うめちゃんからの手紙 2017 No.158
今日も雨でした。
昨日よりも雨脚が激しかったのですが、ヨドバシカメラまでヒロシと行ってきました。
今までに色々なカメラ屋さんで現像を出してみたのですが、一番引き取りに行きやすいヨドバシカメラに落ち着きました。
はるちゃん達とたまに利用するレンタル暗室のおじさんが言うにはビックカメラでだしてもヨドバシカメラで出してもコダックの場合はKJという会社に送られて処理されているそうです。
レンタル暗室のおじさんが言うにはフジのフィルムでもCDなどに書き込むサービスなどを追加すると大きな工場に運ばれて処理されているようです。
以前、大型フランチャイズ店に出した際にフィルムが途中で切られてしまいさらに傷が横に走っていた事があって以来、現像に出すお店は慎重に選ぶようになりました。
母にお下がりでもらったライカのデジタルカメラ、今日は試しにメモリーカードを取り出してヨドバシカメラに持って行きプリントをしてみました。
設置されていた印刷機は大きい画面でプリクラの機械に通じる操作性で私でもヒロシに手伝ってもらいプリントする事ができました。
知らなかったのですが印刷中にパズルゲームをやったり時間が潰せるようになっているのですね。
彼女との写真を頻繁にスマートフォンからプリントしているヒロシは価格や操作、メーカーごとの画質の違いなども詳しかったです。
デジタルカメラも楽しいですね。
でもレンタル暗室で自分でフィルムからプリントする楽しさにはかないません。
はるちゃんが大事に使っているローライフレックスと言う2つレンズが付いたカメラがあるのですが、はるちゃんが撮影したフィルムをプリントしたものは圧倒的に綺麗です。
レンタル暗室のスタッフのお姉さんが言うには単純にフィルムが大きくなっていけばいくほどよりきめ細やかに綺麗になっていくのだそうです。
ただ実用性の面から気楽に持って歩けるのは中判フィルム、はるちゃんが使っているタイプのカメラまでだろうとのことでした。
わたしはそこまで粒状感は気にならないので祖父からもらったフィルムのライカで大満足です。
先週みんなで行った横浜トリエンナーレでみた絵画にもブラシの跡がはっきり残っている絵画がありました。
フィルムの粒状感も表現の一部として積極的に受け入れていこうとも思っています。
材料を含め、どういう理屈や仕組みで写真が出来上がっているのかがわかる気がして銀塩写真は素敵やと思うのです。
マリちゃんがそばかすが多いことを気にしています。
はるちゃんはそんなマリちゃんに対して「もっと勝気でいったらいいのよ。そばかすの有無でマリちゃんがモテるモテないは変わらないでしょー。むしろ消そうと努力する方が不自然でマイナスだよ。私が背が高いの気にして猫背にして歩いてたらマイナスでしょ?そういうもんだよ」と言っていました。
この会話を横で聞きながら私はふと自問自答をしてしまいました。
自分のありのままを受け入れてくれる人と相思相愛になれたらそれは素晴らしいことだとは思うのだけれど、自分が好きになった人のためにおしゃれをしたり化粧をしたりするのも美徳ではないのかなぁ?とも。
でもコンビニでもなしに365日を気を張っておしゃれをして努力して過ごすのも何かしんどいというのもわかる気がします。
どこかで無理があればほころびが出てしまうのも人間ですものね。
例えば加齢でできたシワ、怪我でできた傷、年老いて曲がってきた腰でも一緒に苦楽を共にした夫婦であれば愛おしいのかもしれません。
けれど、それでも浮気する人もいるやろうから綺麗事ばかりでもないのやろうし。
すこんとはまる理屈は無いのやろうなとも思います。
子供の頃、母に父のどういうところに惚れたのか、父に母のどこに惚れたのか聞いたことがあります。
ふたりは揃って「ええやん!」となんとなく思ったそうです。
私はもっと具体的に教えて欲しいと追及したのですが、母は「うめは理屈っぽいねん!」と笑うのでした。
理屈っぽいうめこでした。
おやすみなさい。
P.S
たまえおばちゃんにポイントで買っていただいた防水の帽子、すごく具合がいいです。
今日の一曲と画伯のつぶやき
高校の時からよく聞いているThe Boy Least Likely To。
Be Gentle with Meは一番最初に買ったアルバムのThe Best Party Everの一番最初に入っていて一番よく聞いた曲。
山田智和さんが監督された満島ひかりさんが出演されているCharaさんのTiny DancerのMusic Video。
カラーグレーディングがすごくいいなと何度も見て色々研究しています。
フィルムで撮った写真の色合いが好きでよく見返しています。
植物や空、自然のものを撮影したものは水彩画を描く際のリファレンスにもなっている気がしています。
画伯が2眼レフで撮った写真
また年内にもう一度奈良に行きたいなぁと思っています。行けたらいいな。
以前も紹介した作家のダニエラさん。
やっぱり中判のフィルムで撮影したものは圧倒的に綺麗です。
まだまだデジカメでも追いつけない気もします。
画伯