大事なあいつと夏の思い出を作ろうよ。
うめちゃんからの手紙 2018 No.174
気になっていた方もいらっしゃるかもしれません、私の使い魔のヒロシは東京で元気にやっています。
ヒロシとも時々パソコンのテレビ電話で話しています。
最近猫の間で流行っている猫汎白血球減少症、町内清掃のボランティアの頻度の増加など、ヒロシは東京でとても忙しそうにやっています。
猫というは人間が思っているよりも世話焼きで縦社会なところがあるように私の目にうつります。
年長猫になりつつあるヒロシは年少猫たちの面倒を見てあげなければいけないといった猫社会の暗黙ルールのようなものがあるようで、ヒロシなりに責任感を感じて頑張っています。
ヒロシ、二郎、三郎はワクチン接種を済ませていますが猫汎白血球減少症は死亡率が極めて高く感染したら最後75−90％の猫が死んでしまうとも言われている病気です。
ヒロシの知っている猫で亡くなってしまった子もいるそうです。
夏になるとごくまれですが都内の川沿いを歩いているとどざえもんになってしまった猫の死体が流れてくることがあります。
先月のはじめにも深川の松永橋のあたりで見て悲しい気持ちになりました。
川で涼を取ろうとして溺れて亡くなってしまったのか、それとも他の原因で死んでしまった猫が川に流れてきたのか…原因はわかりかねますがとても痛々しい姿です。
猫汎白血球減少症は幸いにもワクチン接種が可能な病気です。
啓蒙活動などを通じて防げる病気です。
川での事故や交通事故で亡くなってしまう猫もいますが、ワクチン接種で防げる病気は人間が気をつけなければいけないことです。
ワクチン接種は人間が気をつけてなければいけない事です。
さてワクチン接種の話はこれまでにして、ヒロシの毎日は忙しそうです。
ヒロシは自分が住んでいる町内会の清掃活動に加えて彼女の住む町内の清掃活動にまでボランティアで参加しています。
夏になり人の往来やお祭りの頻度も増えるためそれに比例して街も汚くなります。
公衆衛生が汚くなれば病気や事故などにつながる事もあるので清掃活動というのはミニマムかもしれませんが平和活動とも言える大事な社会貢献です。
人類がすべて地球から消え去った場合に増えると言われているのは猫なのだそうです。
そして猫が増える事によって絶滅すると言われているのがネズミなどの猫が捕食できる動物なのだとか。
ヒロシの街を清掃するという活動は現代文明の人間たちのために貢献しているようで、どこか猫らしくない気もしますが…ヒロシは使命感に燃えています。
そんなヒロシですが８月中旬にイギリスにやってくる予定です。
８月の第2週までは二郎と三郎の予定が入っていてどうしても日本を離れられないのですがお盆過ぎ以降は町内清掃などのボランティアを抜けられるそうで、私と残りの夏を過ごす予定です。
ヒロシは夏の終わりに京都に帰り私の母の出産のお手伝いに行ってくれると言ってくれています。
私はヒロシに働きづめでよくない、もう少しリラックスして夏で暑いのやから体に疲労を溜めてはいけないよと言い聞かせています。
はじめおじさんとヒロシで二郎と三郎をキャンプに連れて行く計画があるそうです。
たまえおばちゃんが二郎と三郎も都内でずっと過ごすのはダメやから子猫時代に夏らしい事をして元気いっぱい遊んできなさいとおっしゃったそうです。
キャンプや海水浴に連れて行ってもらったという思い出は大事な気がします。
私も小さい頃に両親やたまえおばちゃんに夏の間に遊んでもらって記憶がきちんとあります。
自分の夏の事ばかり考えていましたがヒロシや二郎と三郎の事はおろそかになっていた気がします。
前述したとおりヒロシや頑張りすぎマンです、リーダーシップや準備進行役をやりたがりです。
たまおえばちゃんとはじめおじさんがオファーを出してくださったのですから素直に甘えてキャンプを楽しんでくるようにヒロシには伝えました。
でもちょっとおバカな二郎がはしゃいで怪我しないようにしっかり監督するようにも言っておきました。
友達との夏休み、とても楽しくやっています。
でも愛猫との夏の思い出はまだ今年は作れていません。
ヒロシが休みを取れるようになったら日ごろの労をねぎらい、ヒロシにも楽しい夏だったと思えるような素敵な夏にしてあげたいと思っています。
ヒロシが好きなものをBBQで作ったり、一緒に泳いだり、スイカを食べたりしたいです。
うめこ
今日の一枚
EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM
バーゼル市にて撮影
今日の一曲
フジファブリック – 銀河
今日の一冊
