うめちゃんの弟の茂一郎君を抱っこするヒロシ。ヒロシは子供が本当に好きなようです。
うめちゃんからの手紙 2019 No.057
今日は高田渡さんの命日でした。
命日だからというわけでもありませんがイノダコーヒさんの話を一太郎さんとしたりして盛り上がりました。
いつか一太郎さんと奥様が私が実家に帰っている時に京都に遊びにきてもらいたいものです。
写真を撮って歩いたり好きなお饅頭屋さんに連れて行きたいです。
学校がイースター休み中なので午前中は焙煎工場に顔を出しお昼を女将さんと一緒に取りその後に店舗に出勤しました。
はるちゃんは歯医者の予約日だったのでお休みでした。
お昼ご飯を頂きながら、女将さんから息子の健一さんが鳥取県で開催されているジオラマ展を見に珍しく友達と旅行に出ていて嬉しいという話になりました。
女将さんがおっしゃるには健一さんはかなり出不精でその上交友関係がすごく狭いそうで、エロ本の一冊でもあれば可愛げがあるのに女の子にも興味がなく飲み会などにも行かず仕事と大学の用事がない日は部屋にこもって模型を作ってばかりいるから一緒に旅行に行ってくれる友達が息子にもいて嬉しいと仰っていました。
健一さんは全く女性に興味がないというわけではなく、自分が好きな趣味の模型の話をしたら女性に引かれるだろうし接し方がよくわからないのだと本人はおっしゃっていました。
冷静になって考えてみれば自分が好きな事を誰かに話すというのは実はとても難しい事なのかもしれません。
私も自分が好きな事を人に上手に話せるかと問われると怪しいものです。
落語の明烏のように子供が道楽者でも親は心配になりますし堅物でも親は心配になるようで、親心というのはいつの時代も変わらないものなのですね。
今日まっちゃんに朝起きたらヒロシと体が入れ替わっていたらどうする？という質問をされました。
ちょっぴし子供らしい想像で面白いなと最初は思ったのですが、いざ真剣に考えてみるといくつもの仕事とボランティアを掛け持ちし弟達の面倒まで見ているヒロシと入れ替わるのはかなりしんどいなと入れ替わってもいないのに想像しただけで疲れてしまいました。
ヒロシは「人間でも猫でも銭使って暇潰すようになったら終いやで。同じ暇潰すんやったら誰かのためになる事をしたらええねん。そしたら僕も1日の終わりに気持ちよく眠れるやん？そういうもんやー」とまるで大西良慶さんみたいな事を言っております。
続けて朝起きたらまっちゃんになってたらどうするとヒロシに聞かれ、それも正直悩んでしまいました。
最近の小学生は色々大変だと話を聞くので想像だけが先行してしまい怖くなってしまいます。
よくおじさんやおばさんが子供の頃からやり直したいとボソリと愚痴るというクリシェの様なシーンを誰しも見かけたことはあると思うのですが、実際に人生やり直せるとしても誰かに変われるとしてもしんどいのではないかと考えた午後でした。
ボブマーリーの有名な言葉でSome people feel the rain. Others just get wet.という言葉があります。
直訳すると「雨を感じられる人もいればただ濡れるだけの人もいる。」となり一休さんのとんちのようですが、今日のまっちゃんの禅問答にも似て本質を言い得ているとも言えます。
どのような状況下でも楽しめる人もいれば不平不満しか言わない人もいるわけです。
誰か別の人になってみたいとか人生をやり直したいとは思いませんが時々SFのように究極に科学が進んだ未来に生まれてみたかったものだと想像することはあります。
宇宙人との交流が普通だったり火星生まれや地球生まれの人が混在しているような社会。
今より数百年後であれば現在よりは誰でも宇宙に行けるチャンスは高い気がするのです。
自分が今生きる時代を楽しみ最高の時代を生きたと胸を張れるように頑張っていくしかありませんが、未来の人たちは宇宙に旅行に行けたりするのやろうなぁと思うと羨ましくて仕方がありません。
でも宇宙旅行に出かけるのが横須賀線で横浜に出かけるくらい気軽な事になるのは遥か先の未来でも難しいかもしれませんね。
うめこ
今日の一枚
GR DIGITAL III / GR LENS 28mm/F1.9
今日の一曲
https://youtu.be/2Y6nB-vAZgM
柴田聡子 – ぼくめつ
