うめちゃんからの手紙 2018 No.197 生きたお金の使い方とは何か

うめちゃんからの手紙 2018 No.197

一眼レフを首から下げている田中さん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.197

インディアンサマーだったため今日も夏日でした。
今日は田中さんとはるちゃんを連れて馬に乗ってきました。
2時間ほど馬に乗り、途中この夏私たちが泳いでいた池に立ち寄り馬に水を飲ませたりしてきました。

田中さんから一眼レフを預かり馬に乗っている田中さんの姿を撮影しました。
田中さんはお父様からフィルム一眼レフを借りてイギリスに持ってきていたのですがほとんど撮影していませんでした。
ヨーロッパ旅行中に2本撮りきったそうですが、8月の下旬に入れたフィルムをまだ撮りきっていないようです。
はるちゃんが田中さんの写っている写真をしっかりフィルムでもデジタルでも撮影しているので心配はないのですが、田中さんはせっかく持ってきていたカメラをあまり活用できていなかったようです。
私とはるちゃんがカメラでしょっちゅう撮影しているだけで、一般的にはカメラというのは行事ごとや皆が集合した時などの非日常を切り取り記録に残しておくという役割の方が元来多かったようにも思われます。
ここ数年でSNSなどで急激に写真の扱われ方、鑑賞方法に量やスピードが求められるようになったのではないでしょうか。
写ルンですなどをやっと撮りきり現像に出し帰って来た写真を見てみたら亡くなった家族が写っていて懐かしさがこみ上げてきたという話を私の職場にいらっしゃる常連さんから伺った事もありました。
私が覚えている限り田中さんも要といえるような、この夏を一冊の本にまとめた時に目次にのるような出来事があった日にはきちんとカメラで撮影していた気がします。
田中さんも私と同様にスマートフォンを持っていないというのも理由なのかもしれませんが、田中さんは決してハイテク機器に疎いわけではありません。
田中さんはプログラミングなども得意とされていますし、パソコンで私達のためだけのオーダーメードの問題集を作ってくださるほどの方です。

マリーちゃんは定期的にフィルムカメラで撮影した写真をプリントしてます。
さらに一手間加え、写真に写っている物や人物についての説明を書き込んだ小冊子を手作りしています。
そしてそれをイギリスのおばあさまや弟君に郵送しているのです。
私も真似をして同じようなものを作り両親や祖父母たちに送りたいなぁと何度も思うのですが未だに実現できていません。
京都の実家の家族も大阪の祖父母も皆パソコンやスマートフォンを使いこなしており、スマートフォンを持っていないのは私だけです。
両親も携帯を買ってくれると言ってくれていますし、大阪の祖母も私に持たせたいようですがそのうち買ってねと濁し今日まで来てしまいました。
家庭内情報格差の話は以前もしたと思うのでここでやめておきますが、いざスマートフォンを買うとしても色から容量、ブランンド、料金プラン、e.t.c…そして分割払いとはいえローンを組むわけです、とても大きな心理的抵抗が私にはあります。
10万円を超えるスマートフォンも今時珍しくないと聞きます、そんな高価なものやったらスマートやなしにジーニアスくらい名乗ってもいいのではないでしょうか。
はるちゃんがiPadにデジカメの写真を直接取り込んで大きな画面で編集したりメールに添付して送信している姿をこの夏は何度も見ているので私はスマートフォンよりはiPadがほしいかなぁと思っています。
もっとも私にはメールを送る友達がほとんどいないので不必要とも言えます。
お金を使うのも立派な社会参加だとは思うのですが、生きたお金の使い方とは何かと考えるとどうしても臆してしまい、結局私は何にもお金を使わずじまいになりそうな気がしています。

この夏のバイト代をどう活かそうか考えてみたというお話でした。

うめこ


今日の一枚

撮影地:バーゼル / EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM

撮影地:バーゼル / EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM


今日の一曲

Gotye performing "Somebody That I Used To Know" Live on KCRW

Gotye performing “Somebody That I Used To Know” on KCRW


今日の一冊

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