うめちゃんからの手紙 2018 No.159 キーワード的カメラ。

うめちゃんからの手紙 2018 No.159

マリーちゃんとお気に入りのカメラ。

うめちゃんからの手紙 2018 No.159

今日も学校とアルバイトを頑張ってきました。
出勤すると一昨日製本したばかりのZineと壁新聞が綺麗に店頭に並んでいました。
早速お客さんからのフィードバックもありやっぱり本作りと新聞作りは楽しいなぁと幸せな気持ちになれました。
壁新聞に載せているクロスワードや数独の正解者に抽選でプレゼントをしているのですが、今月の当選者は常連のお姉さんでした。
先々月までなぜかキンちゃんが立て続けに当選し、その翌月は一太郎さんだったので「出来レースでしょ!」とお姉さんが悔しそう言っていたばかりだったので、くじ運の神様は茶目っ気がありローテーションをこっそり組んでいるのではないかとみんなで笑ってしまいました。
お姉さんの名前が遥さんでみんながはるちゃんと呼んでいて、私の同級生のはるちゃんも同僚として同じ店内で働いており、紛らわしかったりします。
名前を最後まで読んではるかちゃんと呼んでくれればいいのにとお姉さんはおっしゃるのですが他の常連さん達ははるかちゃんと全部呼ぶのはこっぱずかしいよとおっしゃっています。
普通に苗字で呼べばいいのでは?と思ったのですが、お姉さんの苗字は鈴木で、鈴木という常連さんが他にもいてこれまた面白いのです。
私は遥さんと読んでいます。
遥さんの家もはるちゃんの家と同じで姉妹なのだそうですが、姉妹でくじ運に大きく差があり、いつも妹ばかり懸賞や抽選があたって子供の頃からずっと羨ましかったとおっしゃっていました。
今月クロスワードの当選者くじでエコバッグが当たったことが本当に嬉しいと喜んでくださっていました。
ちょっとだけ種明かしをすると、キンちゃんと遥さん、あと3人しか正解を書き込んでくださっていなかったので、今回は当選確率が高かったのです。
女将さんが本気を出してクロスワードも数独も難しいものばかり作るものですから脱落者も多いのです。

私やはるちゃんは未だに自力で正解を出せた事がないので、遥さんもキンちゃんも一太郎さんもコンスタントに正解を出しているのですごいなぁと思います。

遥さんは当選した事がよほど嬉しかったのか「抽選に当たったり、アイスで当たりが出たりとか、日常で突然起きるドキドキがあるから人生頑張れるよの!」と上機嫌でコーヒー豆までお買い上げになってくださったのでした。
遥さんに差し上げたエコバッグは焙煎工場でシルクスクリーン印刷をしている手作りのものです。
ヒロシが描いた絵などをもとに女将さんがデザインをしてくださっている自信作です。
何パターンとあり毎回一生懸命作ってきたのですが、色違いのバージョンを除いて絵柄だけでいえばキンちゃんはすべて欠けることなくコレクションしてくれています。
お姉さんもすでに3つほどお買い上げになってくださっていたのですが、今回は余っていたインクで刷ったものだったので店頭に一度も並んだことがない言うなればレアカラーのエコバッグなのでした。
結構エコバッグはお店でも売れているので侮れません。
海外のロースタリーカフェでスタンプを押しただけのトートバッグを販売しているお店を見たことがあるのですが、それでも買い求めている観光客のお客さんを少ない時間の中で複数人見たことがあります。
カフェの隠れた売れ筋商品はエコバッグだったりするのかもしれませんね。
フランスで展開されているモノプリというスーパーマーケットでは1.5ユーロでそのお店の名前が入ったナイロン生地のエコバッグが売られているのですが、定番のものから時折販売されるかわいい柄の限定のものなどもあり日本にも多くのファンがいらっしゃるようです。
(はるちゃんのお母様も大ファンでかなりの数をコレクションされています。前回私の母とフランス旅行をした際は20個も買われていたそうです。20個買っても30ユーロですからね、安いしお土産して配っても喜ばれるのでモノプリのヒット商品と言えるのではないでしょうか。)

バイトを終え家に帰ると実家の父から小包が届いていました。
昨日はメンタルが疲れていたので父からの突然の小包に気分が舞い上がりました。
小包の中身は半分が修理が完了したマリーちゃんのカメラでした。
そしてもう半分は私の大好きな地元のお菓子と両親からの手紙でした。
妊娠中の母も元気にやっているから心配ないということ、私が楽しみにしていた関西のローカル番組の録画を失敗したが大阪の祖父母が偶然にも同じ番組を録画していてくれたから大丈夫だよという内容、そしてマリーちゃんに貸し出していた母のオリンパスPen FTは私が受け取りそのまま使い続けてもいいよと書かれていました。
(修理に出していたマリーちゃんが元々持っていたのと同じカメラとレンズを母が持っていたので同じ組み合わせで貸し出していたのです)
母や大阪の祖母からカメラをことあるごとに譲ってもらい知らぬ間にカメラが増えてしまいました。
全部あっても使わないのではないか?と最初は思ったのですが、ヒロシや二郎と三郎もカメラを持ち出し電車を撮ったり友達の猫を撮っているようで今私の手元にあるのはライカが2台あるだけです。
そのうちフィルムのカメラはライカのM3だけです。
オリンパスのハーフサイズカメラを使うのが結構楽しみだったりもします。
私のライカM3では近接撮影が苦手なのですが、Pen FTは35センチまで寄れるそうなので活躍してくれそうな予感がしています。

余談ですが、たまえおばちゃんの子供時代の素敵な写真はたくさんあるのに母の子供時代の写真が少ないのにはきちんとした理由があります。
母は筋金入りのカメラマニアで小学校に入る前からカメラを持ち人の写真ばかり撮っていたからだそうです。
加えて母はすごくシャイで人に写真を撮られるのが苦手だった事、たまえおばちゃんはカメラを向けるとポーズを取ってくれるノリノリな子供だったからだそうです。
小学校時代にたまえおばちゃんと母は服とメガネを交換し、たまえおばちゃんが母になりすましてクラス写真を撮った事もあったそうです。

マリーちゃんも愛機が修理から戻ってくるのを待ちわびていたので早速手紙を飛ばし連絡をすると夜の8時でしたが文字通り飛んで受け取りに来ました。
ちょうどあと5枚ほど撮れば母が貸し出していたカメラに入っているフィルムが終わるということで、部屋の明かりを一番明るくしてお互いを縦と横で撮り、最後に二人の姿をはじめおじさんに撮ってもらいました。
毎回フィルムの最後の方に友達や家族の写真が多いのはこういう理由があるからです。

お仕事先の常連さんが喜んでくださった事、父からの小包で私にも嬉しい事があり明るい気持ちで1日過ごせたよという報告でした。

うめこ


今日の一枚

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM


今日の一曲

THE BLUE HEARTS 1000のバイオリン

THE BLUE HEARTS – 1000のバイオリン


今日の一冊

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