うめちゃんからの手紙 2018 No.204 一番緊張したあの日。

うめちゃんからの手紙 2018 No.204

ミニ四駆の大会に出場した日のたまえおばちゃんと、応援に行っていたうめちゃんの母。

うめちゃんからの手紙 2018 No.204

実家に戻ってきています。
日本有数のファザコンマザコンホームシック郷土愛、そしてメンタルの弱さを自負しておりますが弟が生まれたという事でいつも以上に高ぶる感情を抱いて帰京いたしました。
帰宅までに緊張しすぎていたのか、自宅の玄関を開け靴を脱いだ瞬間に腰から下が軟体動物になったようにふにゃりと力が抜けてしまいました。
今回もマリーちゃんも私の部屋でハーフターム休みの間寝泊まりしていく予定です。

たまえおばちゃんとはじめおじさんも休みを合わせ帰阪してきています。
たまえおばちゃんは先ほどまで母とわいわいやっていました。
急に話が飛びますが、母は私の弟の名前を自分の”ももえ”からとり長男だという事で桃太郎と命名したいと結構マジな顔で話していて私は驚きました。
母が言うには「1年間は名無しでも法的に問題ないからじっくり考える!ただ出生届と同時に出したい…」と何やら名前で悩んでいるようでした。
(ネタバレをすると桃太郎にはなりませんでした。)
明日の夕方に仕事を終えたはるちゃんのお母様とはるちゃんが一緒に京都に遊びにやってくるそうで明後日一緒に会う予定です。

母はたまえおばちゃんが双子を産んだ時とは異なりとても疲れが残っている様子です。
たまえおばちゃんは「まぁ私は普段から3割くらいしか努力しないで生きてるからね!出産の時とミニ四駆の大会に出た時くらいしか今までの人生で本気を出した事はなかったねぇ」と高笑いしていたのが印象的でした。
ツッコミを入れる方もいらっしゃるかもしれませんが、当時はなるほどと腑に落ちる感じが致しました。
そんな飄々と生きているイメージがあるたまえおばちゃんですが、遊びの事となると真剣で、小学生の時に出場したミニ四駆の大会では緊張のあまり膀胱炎になり大変だったそうです。
最近でもゲームのイベントの前日に緊張して寝られないと言っていることがありました。
人生本気で頑張らなければいけない時というのは意外と少ないのかもしれません。
いきむよりも手抜きをしながらでも完走することが大事なのです。
たまえおばちゃんはびっくりするくらいタフで産後も元気ハツラツだったのですが母はぐったりしていて日がな溜まった録画を消化したり私と談笑してぼんやりする時間を作って体を休めています。
普通に考えればお産は体力をとても消耗すると思うので疲れるのが当たり前な気もします。
はるちゃんのお母様の時は病院のご飯がどうも気にくわない!と腹を立て予定よりも早く帰宅したのだそうで、
「自宅に自力で帰り肉を焼きかっくらった!そしたらもりもり元気が湧いてきたね!」”豪語”していました。
たまえおばちゃんとはるちゃんのお母様がどちらかと言うと規格外なだけでしょう。
それとたまえおばちゃんもはるちゃんのお母様も話を盛る傾向があるので話半分くらいに聞いておくべきです。

異なるような母とたまえおばちゃんですが、双子だからなのか似ているところもあり、二人とも出産して家に帰ってきてすぐにしたことがテレビの録画リストの確認というのですから姉妹はそっくりだなと思いました。

少し前に父が私にiPadの一番良いやつを買ってあげるよと言うのですごく喜んでいると、母が部屋にやってきて「新製品が近々発表されるのが確実みたいだから少なくとも11月の最初の週末までは買わないほうがいい」と忠告してくれたのでした。
母が言っていた通り本当に新製品が発売され、またしても買い逃してしまいました。

そんな顛末を話しながらマリーちゃんとお茶をしているとマリーちゃんもiPadが欲しいから買おうと思ったのだけれどディズニーの年間パスをいよいよ買おうと思っていて、そちらにお金を使うほうが私の幸福度が上がる気がするのよねぇと話していました。
マリーちゃんは先々週にも一人でディズニーに行っていたそうで、そのことを”プライベートでディズニーに行ってきた”と言うのがどうも可笑しく、可愛く聞こえました。
同級生や寮の子たちと一緒にディズニーに行くとどうしても気を使ってしまい自分が一番楽しみたいアトラクションやキャストの方達の写真を撮る事に集中できないのだそうで、結局一人で行って満喫してきたのだそうです。
マリーちゃんはコースター系が全く乗れないので寮の子たちからは”ゆるいのしかマリーちゃんは乗れない”と言われたことが少し癪に触ったとか、気に病んだとかでもういっそ一人できて楽しもうという結論に至ったそうです。

見えざる力が働き私から誰かがハイテク機器を遠ざけているのかもしれません。

うめこ


今日の一枚

GR DIGITAL III / GR LENS 28mm/F1.9

GR DIGITAL III / GR LENS 28mm/F1.9


今日の一曲

Ana Vidovic plays from the Cello Suite No. 1 Prelude in G Major BWV 1007 – BACH

Ana Vidovic plays from the Cello Suite No. 1 Prelude in G Major BWV 1007


今日の一冊

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