画伯の食堂探訪記 – 2018年12月17日 La Fourchette (バーゼル出張編)

地元バーゼル市で愛される食堂 La Fourchette

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

恋い焦がれた憧れのお店にやっと行くことができました。
ずっと行きたいと願っていたのですが予約の都合がつかなかったり、休業日であったり、今回は幸運にもお昼の予約が取れました。
フランス語でフォークと名付けられたLa Fourchetteさんを今回は取材してきました。

La Fourchette  夜の外観

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

本当に寒かった12月のスイスの夜。あいにく夜の営業時間は予約で全て席が埋まっていたためお昼の予約が取れる日を探してもらいこの日は退散しました。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

お昼の営業も夜の営業もぎっしり人が入っています。それにしても照明の使い方が本当に上手なお店です。

店内の内装は全て創業者のMaya TotaroさんとClaire Guerrierさんのお二人によるものです。
Claire Guerrierさんはソルボンヌ大学で劇場美術などを勉強された方で、現在も地元でアーティストとして活動されています。

Tages Wocheさんのページで改装される前の同店の記録写真を見ることができます。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

2014年に生まれたばかりの若いお店ですが、落ち着いた雰囲気があり、とても街に馴染んでいて多くの地元っ子や旅行者に愛されています。

創業者の二人にとってフォークは楽しい事や地球から食べ物を得るという行為の象徴という考えからフランス語でLa Fourchetteと名付けたのだそうです。1)

お昼を食べに!

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

13時の予約でしたがお昼ご飯の後にフランス側に向かう必要があったので少しだけ早めに入店させていただきました。
お店に向かうと前日は暗くて気づかなかったお店のデコレーションや酢漬けの瓶などを見ることができました。シナモンの匂いやケーキの種類、デコレーション以外からも季節を感じることができます。

平日のお昼でも賑わっています

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

予約を入れておいて本当に良かったです。
平日のお昼だったのですがBroccoli Pressが予約を入れたテーブル以外には空きはありませんでした。

素敵なお皿がたくさん

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

このお店は全て見せる収納といった感じなのでしょう、卵や食材、ケーキなども見える場所にずらりと並べられていました。
お店で使われる食材から食器まで、何が使われているか見えるのは安心ですしアットホームな雰囲気があって好きです。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

大変美味しいパンです。
お店で使われている食材が有機だということで各種メディアで取り上げられ話題になることも多いのですが、パンも侮れません。
Mayaさんがちょうどいいタイミングでおかわりいる?と気を利かせてくださり、おかわりも頂きました。
Baselではスーパーで売られている安いバゲットなどでも日本に比べ本当に美味しいのですが、こちらのお店の物はさらに格別です。
Baselはドイツとフランスと国境に面した街で、パンの種類も本当に豊富な地域なためこの地域に住む人たちは舌が肥えているのでしょうね。

パンかスープのいずれか1つ選びます

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

一人で行く場合はスープを、同行者がいる場合はサラダの盛りが大変良いので1つずつ頼むことをお勧めします。
サラダには酢漬けのカブも添えられてて、ふとすぐきが食べたくなってしまいました。

Maya Totaroさんとこの日のメインディッシュ

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

創業者の一人 Maya Totaroさんとこの日のメインディッシュ。

メインでッシュはベジタリアン向けとお肉を使った二種がありました。
この日はミートボールを使ったメニューを選びました。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

上品だけれどパンチとコクもあるしっかりと取られたブイヨンで、冬に必要なエネルギーを得られた気がしました。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

もち麦やニンニク、オリーブオイルがスープに使われていました。

デザート!

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

エスプレッソかデザートで選ぶことができます。この日は後にカフェの取材が控えていたためデザートを選択しました。スイスなのでチョコレートが使われたメニューにハズレはありません。

la SCALAのエスプレッソマシン!

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

2018年6月に撮影

イタリアで1997年に設立されたla SCALAというメーカーのエスプレッソマシンで、サイズは 550x480x510mmと小型なのですがグループヘッドとフロッシング用のスチームタップがそれぞれ2つずつあります。日本でもグループヘッドが1つの小型モデルを扱っている代理店はあるのですが、これはほとんど見ることがないEROTICAというモデルです。
そして2台のMazzerのグラインダーには異なる豆が入れてありました。
以前記事を書かせていただいたロースタリーカフェの名店Cafe frulingさんも、ピストンレバー式エスプレッソマシーンが設置されたCafe Huckebeinも同じKlybeckstrasse通りにあります。
この通りだけで色々なエスプレッソマシンを見ることができます。
やたらとコーヒーのレベルがずば抜けて高い異様な通りです。

センス溢れる店内La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

ハインリッヒ・キューンの本が置かれていました。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel

David BowieやOdilon Redonの本が置かれていてびっくりしました。

La Fourchette / 4057, Klybeckstrasse 122, 4057 Basel
本当に楽しい時間を過ごすことができました。
取材をさせていただきありがとうございました。

La Fourchette 店舗情報

営業時間:

月曜日から金曜日まで:11:30〜14:00、18:30〜23:00 ブランチの営業がある日は事前に公式ホームページ上で告知されます。

住所:

Klybeckstrasse 122,4057 Basel

電話番号:

+41 (0) 61 691 28 28 (事前予約をお勧めします。)

公共交通機関で

2、6、8、14、15、16、17、N6のBläsiringという停留所すぐです。

公式ページ

Facebook公式ページ:https://ja-jp.facebook.com/lafourchettebasel/
公式ホームページ:https://www.lafourchettebasel.com/
公式インスタグラム:lafourchettebasel

(記事内の情報は2018年12月のものです。実際に行かれる際は各店舗やイベントの営業時間など最新のものを公式ホームページ等でご確認ください。)

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