はるちゃんの新しいカメラ。
うめちゃんからの手紙 2018 No.025
今日のアルバイトはとても雰囲気で仕事を始められました。
学校が終わりアルバイトまで少し時間があったのではるちゃんとヨドバシカメラまでフィルムの現像を出しに行ってきました。
以前から浅草橋の写真弘社に出そう出そうと思っていたのですが、ヨドバシカメラからもコダック純正仕上げが出せるという事でまだ実現できてはいません。
数ヶ月おきにマリちゃんと私とはるちゃんの３人でアメリカのB&HもしくはAdoramaという会社から印画紙やフィルムを購入しています。
少し前に長尺フィルムで100ftのTri-Xと空の再利用可能なプラスチックカートリッジを注文しました。
これは自分で必要分だけフィルムを切り出しカートリッジに詰める事で、店頭に並んでいるフィルムより安く撮影でき、フィルム以外は再利用可能なためゴミも増えず大変便利です。
唯一の欠点がマスキングテープを引き出すのとは勝手が違い、フィルムの詰め込み作業を完全遮光ができる専用のローダーという機械で行わなければならず、レンタル暗室で借りる必要があります。
そのため100ftのTri-Xは手元にあるのにまだ撮影が出来ていませんでした。
やっと私たち３人の予定の都合がつき今週末にレンタル暗室の予約を取る事ができたので、来週からは自分で詰め込んだフィルムで撮影をして、再度レンタル暗室の予約が取れた日にそこで現像まで行ってしまおうという計画です。
今回は白黒フィルムのTri-X以外にも私が大好きなKodak PortraとEktarを注文していました。
バイト代から奮発して買いだめをしました。
マリちゃんはハーフサイズなので私とはるちゃんよりも一本のフィルムを取りきるペースが遅いので、Ektarなどの高いフィルムを使ってもランニングコストをそこまで気にしなくても撮影できるので良さそうです。
特にEktarは微粒子が売りとされているのでハーフサイズとの相性も良いようで、引き伸ばしをした際も私たちが引き伸ばしをするサイズでは特別ライカ判などに比べ劣る印象はありませんでした。
以前まではるちゃんは中判フィルムだけで撮影をしていたのですが、Rollei 35をバイト代で買って以来はるちゃんもライカ判のフィルムで撮影するようになりました。
なので今回の注文はいつも以上に35mmフィルムを注文したのでした。
はるちゃんは新しいカメラを常に持ち歩いていて結構な頻度で撮影をしています。
見ていて私も同じカメラが欲しいなぁと思えてきてしまってぐっとこらえるのが大変です。
バイト先でも常連さんと新しく買ったカメラの事をよく話していて楽しそう。
はるちゃんと写真の事を考えたりフィルムの好みの話をしながらとても楽しい気持ちでアルバイト先に着くと今日は女将さんが四谷で買ってきたというわかばのたい焼きを賄いで出してくださいました。
女将さんはたい焼きがとても好きで時々人形町の柳屋のたい焼きをおやつとして出してくださる事があります。
女将さんが「ぶっちゃけ柳家もわかばもレベルが高すぎてもう美味しいというしか分からなくなってくるよね、それぞれ生地やあんこにこだわりはあるのだろうけれど。ここまでくると待ち時間とか家からの距離で決めちゃうよね」と言っていました。
甲乙つけがたいのですが、女将さんは小倉トーストを時々常連のキンちゃんに出す事があって、わかばでは持ち帰りであんこも買う事ができるので時々あんこと一緒にたい焼きも買ってきてくれるのです。
私の個人的な好みを書くと柳屋は家から近いのでたい焼き単体で食べる場合は一番好きだなというのが正直な感想で、バイト先や自宅でペリカンのパンやはじめおじさんが焼いてくれた美味しいパンがある時はわかばのあんこを塗って小倉トーストにして食べるのが一番の贅沢だなと思います。
女将さんとマスターは美味しいものを食べた時は二人揃って「真っ当なものを食べたね。よかった」と言います。
私はアルバイトの賄いで一番最初から都内でも美味しいとされるたい焼きを頂いてしまったのでとても贅沢をしてしまったなぁと思いました。
でもホームセンターのスーパーハウス的なお店で売られるたい焼きも好きです。
食べている時の雰囲気もあるのだとは思います。
すごく美味しいたい焼きをとても良い雰囲気の職場で食べる、とても恵まれているのだと思いました。
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
今日の一曲
小泉今日子-夏のタイムマシン
今日の一冊
