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Nikon FG +AI Nikkor 35mm F2S
トップ画像のNikon FGと今回の作例の撮影に使ったレンズは異なります。
このNikon FGは2019年5月の記事で光線引きがある事をお伝えしていたカメラです。
プロに見てもらいモルト等も新品だったはずなのですがコマに光漏れの特徴的な線が入ってしまう事が多々あり一線から退いていました。
プロに見てもらったのに治ってなかったのだからと諦めていたのですが、思い切って追加でモルトを貼ってみることにしました。
特にフィルム室の蓋のヒンジ部を重点的にモルトを追加しました。
すると!
この機転が功を奏したのか見事に光線引きが消えたのでした。
やっと全てが調ったかとも思ったのですが今度はシャッターが少し不安定な気もします。
モノクロフィルムとの組み合わせが続いていたのですが、久しぶりにNikon FGにカラーネガを詰めて使ってみると、少し怪しいかなぁと疑心暗鬼になってきました。
時間を見つけてNikon FGをまたテストしてみようと思います。
何かが解決すると今度は他にも怪しい所がある事に気付く、よくある事かもしれませんね。
Nikon FG +AI Nikkor 35mm F2S
Kodak Vision3 500T / 5219 (1段増感現像) 作例 18枚
使用したカメラ:Nikon FG
使用したレンズ:AI Nikkor 35mm f/2S
使用したフィルム:Kodak Vision3 500T
Vision3 5219 500T EI1000 / Remjet Removal Prebath 3min, Wash 2min, Dev. 6min30sec, Wash 2min,Blix 9min,Wash 6min, Drywell (38.5°C) (21,22)
FM3Aが一番稼働率が高いNikonのフィルムカメラなのですが、一台だけ負担が増えてもいけないので本来であれば靴のようにローテーションを組みながらうまく使いたかったのです…
もともと予備機としてNikon FGなのですが…Nikon FGは使うたびに気になる所が見つかりなかなか活用できていないのが現状です。
増感や減感を試す時に露出計の精度はカメラに期待できなくとも、シャッタースピードの正確さはとても重要です。
Vision3のフィルムはネガフィルムの中でも特にラティチュードが広いと言われていますが、だからこそ、より性能を目一杯活かせるように狙った露出で撮影できるように心がけたいです。
幸い身内のお下がりのカメラはいずれも快調に動いており、祖父のお下がりのNikon FとNikomat等は定期的に動かし死蔵状態にならないように維持していこうと思います。
手軽に試してみるなら…
サンアイ CS8011_CINESTILL_800T135-36N
サンアイ CS5011_CINESTILL_50D135-36N
自家現像でVision3を処理するお供に
今回使用した現像タンク
パターソン スーパーシステム4現像タンク マルチリール3タンク リール無 PTP116
書籍
ニッコ-ルレンズのすべて 最新もオ-ルドもあらゆる角度から徹底解説 /学研パブリッシング