薙刀道場帰りの幼き日のたまえおばちゃんと愛猫ゆたか君
うめちゃんからの手紙 2020 No.074
久しぶりに田中さんがコーヒーを飲みにきてくださいました。
私も最近は工場勤務で美術品販売のお仕事等が多かったので久しぶりに店舗でコーヒーを入れており、田中さんとうまくタイミングが重なりよかったです。
田中さんの方が私の家族と頻繁に会っているので、田中さん経由で祖父母も両親も元気にやっている事、田中さんのライカの画面で弟の最新の画像を見せてもらいました。
茂一郎に至っては田中さんにとても懐いていて、私が帰省した時よりも”馴染んでいる感じ”さえあります。
田中さんと私の祖母がラジオ番組の取材で私の祖母よりも高齢の女性がやっている合気道道場に護身術の体験学習に行った日のお話を聞き、常連さんに混じって私も大爆笑してしまいました。
田中さんがその合気道の女性師範代から全力で殴りかかってきてくださいと言われ、田中さんは流石に高齢の女性に全力で蹴りを喰らわせたらまずいだろうと思い少し遠慮気味にちょんっと蹴りを繰り出したそうなのですが踏み込み始めと同時に「私がババァだからって手加減しない！こらっ！本気できなさい！」と言われびっくりしてしまい、筋肉が萎縮してしまったのか以後一所懸命蹴り直そうにも逆に緊張が進み前より綺麗に蹴りが蹴り出せずドツボにハマってしまったと笑っていました。
体験学習の後に、私の祖母は「逆にあの大声で威嚇してきたのも込みで護身術だったのかもよ？いやっ本気でさきちゃんが蹴り入れてても師範だからうまく流せてただろうけど、疑うわけじゃないけど…」と田中さんに話していたそうです。
その後痴漢につかまれた時の対処法や自転車や梯子から転びそうになった時の受け身等を一通り教わり、いろいろ考えることはあったものの勉強になり貴重な異体験ができてよかったと田中さんはおっしゃっていました。
他の常連さんで合気道や空手等の経験者がある方も「まずは挨拶っていうし、銀行の入り口とか警備の人も声かけて挨拶を積極的にしてく事で防犯効果ある説があるからね」とおっしゃっていて、私も田中さんも納得してしまいました。
私の叔母のたまえおばちゃんは薙刀と合気道の有段者なのですが、たまえおばちゃんも確かに声が大きく存在感と相まって姿まで大きく見える気がします。
東京に来てすぐの頃にヒロシが東京生まれ東京育ちの猫に関西の猫は声がでかい！と笑われていました。
遠くからでも関西出身者がいるのがわかる！というよくある揶揄いのような気もしますが、声が大きい事も悪くないものだなぁと私は思いました。
どのようなお仕事でも元気に挨拶することは大事だと思いました。
うめこ
今日の一枚
AgfaVista400 / Lomo LC-A
今日の一曲
[MV] どんなに辛いときだって – くまきち / kmakici (music video)
