時々うめちゃんの相談にも乗ってくれるお姉さん的存在の猫のキンちゃん。
うめちゃんからの手紙 2019 No.021
私の通う高校ではプロジェクトウィークという仕組みがあります。
１年に数回自分で研究したいことや挑戦したいことを決め、監督になってくださる先生を見つけ2週間かけて自分自身だけで勉強をしていく仕組みです。
プロジェクトウィーク中は定期的に監督の先生との面談に行き進捗を報告したり相談をしたりします。
さらに最終学年になるとシニアインターンという制度で最終学期丸ごと自主研究に当てることも可能です。
私の学校は普通に中間テストや期末考査もある上にプロジェクトウィークもあるので大変なのですが、実はプロジェクトウィークの成績もテスト同様に大きいのでテストがダメだった生徒にもいくらでも挽回のチャンスがあるので素敵な制度だと思っています。
プロジェクトウィークの教育システムはイギリスやヨーロッパの大学の学習方法にも似ていて、私が通う高校がSelf directed practiceに最も重きを置いているからです。
実際の社会に出てから役に立つのもこれです。
私の友人のはるちゃんの例を挙げますと、はるちゃんはお蕎麦が好きなのでお蕎麦についてひたすら追求しプロジェクトウィークの発表会の日にみんなにお蕎麦を振舞いました。
同じテーマを何度もやって良いのではるちゃんは初年度にやったそば打ち以外にも蕎麦作をされている農家さんへのインタビューなども昨年はしていました。
一番最近では小野式という製麺機を学校に持ち込みインタビューをした蕎麦農家のおばさまから教えていただいたというレシピで作った十割蕎麦をみんなに振舞っていました。
私が過去にやってきたのはイギリスの食文化の紹介です。
これは入学当初から一貫してきて、クドイようですが、私はイギリスは料理がまずい、イギリスは食文化に乏しいと日本で言われている事に常に憤慨しているからです。
日本でのイギリスの食文化の理解が進むように一人闘志を燃やしております。
それでもイギリスの食文化ばかりをプロジェクトウィークに選ぶわけにも行かないので、時々好きな洋楽の曲をひたすら練習して発表したりもします。
洋楽なので英語の先生と音楽の先生が監督になってくださいます。
先述したはるちゃんのそばに関する研究の際は生物か化学の先生と家庭科の先生が監督になってくださっていました。
１年に１度グループで共同作業や研究を行い発表しなければいけないビッグプロジェクトウィークがあります。
基本的には1人で学習する能力を養うのがプロジェクトウィークの趣旨なのですが、人と協力し合うことも大事ということで１年に１回はグループで活動できます。
今年も学年末にはるちゃんとマリーちゃんと私の３人の共同でプロジェクトウィークに挑む事が決まっていて、今から少しずつネタを仕込んでいます。
以前、後輩のすみちゃんが私の歌をとても喜んでくれたので、今日はプロジェクトウィークでもないのに久しぶりに全校集会で弾き語りをしてきました。
アガリ症もドモリも克服できていませんが、後輩のすみちゃんに先輩かっこいいですと言われると悪い気がしないので英語の歌でしたら邦楽より言葉に詰まらず歌えるので先輩は頑張ってしまいました。
今日は自己評価でギターも失敗しませんでしたし歌詞も飛ばなかったのですが…
音楽の先生やビッグママ先生は褒めてくださったのですが後輩ちゃん達の受けは真逆でした。
今日演奏したのはSuzanna VegaのTom’s Dinerという大好きな曲で、何度も練習していたので自信を持っていたのですがダメでした。
失敗もなく、吃らなかったり緊張しなかった時に限って他人の評価がイマイチだったりしますね。
精神的に凹んでいたり体調がすぐれない時に限ってやりたいことやいいアイデアが湧いてくる気がします。
体調にすぐれなんでもやってやるぞ！とやる気がみなぎっている時に限ってぼけっとしてしまい私は時間を無駄にしがちです。
わからないものです。
物事が意思とは相反して動いてばかりな日常です。
とりあえず今はそんなもんやと思うことにしておきます。
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
今日の一曲
The Brilliant Green – 愛の愛の星 (Live)
今日の一冊
