1日働きづめだったうめちゃん。
うめちゃんからの手紙 2019 No.202
今日は自分の仕事の後にマリーちゃんの仕事に代打出勤してきました。
すごく体調が悪いというわけではないようですが、マリーちゃんが熱を出したので私が行ってきました。
田中さんも暇だというのでついてきました。
母と父が結婚する前に電子レンジを買いにために現在のくずはモールで待ち合わせの約束した事があったそうですが、当日たまえおばちゃんとゆたか君が母の代わりにやって来た事があり父も面食らったと話してくれた事がありました。
母から父の携帯に連絡があり、「まぁ双子だし似た感じだからたまちゃんに代打で行ってもらったから買い物よろしく頼むよ画伯！」と告げると一方的に通話を切られたそうです。
たまえおばちゃんも体調不良の母の代わりに急に電子レンジを買ってきてくれと言われたそうで、着の身着のままドカンとミッキーマウスがプリントされたトレーナーと紫色のスウエットという出で立ちにサンダル履きで猫と手を繋ぎ待ち合わせ場所までやってきたのには父も驚いたそうです。
大きい荷物だという事でその日は祖母が運転手さんをつけてくれていたようで、黒塗りの高級車からそんな出で立ちのたまえおばちゃんが降りて来たものですから周りからの”やべぇ奴がきた”感を含んだ視線をひしひしと感じたそうです。
母は電車移動中に具合が悪くなったり機嫌が悪くなったりで時々父とのデートをすっぽかす事があったそうですが、極め付けが代打のたまえおばちゃんに用事があり欠員が出た日になんと祖母が代わりにやって来た時が一番驚いたと父が言っていました。
デートをすっぽかした娘の代わりに母親がやってくるという、なかなかにパンチが効いた家族です。
でも父も母の家族も律儀＆律儀なので主役が欠員しても予定は進行しなければいけないという、悪い意味で融通の利かなさがあり、主役不在でも約束事はこなそうというポリシーだったようです。
祖母も勝手知ったるといった感じで父をスポーツカーに乗せ2人でドライブにでかけ瀬戸大橋を渡り四国に上陸しうどんを食べたり仲良く写真を撮って回って帰って来たそうです。
祖母が登場するパターンもあったわけですから祖父がやって来た回もあったそうで、父は毎回誰がやってくるか楽しみだったそうです。
祖父の時は祖父が通っていた陶芸工房に行き2人で焼き物を楽しんだそうです。
母がやって来る回がもちろん大当たりだと父は言っていますが、気にせずその状況を楽しむというのが万事うまく行く秘訣です。
少し話が脱線しましたが、私は仕事や学校をサボる事ができません。
責任感が強いと言われれば聞こえは良いのですが、私はご存知の通りかなり強迫観念が強く約束事をすっぽかすイコール嫌われ友達がいなくなってしまい孤独になって被害妄想に発展してしまいがちで、完全なる病理です。
飄飄と自分にとっても相手にとっても気楽に付き合えるような人間を目指したいものです。
マリーちゃんの職場は例年と同じで、祖母の領地内にある農園のお仕事です。
野菜や果物以外にもラベンダーやバラ、香料の原料など魔女の仕事に欠かせない材料も作っています
。
今日はラベンダーオイルの精油作業でした。
結構しんどい作業で仕事を終えた頃にはぐったり疲れ果ててしまいました。
以前メープルシロップを作るお仕事をした事があるのですが、匹敵するしんどさでした。
メープルシロップも木につないだチューブから流れた樹液が集まるブリキのバスタブをトラクターで回収して周り、精製する小屋で長時間に詰める作業があり重労働でした。
バラの精油もたった一滴を得るために数十本から多いと100本近くのバラを必要とし、バラにとっても人間にとっても大変でした。
でも精油が大変なものほど香りも残りやすいような気がします。
良し悪しありますが、長期間残るのでありがたみもあります。
田中さんは精油作業をする私を物珍しそうに愛用のカメラで撮影されていました。
機会があれば記事にしても良いと思ったので後日田中さんに写真を分けてもらおうと思います。
田中さんは
うめこ
今日の一枚
EOS40D / CANON EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
今日の一曲
El Carretero – Eliades Ochoa – Buena Vista Social Club – Cuba, Havana, Camaguey, Trinidad
今日の一冊
