うめちゃんからの手紙 2020 No.045 コーヒーの湯気に望郷の景色を思い浮かべる。

うめちゃんからの手紙 2020 No.045

仕事が暇なうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2020 No.045

朝起きるといつの間にか二郎が私の布団に潜り込んでいました。
眠りながら二郎は「たぬきさんごめんなさい、ごめんなさい。お金ないです、おうちに返してください。僕の名前を返してください。ヒロシにいちゃんたすけてーーーーー」と寝言を言っていたのでびっくりしてしまいました。
ここのところみんなが外出を自粛していて、たまえおばちゃん達がどうぶつの森をやり込んでいたのですが、そのゲームに出てくるたぬきが二郎は怖いそうで悪夢を見ていたようです。
ヒロシは夢の中でも頼られているのですね。
可愛らしいキャラクターのゲームですが、島送りにされたぬきさんに搾取され続けられると考えてしまうと急に怖くなってきました。

今日も学校は午前中で終わりでした。
職場も営業時間を1時間縮め席数を減らし営業しています。
コーヒーを持ち帰る人が増えました。
紙カップやプラスチック資源の無駄が叫ばれていますが、この時期ばかりは仕方がありません。
私の好きなフランクフルトにあるカフェも店内用カップとマイカップの使用を中止し、一時的に全て使い捨て容器等に切り替えて営業してらっしゃるようです。
環境先進国の多いドイツでそのような事になっているのですから、妥協点を見つけて行くのも大事なのでしょう。

土曜日のヨガ教室もお休み、日曜日のお絵かき教室も休業、そしてレンタル暗室も予約数の制限が始まっており制作活動や心の充足感の物足りなさを日々感じています。
たまえおばちゃんはテレビゲームであったりインドアで楽しめる趣味をたくさん持っているのですが、私もインドアで楽しめる趣味を以前から増やしておくべきだったと猛省しています。
趣味を増やしたい事について過去に幾度となく書いてきましたが、実情は去年と比べ全く変化がなく、どうしても外で写真を撮ったり散歩といったものばかりで、家に篭っていても楽しめるものは編み物や読書と代わり映えしません。
編み物もこれ以上は数を増やせませんし、読書にしても限度があります。
パソコンがもう少し使えればいいなと改めて思いました。

勤め先で300グラム豆を買い下宿に持って帰ってきました。
はじめおじさんとたまえおばちゃん、そして私とヒロシが家にいる時間が増えたのでコーヒーの消費も増えています。
今までは家にいる時間が少なかったので自宅でコーヒーを入れることが少なかったたまえおばちゃんもドリップでコーヒーを入れる事が増えました。
たまえおばちゃんはスマートフォンのハンドドリップ用のタイマーアプリを使っていて、とても美味しいコーヒーを淹れてくれます。
私の職場と違いたまえおばちゃんは豆を少なめでマグたっぷりの薄めのコーヒーを好んで淹れています。
はじめおじさんは濃いめのコーヒーを小さめのマグによく淹れています。
実家の両親に私がコーヒーを淹れてあげたいなぁと思いました。

世相のためか、変な焦燥感を感じていて、いつも以上に実家の家族がとても恋しくなります。
ふとした時、コーヒーを飲んでいる時や本を読む手を休めている時、そんな時に実家の弟を抱きしめたくなります。

うめこ


今日の一枚

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM


今日の一曲

Sam Cooke – What A Wonderful World (Official Lyric Video)

Sam Cooke – What A Wonderful World (Official Lyric Video)


今日の一冊

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