Flag Radioを聴いてからコンサートに向かいました。

今晩は京都劇場の時よりも30分遅い開演時間だったので少し遅めに家を出ました。
京都劇場の時も京都駅すぐでだいぶ余裕がありましたが、オペラシティも初台駅駅直結で大変便利な立地なので楽に会場に行く事ができました。
会場の雰囲気や規模、トイレ等の設備も気が回っていて好きです。
今回もコンサートも前にお酒を飲んでらっしゃる方達を見かけ、トイレの心配がない人達を羨ましく思いつつベンチに座り、早く着き過ぎてしまった時間を潰しました。
家を出るギリギリまで青葉市子さんのFlag Radioを聞いていました。
前半は聴き終えていたのですが、最後までは聴けませんでした。
恥ずかしい話ですが京都劇場にも行っているのに今晩の東京公演も楽しみ過ぎてずっとドキドキしていて緊張が止まりませんでした。
青葉市子さんのコンサートが毎回楽しみ過ぎて夢でも何度も足を運んでいます。
夢でもそうですが日中もセットリストの予想をしたり、自分の予想したセットリストを聴いたりして日々過ごしています。
青葉市子さんのステージは毎回鬼気迫るものがあり、圧倒されます。
鋭い音と眼差しが怖いくらいなのです、まさに時間と命と全てを音楽のために人生を捧げている本物の青葉市子さんのステージを見に行くためにこちらも本気です。
子供の時の遠足の前に熱を出したり、夏休みに映画を見に連れて行ってもらえるドキドキがアラフォーにもなって蘇ってくるなんてとても果報な事です。

今回も本当に恵まれた事にステージからとても近い席で幸せでした。
パイプオルガンの設備の圧迫感がすごかったくらいです。
静謐なまでに簡素な青葉市子さんのセットアップがいっそう目立ちます。
公演中、青葉市子さんもオペラシティの音響の独特さ、みんなでピラミッドの中に居る様だねとおっしゃっていました。
たくさんの観客から見つめられ、その重圧と不思議な空間で歌う緊張感、素人の僕には計り知れないほど大きなものだった事でしょう。
それでもいつもの様にとても軽快に、そして優しい心遣い、時に鋭さを音に乗せて僕らに届けてくださいました。
今回は青葉市子さんの恩師でありお師匠の山田庵巳さんが特別ゲストとして参加され、師弟共演が叶った特別な15周年の夜になりました。
お2人の機械仕掛乃宇宙が聴けたのは一生の思い出になりました。
京都劇場の際に、市子さんが来年のバービカンでの公演のお話をされていました。
僕もロンドンでの学生時代何度かバービカンには足を運びました。
バービカン自体も独特な建造物で思い出深いです、オペラシティが可愛いくらいヘンテコ。
バービカンに足を運んだうちの2回は深津絵里さんがご出演なさっていた春琴抄と陰翳礼讃を定本とした舞台を観るためでした。
ネタバレも無いと思いますが軽く触れますと、谷崎潤一郎原作の春琴抄は三味線奏者の盲目の師と弟子のお話しです。
独特の文体で書かれたお話で、呼吸が苦しいくらいです。
そんな事もふと思い出しながら音楽鑑賞を楽しみました。
音楽に集中しなくてはいけないのに自分自身の15周年を少し脳内で振り返ってしまい、お世話になった人たち、昔通っていたピアノ教室の先生や、大学院の時の白髪の先生の顔が浮かんできました。
どっぷりと心の旅のような迷宮を彷徨ったりもした夜でした。
記念に残る思い出がとても嬉しい

家に帰りコンサートに無事に行って来れた事をFacetimeで実家の家族に報告しました。
恥ずかしいですが、それくらいコンサート前は観客として行くのにものすごく緊張していました。
どこかで真剣に世の中に作品を発表している人の本気のステージを観に行くという事に負い目を感じていたのかもしれません。
自分も大好きな事を続けてきたはずだけれど、もう少し真剣に本気で取り組むべきだと反省もしました。
なぜ自分は頑張れないのかと自問自答もしてしまいました。
京都公演の時と同じく東京公演でも来場者に缶バッチが配られました。
青葉市子さんの心遣いは本当にすごいなぁと思いました。
昨年の12月に中電ホールの公演を見に行った際も、他の観客の方で缶バッジが欲しくて並んだのだけれど変えなかったと話している方がいました。
みんなが欲しがっているんだという気持ちを青葉市子さんが組んでくださったのでしょうね。
青葉市子さんに圧倒されつつ、2025年こそはもう少し頑張らなくては行けないぞと自戒の気持ちを抱いた夜でした。
画伯
まだ余韻に浸っていてしっかりとした文章が書けていないので後日読み返し加筆修正したいです。