うめちゃんからの手紙 2017 No.127

イギリスでの夏休み、毎日楽しくやっています。日本への帰国まであと約10日です。日本に帰国してからも新学期までは1ヶ月弱あります。
学校生活に戻る事を考えるととても憂鬱になります。
マリちゃんとはるちゃんとは仲良しですし、加えてはるちゃんはアルバイト先も同じなのでほぼ毎日四六時中一緒に過ごしているのですが、それでも魔法学校では苦手な子や先生との付き合いがあるので人付き合いがすごく苦手な私には日常に学校生活が戻るという事がとても不安です。一年一緒に過ごしたのに今でも「はるちゃんと何時も一緒にいる子」「メガネの一番背が低い子」「マリちゃんにそっくりな髪の毛が長い方の子」と呼ばれることが多く未だに私の名前を全員には覚えてもらえていません。
ただでさえ夏の終わりは寂しいのやけれど、今年の夏は濃密に仲のいいはるちゃんとマリちゃんとずっと過ごしたので今までのどんな夏休みよりも終わるのが寂しいです。

今朝はみんなでヨガをやった後少し休み昨日作った焼き菓子とドイツ旅行で立ち寄ったHoppenworth & Ploch というお店のコーヒー豆でコーヒーを入れました。
マキネッタしかこどもハウスにはないので仕事場のようにきちんと気合を入れてカフェラテを入れることはできませんがそれでも美味しくいれる事ができました。ドイツに行った際に驚いたのは、ドイツは豆のバリエーションが豊富で日本より値段も安いものが多いことでした。日本の方が焙煎日からの鮮度の面では優れているのですが、ドイツの方が幾分気楽に変わった豆も試せる雰囲気でした。

アルバイト先の私専用のエスプレッソマシーンがすごく恋しいです。私はバイトの後いつもニヤニヤしながら金ピカに光るエレクトラのベルエポックを磨き上げています。結構な気持ち悪さだと自負しています。笑。
学校生活に戻る事を考えると憂鬱ですがアルバイト先に戻る事を考えれば頑張れる気もします。
日本に私たちが帰国したらマスターの息子さんと娘さんたちに挨拶して交代です。腕が鈍っていないか心配ですが楽しみです。

今日はこの後お昼をいただいてからマリちゃんとはるちゃんを連れて湖まで2時間くらいのトレイルライドに行ってこようと思います。
馬達にマリちゃんと私は「馬にきちんとご飯食べてるか?それにしてもえらい軽い魔女だなぁ。ご飯はしっかり食べないとダメだぞ」と毎回言われます。彼らはおしゃべりです。はるちゃんは馬より背が高いな何を食べて育ったんや?と毎回乗りに行くたびに言われます。東京に住んでいるヒロシの友達の猫のキンちゃん達と比べるとなかなか田舎に住む動物たちもおしゃべりです。
親戚のおばさんが上司なのですがフリージアンを中心に育成調教していてこだわりが強い人です。競走馬を引退したサラブレッドに加えアメリカのクオーターホースなども育成しています。トレイルライドに行くときはフリージアンとクオーターホースを連れていくことが多いです。仕事中や休憩中も延々とおばさんがフリージアンの魅力を語るので私も洗脳されそうです。笑。確かに敏捷で力強く何よりとても美しい馬です。黒猫に黒い馬、黒いものにひかれる魔女のさがでしょうか。

はるちゃんは今年の夏に乗馬を始めたばかりなのですがCanter/駆け足まではできるようになりました。ですがまだゆっくり湖まで歩いていく予定です。馬達の話を聞きながらのんびり過ごす方が楽しいのです。
はるちゃんは凄い真面目な子なので馬と対話をきちんとすることができるのですが馬にあんまり真面目すぎると人生苦労するぜーとよくからかわれています。
また来年イギリスにみんなでくることがあればギャロップまではるちゃんができるようになればいいかなぁとも思いましたが悩みどころです。はるちゃんもすでに落馬を経験しているのですがやっぱりギャロップは速度も出ますし心配です。魔女なのでほうきで飛んでいる際の事故の方が一般的には危険なことが多いのですが、逆にほうきに乗れるからと過信しすぎて大きな落馬事故をする魔女も多々います。油断大敵。

でわまた。

うめ

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