興味を持つ人が居て嬉しい。
最近SNSだったりプライベートでVision3のフィルムの自家現像について質問を受けることがあります、嬉しいです。
間違った知識を広めてしまわないように気をつけていますが、とりあえず自分もまだ試行錯誤中なので研究の途中経過をお伝えすることしか出来ないという事を断ったうえで、答えられる範囲で答えています。
知識の共有というのは難しく、大学院時代も間違った知識を集団で信じ込みそれを他人に押し付けているグループがいてやきもきしていた思い出があります。
当人たちも間違いを認識していたと思うのですが、信じ込みたい事と真実が異なるというのはよくあることで、誰でもやってしまいがち。
自分も同じ間違いをしてしまわないようにチャレンジしたり、自身の目で見に行ったり体験するように心がけていきたいです。
カラー自家現像を自分で初めて見るまで難しいと聞いていて避けていたのですが、初めて見れば恒温槽のおかげでモノクロよりも夏季は楽だったり、薬品も当初聞いていたよりも長持ちしたり…e.t.c
チャレンジしてみるものだと思いますよ。
Pen EF /カラーネガ自家現像 Kodak Vision3 50D / 作例 35枚
使用したカメラ:Pen EF
使用したフィルム:Kodak Vision3 50D
自家現像した後にEPSON F−3200でフィルムのスキャニングを行いました。
Dev 39°C 8min, Bleach&Fix 12min, Wash 6min,フォトフローは省略 (同一現像液で52,53,54本目)
ハーフサイズのカメラを使うたびに発見と驚きがあり楽しんでいます。
まだまだスキャナの設定で見直せるところがあるのではないかという認識もあり、ベストを尽くせていないという心配もあります。
もう少し高解像度で綺麗にスキャンできる方法がないか日々模索中です。
EPSONのF-3200の最高値が3200dpiなのですが私見では所有しているもう一台のスキャナ、GT-X980よりも使いやすく綺麗にスキャニングできている気がしています。
GT-X980も大変良いスキャナなのですが、LED光源なのでウォームアップいらずのはずなのですが、起動直後と複数スキャン後ではスキャン結果がわずかに異なります。
光源のムラがスキャン結果にわずかに出てしまいます。
（保有している機体が一般的なユーザーの使用量よりも大量にスキャンさせてきたので、ベストな状態を過ぎてからのスキャン結果を見ているということは断っておきます。）
これはもう割り切っていて何枚かスキャンさせて慣らしてから見比べて一番許せるものを残し後は削除しています。
反対にF-3200もスキャニング作業が長時間続くとノイズが乗るのを確認しているので、1日の作業量に限界があります。
ごく一部の海外メーカーを除きフィルムスキャナは積極的に現在は開発が継続されている製品ではないので中古の機材やフラットベッドなどの手に入る機材で試行錯誤していくしかありません。
今まで名だたるフィルムスキャナーを作っていたメーカーが軒並み撤退してしまったのが悲しいですね、各メーカーで蓄積されたノウハウなども途絶えてしまうのでしょうか。
手に入るもの、持ち合わせている機材で試行錯誤を続けていこうと思います…
CineStill Film 50DAYLIGHT 135-36EX