うめちゃんからの手紙 2018 No.189 Smoked mackerelをオススメしたい。

うめちゃんからの手紙 2018 No.189

はるのしん!いざ買出しに行くでござるよ!が買い物に行く時の合言葉です。

うめちゃんからの手紙 2018 No.189

はるちゃんのイギリス滞在中最大の楽しみはスーパーでの買出しです。
私がほぼ毎日料理当番をしていて時々田中さんが交代してくださります。
はるちゃんもマリーちゃんもどちらかというと料理が得意な方だと思うのですがお掃除当番と買出しの食材持ち帰り係を買って出てくれています。なんたってそば粉からお蕎麦を打つくらいのこだわりを持っているはるちゃんです。
マリーちゃんはサボることも多いですがはるちゃんはほぼ毎回私と田中さんの買出しに付き合ってくれます。
トイレットペーパーやキッチンペーパーなどの消耗品以外にも野菜やパンなどで祖母の過ごす母屋の使用人さんたちが補充してくださいますが、基本的には自主的に朝と昼は作るようになっていて、祖母がいる間は夕ご飯だけは必ずみんなで揃って食べる決まりです。
今夏で二回目のイギリス滞在になりますが、それでも常におどろき発見があり、四人で生活していることもありいろいろな食材やお菓子を試すことができています。
クッキーやビスケットを自分達で焼くこともありますが、イギリスにいる間はマクビティの全粒粉ビスケットをよく買います。
私がオススメしたいのはマクビティのYog Fruitという商品だったのですが近年は見かけることがなくなってしまいました。
母が大好きでよく買っていたので思い出深い商品で、マリーちゃんもずっと好きだったと言っていて皆の記憶に残っている商品です。
私の身の回りでファンが多い商品だったのではるちゃんにも食べさせてあげたいとずっと願っていたのですが今の所継続して販売しているお店の情報などの手がかりはありません。
廃番商品になってしまったのかもしれませんね。
そういう理由もあって最も基本的なThe Originalと書かれたものか、Rich Tea、そしてスーパーのプライベートブランドの物でローテーションしています。
YogFruitは見かけなくなってしまいましたがかなり類似した製品は売られていてヨーグルトコーティングされたビスケットや山登りに持っていくようなパワーバー商品で時々見かけることがまだあります。
アメリカのお菓子の超有名商品Twinkieや知る人ぞ知るTigers Milkをイギリスのお店で見かけた事がありますが、今度また見かけたら買おうと思っていると2度と出会えないことが何度もありました。
Twinkieは何年か前にアメリカで会社が破産し一時期販売が停止していた時期があったはずなので何故私がイギリスのお店でトゥインキーに出会えたのかは謎です。
以前お話ししたようにイギリスにはインドで売られているコーラがインド人の多いエリアで流通していたりした例がありました。
世界各地のお菓子などが日常で利用する専門店ではない一般的な小売店に溶け込んでいたりするので愉快です。
アフリカマイマイが食材店に並んでいた時の衝撃とトゥインキーにイギリスで出会えた衝撃はほぼ同レベルと言って過言ではありません。

話が大きくそれてしまいました。
私、田中さんが主に料理当番を任されているので食材選びも重大な任務です。
田中さんが生姜焼きが好きなのとイギリスでは上質な豚肉を入手することができるので豚肉はよく買います。
お好み焼きはイギリスで売られている材料でも日本で作るものにかなり近いものができますし、一般的なイギリスのスーパーでもChow Mein用として焼きそば麺も購入できます。
生姜焼き、焼きそば、お好み焼きといろいろな料理に使えるため購入頻度が特に高く、中でもbelly sliceとかかれた日本でいう豚ばら肉を中心によく買います。
豚肉以外ではsmoked mackerelという燻製の鯖を買います。
燻製の鯖を真空パックした商品が一般的でイギリスの朝食でもよく並ぶ定番商品です。
私たちもオーブンで軽く炙り朝やお昼に食べたりしています。
smoked mackerelはイギリスのどのスーパーにも必ず売られていて切り身が2枚ほど入った小さなパックのものですと£1.65前後から買うことができ本当にオススメです。
田中さんが一番気に入っていてイギリスで白ご飯を炊きSmoked mackerelをおかずにもりもりご飯を食べています。
私やはるちゃんはマリーちゃんは主にバゲットに挟んだりして楽しんでいます。
さてそろそろお気付きの方もいらっしゃると思うのですが、豚肉でも塩で加工したもの、魚は燻製にしたものなどで生魚をこちらでは一度も食べていません。
マリーちゃんとはるちゃんは先日のWhistable旅行で牡蠣を食べたのみです。
イギリスでもお寿司屋さんが各地にあるので生食用の魚を買うことは可能です。
可能ですし安全なものを買えるお店があるのも存じ上げているのですが、皆の健康を預かっているという意識もあり生魚を食したことはありません。
イギリスにいても時々は煮付けなどを作ることがありますが、生魚は自分では買って食べません。
こればかりは出さなくてもいい勇気だと割り切っています。

東京で暮らしている時ははじめおじさんの友人のつよしくんというプロの方が安心安全でとてもおいしいお魚や貝を分けてくださいます。
つよしくんは小規模レストランやお寿司屋さんを対象に、お魚を買い付け配達をするお仕事をされています。
”追っ駆け”という当日水揚げされた魚を取り扱う事を得意とされていてプロの料理人からも絶大な信頼を置かれています。
一般的に前日に水揚げされた魚が早朝に市場に並びます。
市場にお魚を買いに来るプロたちはかなり早朝に仕事を終えてしまうため7時から8時以降に並んでいる魚は選ばれなかった質が悪いと言われたりマイナーな魚と言われてしまうこともありますが、時にはつよしくんが好んで買う”追っ駆け”のように当日水揚げされた最も鮮度の良いものを手に入れることも可能なのです。
いわゆるお寿司屋さんや高級料亭などで見かけるスタープレーヤー級のお魚は早朝に並ぶことが多いと聞きますが、追っ駆けで運ばれてきた魚たちも決して負けているわけではありません。
小規模なお店、完全紹介制のお店などはつよしくんのようなスタイルの本当にいいお魚を目利きできる仲買い人が重宝されているわけです。
卸売、仲卸、仲買い、小売店、レストランと流れが複雑ですがそれぞれに得意な魚介類があり、価格やトレンド、そして経験が必要とされるお仕事です。

私が勉強をしたり資格を取得して美味しいお魚を目利きできるようになっても、生魚はやっぱり個人で楽しむ範囲内だけかもしれません。
人様に生魚や貝などをお出しするの私には勇気がありません。

常に誰かが責任を持ってプロのお仕事をされているおかげで私たちの”毎日の美味しい”があるのだなとイギリスに来て再認識しました。
今日は以上です

うめこ


今日の一枚

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM

撮影地:ベトナム / EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM


今日の一曲

Singegruppe Hanoi – Vietnam Ho Chi Minh

Singegruppe Hanoi – Vietnam Ho Chi Minh


今日の一冊

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