うめちゃんからの手紙 2017 No.145

母のお下がりのライカとうめちゃん

うめちゃんからの手紙 2017 No.145

うめちゃんからの手紙 2017 No.145

先週、実家から母が少し前まで使っていたライカのデジタルカメラが送られてきました。
私が愛用しているフィルムのものがM3、母が今使っているものがM10になります。
母が今回くれたのはM9−Pという少し前の型のものです。
スマホもiPodも持たない私には、少し前の型とはいえ超最新機種には違いありません。

母はおばちゃんのお宮参りの様子を私に撮影して欲しかったようだったのですが…

私に送る直前に母が気を利かせてくれメンテナンスに出した所、不具合などが見つかり修理に時間がかかってしまったためお宮参りには間に合わず、先週やっと届いたのです。

おばちゃんもまったく同じカメラを持っていたのですが、おばちゃんも気になったためメンテナンスに出してみた所、母と同じ箇所に不具合が見つかり、おばちゃんのカメラも修理に出しています。(おばちゃんのカメラが修理から返ってくるにはまだかかるとのこと)

母の方が少しだけおばちゃんよりも電化製品に強いので、おばちゃんはよく母に相談し同じ製品を買っています。
私から見れば、二人とも十分詳しいと思うのですが、母は性能や機能に詳しく、おばちゃんはどこのお店で買うのが一番安いという情報に詳しいようです。

双子で同じ持ち物が多いので同じ時期に修理に出すと、困ってしまいますね。

幸いにもはじめおじさんの大きな一眼レフデジタルカメラがあったので、お宮参りの数日前から私が使い方を教わり撮影しました。
(おばちゃんがはじめおじさんのレシピや仕事の記録を残すために買った大きなキャノンの一眼レフで、とても重くプロ用といった感じ。
はじめおじさんの仕事場の一角に商品のお煎餅や、洋菓子のレシピ本作りのための撮影ブースが作ってあります。)

当日、失敗は許されないと思いデジタルカメラに加えてフィルムのライカも持ってきました。

初めてカメラを2台首から下げ1日過ごしたのでとても大変でしたが、お宮参りの撮影は上手にできました。

撮影も大変だったのですが、同一カットを複数台のカメラで撮影していたので選別が大変でした。
念には念を入れてヒロシにもフィルムの一眼レフを持たせ撮影させました。
(ヒロシが撮った写真が一番上手でした。ヒロシは人から笑顔を引き出す才能があるのだと思います。)

フィルムの現像やデジカメのプリントなどが昨晩ですべて終わり、やっと実家の母と大阪の祖父母、はじめおじさんのご両親に写真を送ることができました。

私はスマートフォンを未だに持っておらず、写真を撮ってすぐに人と共有という感覚がよくわかりません。

おばちゃんがヒロシと私にと、お古のiMacを譲ってくれ使い方を気が向いたときに少しずつ教えてくれています。
パソコンの操作は難しくメールを書く作業にも未だに難儀していますが、DVDを見たりCDを聞いたりは不自由なくできるようになりました。
DVDが自分の部屋で観れるようになった事は大きな前進だと思っています。
好きな映画のセリフを聞き返しメモを取るのに活用しています。

メールも文字だけなら送れるようになったのですが、写真を添付する際は画像のサイズを小さくしなければ時間がかかって大変だとヒロシに怒られ、その理屈が私にはよくわからず未だに写真は自力では送れません。

フィルムに比べれば送信に何分かかったとしてもデジカメの方が速い気がするのですが、間違っているのでしょうか?

母がくれたデジタルのライカは私が今まで使っていたフィルムのライカに7割くらいそっくりです。
パソコンと違いすぐに慣れて使えるようにはなったのですが…でもやっぱりどこかが違います。

私はいまでもフィルムの方が信用できると思っています。

デジタルカメラは撮影した写真をすぐに人に送れる事が利点なので、これからは母への近況報告をもう少し頻繁にしようと思いました。
親しい友人との記念撮影や残しておきたい写真、日常風景などはこれからもフィルムで撮り続けたいと思っています。

デジタルカメラの利便性は人と共有するのに向いていて、フィルムカメラはもう少しプライベート寄りかなとも思いました。

せっかく母が修理し送ってきてくれたデジタルカメラなので、できるだけ毎日使っていこうと思います。

今のところはじめおじさんが作ってくれる洋菓子の写真や日々のメモ代わりの写真ばかり撮っています。
もしかしたらそういう私にとって当たり前の風景を切り取った写真でも、実家の母が見たら面白いと思うかもしれませんよね。
ブログなども端的に言ってしまえば現代版絵日記ですものね。

良し悪しをその場で決めてしまわずにとにかく色々なものを撮影してみて、後からその価値について考えてみるのも良いかなと思いました。

うめこ

追記

近いうちにカメラのストラップを買いに行かなければ。

はるちゃんを誘ってみようと思います。


画伯のつぶやき

&Premiumを読んでいたらイケムラレイコさんのライカM6が紹介されていました。ぐっとくる。

以前、ローライ35を持って撮影されている僕と同じ年くらいの女性に会ったことがあります。
距離計も付いていないフィルムカメラのローライ35。
渋いなぁと思いました。
おそらくお父様のお下がりを大事に使ってらしたのだと思うのですが、作りのいいものをスマホ全盛の今、使い続ける姿勢がとてもかっこいいなぁと思いました。
(そんな渋い人とお近づきになって茶をしばけるくらいの仲になりたい)

自宅に笑っちゃうくらいフイルムが今いっぱいあるので、僕もせっせと撮っていかないとなぁ。
新しいデジカメがほしいぜ!っていう気持ちは強いのですが、なかなか機材は買い足せません。

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