画伯の雑記 – 2020年6月17日 Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 自家現像)

時々思い出すあれこれ。

母からもらったPen EF
普通は歳を重ねるごとに人は惑わされなくなり、洗練され断捨離を進め…人によるでしょうが僕に限っては歳を重ねるごとに未練や執着が強くなってきた気がします。
若い頃は特に考える事なく人に譲ったり貸したりできていました。
手放した事が惜しい!という気持ちで思い出すものはいつも決まって同じです。

1つ目が子供の頃ピアノを習い始める前に与えられたYAMAHAのキーボードです。
父が買ったものを子供の頃の僕に譲ってくれ、ピアノを習いだしピアノが家にやってくるまで活躍しました。
その後父が親戚に貸し出したのですが、なんと壊れて返ってきました。
このキーボード、PS-30というモデルでケースや譜面立て等すべて揃った状態だったのですがウンともすんとも音が出なくなり引っ越しのタイミングで手放してしまいました。
今きっと一生懸命探せば修理してくださる方がいるでしょうから悔しいです。
そういえば小さい頃から中学卒業までずっと通ったピアノ、その教室の先生が8インチフロッピーのパソコンをずっと持っていたり、PowerMac G3を持っていたりと楽しい先生でした。
男の先生で怖いという人もいましたが、僕のレッスン中に居眠りすることもありましたが楽しい先生でした。
試されている気がして先生が居眠りしていても延々と弾き続けていました、ただ眠りこけているだけでしたが…
学校のテストで一度100点がつけられた答案があったのですが、よく見るとアーティキュレーション記号の書き間違いを音楽教師が発見し3点減点され97点になった答案が返ってきた事がありました。(この先生も授業中にYES/NO枕ならYESを置きたいと生徒に言うような少し変わった人でした。)
ピアノの先生も音楽教師と面識はあったと思うのですが、「一回100点つけたのに、ケチな教師だなぁ、まぁでもお前の不注意だしな」とすごく笑っていた姿を覚えています。
アメリカに移り住んでからも僕の事を心配してくださっていたのか何度かメールをくださいました。
時々僕が作ったミックステープやMDを聞いてもらうこともありました。
John Denverにはまっていた時、何を思ったかJohn Denverを入れたカセットを教室に持っていき、先生と二人で聴きながら先生は頷いたりしていました。

2つ目が友人に譲った Polaroid 600のフィルムを使うOne Stepというカメラです。
SX−70を持っていたのであまり使っていなかったOne Stepを友人にプレゼントしたのですが…この友人、自分自身のパソコンを電車に置いてくるほどの大人物。
パソコンも僕が当時使っていたものを何度か貸し、気に入ったようで僕と同じものを友人は買い、購入直後に紛失という運の悪さ。
貸したカメラの扱いも雑だったり、結構物忘れする人で、あげた事や大事な会話の内容忘れがちで、プレゼントしたカメラが無事か時々思い返してはそわそわしてしまうのです…
若気の至りというか、気前の良い人を演じて好印象を人に持ってもらいたかったのかもしれません。
ええかっこしいの失敗例ですね。

3つ目が引っ越しのタイミングで処分してしまった2台のフィルムスキャナー内蔵複合プリンターです。
CanonのMP900だったと思います。
メーカー公称値で3200dpiでスキャンできると謳われていた製品で、ちょっとした用途のスキャンには十分で、今時の中途半端な製品よりは綺麗にスキャンできました。
ところがプリンター部が壊れてしまいメーカーに修理に持っていったところ直せないので粗大ゴミで出して処分してくださいと言われ、これも引っ越しの際に処分。
もう1つはHPのPhotosmart C8180です。
これにもフィルムスキャナが内蔵されていたのですが、スキャン性能はイマイチでした。
ですがプリンターから出力されてくる絵がとにかく綺麗で色々なプリントに役立ってくれました。
これはAppleのパソコンを購入した時のキャンペーンでいただいたプリンターでしたが、アップルがパソコンを買うたびに新プリンターを送ってきたため追い出されるように処分されてしまいました。
壊れていないものを処分してしまった事を深く後悔しています。

今回の作例で使用したカメラのPen EFも母が手芸用品などをしまっていた引き出しに長く仕舞われていたカメラで、引っ越しの少し前に僕が運よく見つけたカメラです。
タイミングが悪ければうっかり処分されていたかもしれません。
亡くなった父方の祖父が使っていたカメラのいくつかは不幸にも処分されてしまっていました。
液漏れだったりプラパーツの破損等もあったかもしれません。

今まで引っ越しの多い暮らしだったので色々なものを手放してきました、全てのものを手元に残しておく事は出来ないのも事実…
このPen EFは本当に気に入っていて母が大事に残しておいてくれたカメラですから、これからも大切に使っていきたいです。

そしてこのPen EFが長らく見つからなかった理由の1つが…前述のヤマハのPS-30のACアダプターを本来入れるためだったと思われるYAMAHAと書かれた青いポーチにしまわれていたからなのでした。


Olympus Pen EF / Superia X-tra 400 / 35枚

使用したカメラ:Pen EF
使用したフィルム:Fuji Superia X-TRA 400

Dev 39°C 4min15sec, Bleach&Fix 8min, Wash 6min, Photo Flo(同一現像液で15,16,17本目)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

Pen EF / Superia X-tra 400 (C-41 カラー 自家現像)

画伯


今回使用した現像タンク

パターソンの現像タンクが好きで、PTP117、PTP115(2つ)、PTP116と4つ持っています。
35mmが1本だけ現像できる最小サイズのPTP114というものもあるのですが、実用的なのは35mmが2本現像できるサイズのPTP115くらいからだと思います。
1Lで薬品を作られる方はPTP116、35mmが3本もしくは120が2本のタイプがちょうど良いかもしれません。

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