。
容器の準備のしやすさや計算が簡単なので1Lの物が見つかるようであればそちらをお勧めします。(1Lの物は2020年5月現在ヨドバシカメラで¥642、65ポイント(10%還元))
友人とシェアできる方はガロンタイプ(3.8L用)の方がお値打ちです、処理本数等に応じて計算して選択してください。

今回使用したカメラです。

よっぽど安く売られている等の理由がなければオススメはできませんが興味がある方は…
フィルムを数本無駄にする覚悟で挑んでみてください。

Copyrighted Image

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