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うめちゃんからの手紙 2017 No.135
さて今日もはるちゃん接待観光の続きです。三十三間堂と、MORI YUギャラリー、アートスペース虹を見に行きたいなぁとぼんやりと考えていました。三十三間堂は単純にたくさんの仏像を一度に見ることができるし建物も立派なのではるちゃんにもウケがいいやろうと私は予想していました。
アートスペース虹からMORI YUギャラリーは歩ける距離なので両方絶対に行こうと意気込んでいました。
朝ごはんの後、両親とはるちゃんにコーヒーをいれみんなで飲んでいたところ…父が蹴上駅くらいからスタートし、南禅寺に行きそのあとアートスペース虹を見て東山区大井手町にある母と父がすきな祇園饅頭でおやつを買い岡崎公園まで歩き、その後体力と相談して平安神宮によってからMORI YUギャラリーをみて最後に丸太町周辺に行ったらどうやと提案されました。
ナイスな提案だなと思いました。丸太町には私の好きなカフェと雑貨屋さんもあります。もしはるちゃんさえよければ桜湯に寄ってお魚を見ながらお湯につかって汗をながし、その後鴨川を散歩して夕食まで時間を潰そうという計画でした。
ナイスな提案やなと思ったのですが一旦冷静になり、完全に学生時代の母と父のデートコースをほぼトレースしているだけやと気がづきました。それでもやっぱりデートコースを組ませたら画伯こと若大将こと私の父はピカイチなので結局従いました。;P
ほぼ下り坂のルートだったのでスムーズに観光がすすみ、祇園饅頭で買い求めたわらび餅とその他のおやつを岡崎公園で私たちは食べました。その後はるちゃんも行ってみよう!というので丸太町の雑貨屋さんを見た後桜湯にも行くことができました。ついでに頼まれていたお使いを近くのフレスコで済ませることもできました。
フレスコで買った調味料を両手に抱えつつ、大丸京都店に行きカンケンのリュックも買ってきました。
なぜすでに持っているカンケンのリュックをさらに買ったのかというと、愛用していたカンケンのリュックサックを少し前にヒロシに譲ってしまったのです。以前はカンケンのminiを背負っていたヒロシなのですがあれよあれよというまに大きくなり、今では普通のカンケンが背負えるほど大きな猫に育ちました。笑。
(東京に戻ってから買っても値段は変わらないのやけれどね。)
ヒロシがびっくりするくらいに巨漢猫に育ってしまったものやからリュックを始めTシャツでも私のお下がりなどが使えるようになってきたので色々な物がヒロシに持っていかれてしまいました。リュックを背負ったでっかいでっかい黒猫とミニオンズみたいなちびの魔女が歩いていたと近所の小学生たちの間で噂になっていることでしょう。
そして私の母も祖母も面白がって私が子供の頃に来ていたTシャツなどをヒロシに着せるのです。私は心のどこかでいつか結婚して子供を産んで私が子供の頃に好きやった服を娘なり息子に着せて…愛用のライカで激写したい!と思っていたのですが、まさか自分の使い魔の猫に着せて写真を激写しまくる日が来るとは思いもしませんでした。
しかし似合っておる!すごく可愛いのですヒロシは。
はるちゃんと京都を歩けたことはとても楽しかったです。今まで一人では勇気がなくて入れなかった場所が地元にもあったのですが、はるちゃんと一緒だと一人では躊躇していたお店も入ることができました。不思議なもので一人では無理だったのに友達と一緒だと雑貨屋さんでも服屋さんでもどこへでも入っていける気がします。
私が以前より大人になったからなのか地元を少しの間離れていたのでちょっとだけ冷静になり緊張しなくても良くなったのか、いずれにせよはるちゃんと京都の街を楽しむことができました。
それにしても祇園饅頭のお兄さんは元気いっぱいやったなぁ、そしてわらび餅めっちゃ美味しかった。栗赤飯を季節感を出そうと思って買ったのやけれど草餅とおはぎも買っておけばよかったと後悔。わかりにくい場所にあり見つけるのが大変かもしれないお店ですが大好きなお饅頭屋さんです。
明日からはまた東京です。
里心がついてしまうといつまでたっても東京でお仕事と学業に復帰できません。
京都はどんだけいても楽しいのは当たり前なのです。
スパッと新学期を意識して東京の下宿に帰ろうと思います。
梅子
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今回のロケ地
祇園饅頭さん
今回お邪魔させていただいたのは祇園饅頭さんの東山の工場直売所です。
南座にある祇園饅頭さんの工場です。
※営業時間等は取材時の物です、お尋ねになる際にもう一度ご確認くださいませ。
住所:京都市東山区三条通白川橋西入ル大井手町103
営業時間:10:30頃〜19:00頃
日曜営業
TEL:075-561-2719
※営業時間等は取材時の物です。
右端に写っているわらび餅と左端に写っている2つずつ三色のしんこが入っているもの、そして栗赤飯をこの日は買いました。わらび餅がすごく美味しかったのでもう1つ家族に買って帰ってもよかったかもしれないです。
僕が買った後に遠くから様子を伺っていた大学生カップルの二人もやってきておまんじゅうか何かを買っていました。工場直売なのでレジなどはありませんが、丁寧に接客していただけます。工場直売の醍醐味、生産者さんの顔を見ながら買えるのです。どんな人が作ってくれたわかるって素敵だと思うのです。
若い頃は老舗のお店や工場直売のお店に入るのに勇気がいったのはなぜやろう。銭湯も然り。
コンビニなどで買うお菓子ばかりではなく、祇園饅頭さんでおやつを買って公園で休憩なんてどうでしょうか?
チェーン店などに負けず京都の小商い、日本の小商いの方たちの商売が続いていきますように。
画伯
桜湯
「梅子と僕」そして「師匠と猪十郎」でも登場した神宮丸太町駅からも便利な場所にある銭湯です。