うめちゃんからの手紙 2017 No.182 体が疲れると心も疲れる。

うめちゃんからの手紙 2017 No.182 

うめちゃんとおそろい(色違い)のコートを着るマリーちゃん。

うめちゃんからの手紙 2017 No.182

こんばんわ。
書くことがすごくたくさんある月曜日です。
父と母も土曜日の夜には帰り、日曜日はいつもと同じ感じでした。
午前中は二郎の痔の経過観察に獣医さんのところに三郎も連れて行き、帰りにみんなでスーパーに寄ってきました。
相変わらずお腹が弱いくせにアイスを買ってくれと駄々をこねる二郎に手を焼いたり、そんな日常。

今朝は社会科見学の日で朝7時に学校集合でした。
私はすごく早起きなので7時集合でも支障はありません、いつも4時とか5時には起きています。
先週アルバイト先の女将さんが朝ごはんうちに取りに寄ってきなよと言ってくださっていたので6時半にアルバイト先に立ち寄り水筒に入れてくれたあったかい飲み物とサンドイッチを受け取ってから登校しました。
もちろんはるちゃんとマリちゃんの分も持って。

アルバイト先は学校から近いので横浜から通学しているはるちゃんの事を女将さんが気遣ってくださったのだと思います。
私のアルバイト先は7時から軽食とホットコーヒーなどの飲み物のセットを500円で持ち帰りだけで窓口販売しています。
薄利多売ですがとにかくよく数出るので朝のバイト先は大忙しです。
たまに顔を出して少しだけ手伝ってから学校に行くこともあります。
毎朝6時くらいにはもうお店に商品を運び終わっていて、女将さんがヒップホップをガンガンにかけながら準備をしていたりします。
初めて手伝いに行った日はヒップホップがかかっていて驚きました、それもKRS-One!
とにかく朝早くに私たちのためにお弁当を用意してくださった女将さんに本当に感謝。

魔法学校は社会科見学やOG訪問などのイベントが多いので特に取り立てて書くことはありません。
今日の様にOGの方の働く工場だったり、香水工場だったり、色々なところに行きます。
今日は学校からだいぶ遠いところで1日拘束されたので大変でした。
おかみさんから受け取ったお弁当は移動中に3人で食べました。
社会科見学中、現地の魔女の方がいろいろ説明をしてくださっている間、マリちゃんがしれっと魚肉ソーセージを食べ始めたので笑い出しそうになったのですがグッと堪えていると、魚肉ソーセージを一本食べ終えた後は素焼きアーモンド、レーズン、そして水筒のお茶を飲み、納得したのか一人頷きまた先輩魔女の方のお話に聞き入っていたのでした。

マリちゃん自身も食料を準備してきていたみたいで、私が持ってきた朝ごはんでは足らなかったみたいでした。
あまりに集合時間が早かったのもありお話の最中も寝ている同級生が何人もいました。
はるちゃんはアイフォンで会話を録音しながらメモもとったりすごく真剣に聞き入っていて、相変わらず真面目だなぁと思いました。

私は見学していた場所がコンクリートだったため底冷えで足から頭の先まで冷え切ってしまいずっとトイレを我慢していたのであまり会話が頭に入ってきませんでした…
次回の社会科見学はきちんと足を冷やさないように対策しないとなと猛省しました。

マリちゃんは先週父がACNE STUDIOで買ってくれた私とお揃いで色違いの黒いコートを早速着て来ていました。
コートの上にあったかそうなマフラー、ブーツ、タイツ二枚履きの上に分厚い靴下、準備万端の装いでした。
(ACNE STUDIOのおしゃれなコートから魚肉ソーセージを取り出すイギリス人はマリちゃんだけやと思う。)

お昼休みの間、私の下宿にいる三郎の事が話題になりました。
三郎の事が最近の私のもっぱらの悩みの種です、三郎だけでもなく二郎の楽天的過ぎるところも心配ですが…
先週の金曜の夕方、三郎が愛用していたお茶碗を三郎はお皿を洗おうとした時に落として割ってしまいました。
その後も私やおばちゃんに謝り続けてずっと泣き続け泣き止むまですごく時間がかかりました、それが私にとってもいろいろ考えさせられるでき事でした。

マリちゃんは自分より年下の使い魔を、はるちゃんは何百歳も生きている妖狐を使い魔として連れています。

二郎と三郎と接する毎日はすごく考えさせられる事が多い日々で、時に心を抉られる様な気持ちになる事さえあります。
二郎は飄々としていて愉快なやつなのですが三郎はど真面目で常にいろんな事に罪悪感を感じてしまったりとすごく神経質な猫です。
私自身子どもの頃からすごく神経質で母の手を焼かせていたのという自覚があり、三郎と接する毎日は自分の幼少期の追体験の様で苦しいのです。
生き物と暮らすという事も人間たちと接する事となんら変わりがなく真剣勝負です。
猫でも犬でも性格があり、いじわるいやつ、たのしいやつアホなやつ、そしてすごく哲学的なやつから暗いやつもいるのです。

寒いなか遠くまで社会科見学に来て、家に帰っても使い魔の猫たちから学び考え、アルバイトでもお客さんやおかみさんたちから学び考え、考える事を求めれる連続の毎日で、泣き言を漏らしてしまいそうです。
生きている限り考える事を放棄できないし、それはきっと尊厳を捨ててしまう行為と同じなのやろうなとわかってはいるのですが、しんどい。

四六時中頭と心が休まる事なく考えさせら続ける毎日です。
私も母の子なので体が疲れてきたり冷えてくると極端にネガティブに気持ちを持っていかれてしまい必要以上に考え込んでしまいます。

寒い中朝早くから社会科見学に行きしんどかったよぉというお話でした。

うめこ


今日の一曲

Camille – L'étourderie (Live à Saint-Eustache)

Camille – L’étourderie (live à Saint-Eustache)

昔幼馴染と聞きに行きました。

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