うめちゃんからの手紙 2017 No.088

ヒロシが”出張”に出かけてしまっているのでものすごくさみしいです。
でもヒロシが帰ってきたら賑やかになることは必至なのでドキドキしています。
一応言っておきますがエアーギターの大会とかに出るためにヒロシはフィンランドに行っているわけではありません。
ヒロシの友達の猫達の間ではヒロシはエアギターの大会に出るためにフィンランドに行っているという噂になっています。
誰が流しているのやら。

私の母は暑いのも寒いのもダメで、年がら年中何かしら気候に対する不平不満を行っています。
これは私も同じ。笑
最近夏日みたいに暑い日も増えてきました。あまり暑くない日であればほうきで飛んでいても楽しいのですが、暑くて日差しが強い日は日焼け止めを塗り帽子をかぶって風が飛ばないように帽子に紐をつけて、熱中症に気をつけて水筒を持って…空を飛ぶのも大変です。

今年の夏は祖母のイギリスにあるサマーハウスにはるちゃんとマリちゃんと行こうということになっています。馬に乗ったりキャンプをしたりロンドンに行ったりしたいなと考えています。あと私は行きたい魔具のお店があって今はまだ必要ありませんがほうきの柄のストックと魔法の杖のストックが一杯ある専門店にも行きたいと思っています。ヨドバシカメラ魔具館の10倍くらいあるすごく面白いお店らしいのです。ヨドバシカメラ魔具館もめっちゃすごいのに!

レイラインの使用許可証の申請も有楽町まで行きバッチリ三人で済ませてきました。(かなり気が早いですが…)
レイラインというのは魔女や魔法使いが遠くに旅行やお仕事行く際ほうきで通れるワープゾーンのような高速道路のようなものです。パスポートとは別に未成年の魔女や魔法使い、単独で行動する使い魔は申請して許可が下りて初めて海外へ通じているレイラインに乗っていくことができます。私たちの学校の近くだと旧万世橋駅がレイラインの駅になっています。許可が通らなかったり申請が間に合わない時は諦めて飛行機で普通に行きます。笑。後者の方が楽ですがお金がかかります。
時期が悪いとレイラインが混み、お仕事や緊急で使用しなければいけない魔女や魔法使い達が優先的に使用できるようになっていて、いわば見習い魔女の私達は優先順位が一番下なのです。両親とおばちゃんは魔法省の仕事をしているので常に申請がなくても優先的にレイラインが使えます。そしてはるちゃんのお父様もお医者様なので申請いらず。羨ましい限り。
もう少しヒロシと母の予定がずれていれば一緒にフィンランド旅行も合わせて行けたのになぁと。おばちゃんからの命をうけヒロシも頑張っていることでしょう。母か父について旅行していれば煩わしいことがないのです。

それでは今日もアルバイト頑張ってきます。

うめこ

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