うめちゃんからの手紙 2017 No.034

親バカという言葉があるように使い魔バカというのもいます。
私はヒロシバカであります。

ヒロシのお絵描きスキルがほんまにすごいのでいろんな人に自慢しています。(といってもマスターとはるちゃんくらいだね)
おばちゃんの指導もいいのやと思います。
ヒロシが描いてくれた私の父がすごく上手に描けていたですが、おばちゃん曰く絵だけではなく実際に私は父にも母にもよく似ているそうです。
ヒロシが描いた私の父の絵を見て思い出したのですが、私の母は1日も欠かす事なく父の寝癖を毎朝撮影しています。
ずっとチェキというカメラで撮っていてすごい数の写真が実家にあります。
父と母の毎朝の日課です。
子供の頃からの疑問なのですが高校生になった今でもなぜ母が父の寝癖の写真をとり続けるのか教えてもらっていません。
おばちゃんも父も教えてくれません。もちろん母は笑ってごまかすだけです。
ーーー閑話休題ーーー
ヒロシが言うには双子のおばちゃんと私の母は似ているけれど違う匂いがしていて、けれど私の母と父は同じ匂いのようなオーラのようなそういうものがあるそうです。言葉では説明できひんけれど猫にはわかるあれやそれが私の父と母は同じなのやとか。

私の父と母はすごく仲がいいのやけれど、一度私の母が父の魔法の杖をたこ焼きを焼く時に使った事があり大げんかになった事がありました。
(1300年位から父の家系でずっと受け継がれてきた魔具の魔法の杖の一つなのですが父もテレビのリモコンの箱に挿しておいていたりと割と普通に扱っていたのです。母もそんなすごい杖だと知らずその杖を孫の手よろしく背中をかいたりヒロシのじぃちゃんの猫のお尻をつついたりしていた…)
「何本もあるしまぁいいか」と結局最後はいつも母を許してしまう父もなんだかなぁと子ども心に思った記憶があります。
ちなみにその魔法の杖、今私が使っているやつで油染みが今でも残っています。古いからシミがあるのではなく長い歴史の中で割と最近母がつけたたこ焼きの油染みです。

そんなんネタやろと思われるような事を実際にやってみて周りの反応を見て楽しもうとするところが私の母の悪いところです。
布団が吹っ飛んだというダジャレを再現しよう!というのが夏の魔法研究テーマだったくらいお茶目な子供のまま大きくなったんが私の母です。
布団を飛ばすだけでは収まらず、警察官が何十人も飛んできて大事だったんだよとおばちゃんから聞いた事があります。

父はおばちゃんと母の魔法大学の後輩なのです。
いつも先輩猫達からかわれているだいちゃんとヒロシを見るとふと父も母に学生時代からいたずらされていたのかなぁなんって考えたりもします。

いつかなぜ母が父の寝癖の写真を続けるのか理解できる日がくるのやろうか。

それにしても私の周りは猫も魔女も魔法使いもメガネ率が極めて高い!笑!

実家がちょっぴり恋しい梅子でした。

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