画伯の雑記 – 2023年12月13日 優しいあの子は。

やさしいあの子と、ぼんやりした連れ。

画伯の雑記 – 2023年12月12日

Pen FT + F/Zuiko Auto-S 38mm F/1.8 / Vision3 200T

今日は雑務をこなしたくらいで変わった事は特になかったので少し思い出話を書きます。
先日家族と夕ご飯を食べに行った帰りの電車内での出来事です。

帰路の電車にディズニー帰りと思われる小学生の女の子2人組が乗ってきました。
小学生高学年位の大きく大人と変わらない位の体格の子、もう1人はまだ小柄で小学生という説得力のある背丈。
なぜこの2人が印象に残ったかというと、この小柄な方の女の子がやたらと相方の頭ひとつ大きい方の子に優しかったからです。

ディズニー帰りだと思われるので午後7時少し前でした、そこそこ電車も混んでおりなかなか2人揃っては座れない様子。
途中でサラリーマンの方が1人下車したタイミングで小柄な方の子が大きい方の子に席に座るように促し、都合20分ほど小柄な子は降車まで立ち続けていました。
大きい方の子は促されてすぐに座り、しばらくすると眠りこけていました。
うまい具合に2人が座る事ができれば良かったのでしょうが、優しい小柄な子はずっと立ち続け、最後は大きな方の子の降車駅で起こしてあげていました。
小柄な方の子は荷物も持っていたので余計記憶に残りました。

10年以上前、先日亡くなった祖父も当時すでに90前後だったと思いますが一緒に昼食を食べに地下鉄で移動した事がありました。
その際に祖父が格好をつけたかったのか、元気に見られたかったのか、なぜか僕の荷物を持ってあげると言って聞かなかった事があります。
90の祖父に荷物を持ってもらうのはおかしいので僕は断りましたが、祖父は持ってあげると割と強く言ってきたのでした。
母が寝ていて布団がずれていればこっそり治していたりと、ちょっぴり世話焼きなのかええかっこしいなところがあるのか。
そんな事も電車で見た優しい小柄な女の子を見て思い出してしまったのでした。
無理のない範囲であれば人に親切にできるよう見習いたいです。

画伯

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