今日はサウンドウォーク・コレクティヴ & パティ・スミス|コレスポンデンスを見に初台まで行ってきました。
時々コンサートを聴きに行く東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルのすぐ横です。
鉄道の出口がいつもと違ったので少し違う場所に向かう雰囲気で楽しかったです。
何人か明らかにパティスミスさんの公演目的と思われる方達が初台駅東口に向かっていました。
自分は説明通り中央改札口から今回は出てみました。
とても大きい施設で不慣れな自分は迷いそうでした。
途中からは今回の公演のポスター等も貼られていたのでわかりやすかったです。
会場に着いてすぐに横の席に座る初対面の女性からなぜか挨拶とお辞儀をされて驚きました。
僕が誰か他人の空似だったのか、誰にでも挨拶をしている人なのか。
でも隣が礼儀正しい人なのは良いです、自分も赤の他人でしたがこんにちわと挨拶をしてお辞儀を返しました。
始めてきたオペラパレスは椅子の上にエアウィーブの座布団が置かれいてそれにも驚きました。
最近は慣れてきた方だとは思いますが、パティスミスさんの作品への思い入れが強くだいぶ前から今回の公演を観に行く事に緊張しっぱなしでした。
昨日一昨日もずっと今日の開演時間近くにソワソワした気持ちでした。
Louisiana Channelに掲載されたPatti Smith Interview: Advice to the Youngの動画が好きで今日まで何度も繰り返しみてきました。
Patti Smithさんの音楽や言葉にずっと救われ影響を受けてきました。
まさか本人を見られる日が来るとは思いませんでした。
最近チケット運がとても良く本当に良席でパティスミスさんを見る事ができました。
集中して2時間弱の公演を聴く事ができました。
頑張って英語を勉強してきたのが報われたぜと思えるほど色々な言葉を拾う事ができて良かったです。
広島、長崎、チェルノブイリ、そしてガザへと文脈が続き共感と罪悪感とパティスミスさんが向き合ってきた感情がギュッと詰まった公演でした。
あの時の、自分の知っているパティスミスさんが目の前にいたという大きな感激がありました。
晩年期においてもなお創作を続け、言葉を集めて紡ぐ、自分もこうありたいと思いました。
今回のパフォーマンスの一部がまるで煉獄に囚われているようなそんな苦しさも感じさせる体験でどっと疲れました。
僕たちが生きる今、罪悪感とどう向き合うか、そんな世紀のようにも思えます。
生憎と向き合っていない方が人生は楽で、国家レベルで言えば罪悪感と向き合わない方が成長でき経済的にも豊かになってきた気すらします。
戦争に限らず気象変動であったり限られた資源の奪い合いであったり、罪悪感を感じ始める前に人生を終えてしまう人も多く、余裕がない苦しい人が多いのも事実。
長生きできる国に暮らせる幸せ、平和だからここまで考えてしまうのかもしれない。
主要先進国がやっと目を向けるようになってきたかな?いやまだ目を背けているな…
日本はどうなのだろう、自分はどう向き合っているのだろう
誰かの罪を被って死んでいったのか、でも僕は信徒ではないからきっと僕の罪は赦されはしないのだろうとか。
AIが宗教にとって変わりそうな、悩みをなんでも聞いてくれて開放してくれそうなそんな幻想さえ抱かせる今日昨今、歳を重ねても自分の言葉であの人変わらない心でステージに立つパティスミスさんの勇気に強く叱咤された夜でした。
画伯