うめちゃんからの手紙 2018 No.103 ヒロシの絵の番号と賄いのラーメン。

うめちゃんからの手紙 2018 No.103

仕事がなければ普段も時々着物を着ているうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.100

マスターが海外へ買い付けと視察の旅に出発されたので女将さんと息子さんが店舗に来ています。
おかみさんは朝から豆を焼く作業もあるので大変です。
息子さんとは時々話すのですがすごく寡黙な方で何を考えてらっしゃるかわからないので少し勝手が変わります。
言い方が悪くなってしまいますがマスターはええ感じにへらへらしていて人当たりが柔らかく、それでいてお客様の様子を悟られないようにきちんと観察されているので、さすがだなと感じます。
主にはるちゃんと息子さんがコーヒーを入れている間、私とおかみさんは販売が決まったヒロシの絵の額装について打ち合わせを1時間くらいしました。
少し前までそこそこ近く安かった業者にもう一度お願いしてみたところ、最近とった見積もりの金額が極端に値上がりしていた上に使用できるマットの色数が笑ってしまうくらいに減っており、少しだけ困っています。

今まで複数の業者と額装の取引をしたことがあるのですが、どの業者にも魅力と欠点がありました。
もともと同業他社の間でも評判が良かった2社に結局は戻りそうな雰囲気です。
その同業者の間でも評判がいい1社は東京の西側にあり私たちの仕事場からは遠く不便なのですが、コミュニケーションがとりやすい、作品の扱いが最も丁寧、そして見積もり書やお金の支払いが明朗で迅速でした。
気になることや発注書に間違いがあった場合すぐに電話で対応してもらえ、本当に助けられた思い出があります。

もう1社は職場からも徒歩で行ける距離にある老舗の額縁業者で、かなり多くのモールドを輸入して常備しており、額装に使えるマットの色数も私が知る限りでは最多です。
(額縁にも規格があり、切り出していない長い状態で塗装や装飾が済んでいる額縁資材、それらをモールドと呼んでいます)
職場から近い店舗の欠点は、こちらがかなり事細かく完璧な発注書を作らなければいけないこと、納期が最低でも1ヶ月かかるということ、そして電話にまず出ていただけないため毎回店舗に行ききちんと指示を書面として残し念押しをしてくる必要がありました。
向こうが持っているマットの色見本の番号をきちんと記憶しておき、それらを正確に発注書に書いて提出する必要があるため、1日仕事なわけです。
ただこの業者…恐ろしく安く西側の業者よりも2000円安く仕上げることができる上、簡易のものですが寸法が揃えられた箱に入れて納品してくれます。
差し箱や黄袋を必要としないお客様も多いため助かります。
差し箱などを希望されないお客様に渡す簡易梱包の場合でも弊社で用意した専用のラベルを納品書に貼ってからお渡ししています。
ちなみにヒロシの作品の管理番号にはパターンがあります、例を挙げると...

HN-Pa-18-11 / APAP といった具合にすべての作品に固有の管理番号が割り振られています。

HNはHiroshi Nishiakiを意味し、PaがPaintingを、18は2018年、11が2018年に販売する11番目の作品、そしてARCAPは私が勤めているAficionado’s Roastery&Cafe Art and Publicationの頭文字を取り略しているだけです。

表記がARCAPではなくARCAP-CWと書かれたものがあります、それはCommision Workを意味し、一度も展示された作品ではなく直接コレクターの方からヒロシに作品を作って欲しいとお願いされた作品にはそのように入っています。
あとは版画作品などはエディション番号が入るようになっています。

そんな感じで、おかみさんと一通り打ち合わせを終え、私は本来のコーヒーをいれるお仕事に戻りました。

今日はアルバイトの後に家庭教師の田中さんがいらしゃる日だったのでとても疲れました。
一週間で木曜日が一番大変です。

そういえば今日はアルバイトの前におかみさんが賄いで名古屋の寿がきやという会社の袋めんで映画「崖の上のポニョ」に出てきたようなラーメンを作ってくださいました。
袋めんなのでジャンキーな味を想像したのですが、すごく優しく薄味で驚きました。
和風の懐かしいラーメンといった感じで聞くところによると実店舗では320円からラーメンが食べられるのだそうです。
女将さんは名古屋出身なので味噌煮込みうどんや、名古屋の喫茶店の定番メニューの小倉トーストなどを出してくださる時があり、その時は私もはるちゃんもすごく盛り上がってしまいます。
私はスマートフォンを持っていないのですが、持っていたら恐らく毎回何枚も写真を撮っていることでしょう。

今日は以上です。

うめこ


今日の一枚

GR DIGITAL III

GR DIGITAL III

釜山の市場で撮影。


今日の一曲

ポケットビスケッツ『yellow yellow happy』

ポケットビスケッツ – Yellow Yellow Happy 


今日の一冊


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