小説にも出てきた年越しコンサート
Dジェネシス ダンジョンが出来て３年という小説が好きで何度も読み返しています。
アクションシーンや魔法を使うシーンはもちろんあるのですが、一番面白いのは夢がないところです。
現代日本にダンジョンができてしまった場合各省庁がどのように立ち振る舞うか、税金はどうなるか、諸外国との外交への影響は…と言った具合のめんどくさい部分が丁寧に描写されているところがとにかく面白いです。
税金対策と氏名が表に出ないために試行錯誤したりする中、省庁側の不手際で…といったちょっぴり現代日本のお役所仕事へ対する厳しい批判が潜んでいたりする鋭さもあり痛快です。
ちょうど現在Amazonで半額セールが開催されているので未読の方は是非！
Dジェネシス ダンジョンが出来て３年の3巻でインドからの客人を年の瀬にどこへ連れて行き歓待しようか悩むシーンがあります。
定番の両国はどうかと一瞬思い立つも、両国では毎年大晦日にさだまさしのコンサートが開催されていますよと主人公が相方から言われる描写があり笑ってしまいました。
実名で名前が出てくる有名人や企業、ブランド等もあったり伏せられていたり名前が変えられていたり、その基準はよくわかりませんが自分にも馴染みのある土地等だとなんとなくあそこの事かとわかるのも面白いです。
三菱が四菱に変えてある的なやつです。
さだまさしさんのコンサートは明日なのですが、国技館の前を通ると複数名の方がさだまさしさんの名前の入ったのぼり旗の撮影をされていらっしゃいました。
年末年始を日本で過ごすのか。
過去と異なりクリスマスでも年末年始でもたくさんの外国人観光客を見かけるようになった気がします。
観光バスで西欧系の観光客の団体を見かけて少し驚きました。
いずれの宗教にせよ彼らは冬季休暇を家族と家で過ごすと思っていたのですが、最近では必ずしも家族と一緒に過ごすわけではなく、カレンダーに関係なく日本などへ旅行に出るのですね。
シェアサイクルだったり、一時期問題になった公道カートに乗って両国近辺を移動する外国人観光客も多数見かけました。
不思議な感覚です。
年の瀬に外国に行きコスプレして普段運転していない交通事情の場所で安全装備の乏しい車両を運転しよう！…そんな気になれるのであろうか。
とにかく安全に平穏に過ごすのが一番だと僕は思いますけどね。
画伯